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サステナブルな雑貨がここまで進化!ロフトで見つけた“未来の日用品”

2025.06.25

SDGs達成に向けた取り組みが広がる昨今、サステナブルな雑貨の進化が止まらない。ロフトは2025年7月13日(日)まで「LOFT GREEN PROJECT SUSTAINABLE BEAUTY&LIFE 2025」を開催しており、世界や日本の新しい技術を取り入れた機能性の高いサステナブルな雑貨が登場している。

ヨーロッパの酵素技術を導入した洗剤や、従来の考え方に囚われない韓国発の電子レンジOKなステンレス容器など、今注目のサステナブル雑貨のトレンドを「ロフト」の広報・栗原未来さんに伺った。

汚れを分解したり、衣類を蘇らせたり。「酵素の力」に注目

ロフト広報・栗原未来さん。

2021年秋より、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして「LOFT GREEN PROJECT」を毎年開催しているロフト。「環境への配慮」「人・地域・社会への配慮」「回収リサイクルプログラム」の3つのテーマで売り場を展開し、雑貨を通じて環境問題を考えるきっかけづくりや、ウェルビーイングな生活に繋がる活動を提案している。

eezym「酵素マルチクリーナー」500mL 1,650円(税込)

栗原さんが今、特に注目しているのが「酵素の力」を活用したアイテム。例えば2025年3月に発売したeezym「酵素マルチクリーナー」は酵素が汚れを高速分解し、油汚れもサラサラになる天然由来成分99%のナチュラル洗剤だ。ナチュラル系のクリーナーは「あまり落ちない」というイメージがあったが、油に数プッシュすると数秒でサラサラになり、水でスッと流れた。ベルギーのリアルコ社が開発した独自酵素を配合しているのがポイントで、以前は食品工場などBtoBのみで使用されていたプロ向けの技術。それをBtoC用に新たに開発したのが今回の商品だ。

I-ne「ReWEAR 再生柔軟剤」500mL 各880円

I-ne「ReWEAR 再生柔軟剤」はデンマークで開発された酵素成分“セルラーゼ”を配合した柔軟剤。酵素成分の力で毛羽立ちや毛玉を分解し、洗うたびに衣服をよみがえらせるという画期的な商品だ。素材は綿や麻など植物由来繊維を含むものに限られるが、お気に入りの服を長く使えるようになる。

そもそもこの商品を開発したのは、「人間の消化酵素・アミラーゼのように、衣類の毛玉を分解してくれる酵素はないか」という開発者の発想がきっかけ。世界中の酵素を探したところ、デンマークの酵素成分と出会ったという。ヨーロッパは日本よりも環境配慮への取り組みが先進的で、参考になることも多そうだ。

デザイン性の高い、カラフルなサステナブル雑貨で生活に彩りを

MISTY POCO「AirPodsケース」1,540円(税込)など。

サステブルなアイテムといえば、今まで落ち着いたブラウンやカーキなどアースカラーの商品が多かった。しかし、最近トレンドとなっているのが「サステナブル」かつ「カラフル」なアイテムだと栗原さんは話す。

例えば裁断を専門とする紅日裁断が手がける「MISTY POCO」のAirPodsケースは、塩化ビニル(PVC)の端材をアップサイクルしつつ、目にも鮮やかなカラーラインナップとなっている。

栗原さん「エコを全面に押し出すのではなく、生活に彩りを与えるようなカラフルなアイテムが増加しています。サステナブルな素材を使用することは自然に取り入れられるようになってきていて、機能や見た目を重視しているメーカーが増えているのだと思います」

LIVING CREATOR「KEEPER TEN」480ml 2,530円(税込)※写真は複数のカラーのフタと本体を組み合わせた時の例。

カラフルなステンレス容器が目を引く「LIVING CREATOR」は、韓国発の食品容器ブランド。「KEEPER TEN」は韓国・POSCO社が新開発した特殊なステンレスを採用しているため、電子レンジでも温められるのが特徴となっている。

「LIVING CREATOR」のCEOであるWonjoong Sungさんはカラフルなデザインについて「多様性を重視する私たち若い世代の想いを反映させました。ビタミンカラーによって楽しく家事をしてほしいです」と話してくれた。複数購入することでフタと本体のカラーを自分好みに組み合わせて楽しむことができ、ステンレスなので耐久性も高く、長く使うことができる。

STTOKE「ストロー付きタンブラー」591mL 8,360円(税込)※6月下旬順次入荷予定

コーヒーの街であるオーストラリア・メルボルン発の「STTOKE」から新しく発売となったのは、「ストロー付きタンブラー」。コーヒーカップなどの使い捨てを防げるアイテムで、カラフルなオレンジやブルーを含むカラー展開となっている。

そしてストローなのに、弁付きのため万が一倒れても漏れないというのが大きな特徴。かつ591mLという大容量のため、何回もドリンクを入れ直す必要がないのもありがたい。ストローは分解して洗うことができ、夏場の水分補給として、オフィスでも活躍するだろう。

ベトナムの飼料袋を活用したクーラーバックが人気。アップサイクル製品

VETLER「アップサイクルクーラートートバッグ」1,980円~(税込)

以前からサステナブルなアイテムとして認知されている、捨てるはずだったものを活用した「アップサイクル製品」。中でも「今、売れ始めているアイテムがあります」と栗原さんが教えてくれたのがVETLER「アップサイクルクーラートートバッグ」だ。

ベトナムで使われている、家畜のエサを入れる飼料袋のうち、エラーで弾かれてしまったものを活用している。豚のイラストやベトナム独自のデザインがおしゃれで、梅田ロフトで先行販売したところ好評だという。クーラーバッグなので、猛暑が予想されるこれからの時期にも便利だ。

霜旦舎 定右衛門商店「着物トレー」(価格はデザインや大きさによる)。

霜旦舎 定右衛門商店の「着物トレー」は、アンティーク着物をそのまま器に閉じ込めたアップサイクル製品。着物生地をプラスチック樹脂でサンドイッチする「布張り加工」を採用しており、これは日本で数社しかできない特殊製法だという。ロフトでは2025年夏頃の発売を予定しており、訪日外国人が多い渋谷ロフトや銀座ロフトでの売り上げも期待していると、霜旦舎 定右衛門商店を運営する株式会社ハチ・ビット代表の前橋和美さんは話す。

障害のイメージ変容と福祉を起点にし、新たに生まれたアイテムも

Wpc.「Wpc.|HERALBONY アートアンブレラ mini」4,070円(税込)

「LOFT GREEN PROJECT」では今まで環境への配慮にフォーカスを当てた商品を多く展開してきたが、2025年は福祉活動に取り組む企業にも注目している。Wpc.「Wpc.|HERALBONY アートアンブレラ」は障害をポジティブに捉え、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指す「ヘラルボニー」と、傘ブランド「Wpc.」がコラボレーションした美しいビニール傘。Wpc.もネガティブに捉えられがちな雨の日や猛暑日を晴れやかな気持ちにしたいという想いがあり、親和性を感じて今回のコラボレーションが実現したという。

「ほたてのめがみ」200g 1,210円(税込)

「ほたてのめがみ」は青森県産の廃棄される「ほたての貝殻」をアップサイクルした洗浄パウダー。水に溶かすだけでpH12の強アルカリ性となり、台所やお風呂などさまざまな場所で使用できる。「ほたてのめがみ」を手がけるのは、弘前のセレクトショップ「bambooforest」を営む竹森幹さん。

ホタテの養殖が全国トップクラスの青森県では年間約5万トンもの貝殻が廃棄されており、その問題解決に貢献するため「ほたてのめがみ」の販売を2023年に開始したという。工場はすべて青森で、袋詰め作業は青森の障がい者就労支援施設が担当しており、地域活性や雇用創出にも繋がっている。台湾など海外へも販路を拡大中で、ロフトでは2025年5月からの販売。今年はより多くの人にその取り組みが届きそうだ。

新しい技術を取り入れ高い機能性を備えたり、デザイン性を高めたりと、今までにないような商品も登場しているサステナブル雑貨。ただ単に“リサイクル素材を使っている”だけではない工夫をさまざまなメーカーから感じることができた。サステナブルが当たり前になってきた今の日本。それを前提にした高品質な雑貨を、今後も期待したい。

・ロフト
https://www.loft.co.jp/

取材・文/小浜みゆ

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