
日米で盛り上がっているプロ野球シーズン。連日放送されているメジャーリーグ(MLB)で活躍する日本人選手のニュースをチェックしたり、国内のプロ野球で好きなチームを応援している人も多いはず。
LINEヤフーが運営する700万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤としたスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム『LINEリサーチ』は、トレンドや業界別の動向に加えて若年層を対象にした調査を多く実施しているが、今回は日本全国の10代から60代の男女を対象に普段から「プロ野球」を観戦しているかについてと好きな球団に関する調査をして結果を発表した。
プロ野球を観戦する人は全体で約5割!
日本と海外を含めて普段からプロ野球を観戦するかという質問では、全体では「普段はプロ野球を観戦しない」が約5割だったが、約半数は観戦しているといえる。観戦している年齢層では、男女ともに年代が上がるほど観戦している割合が高くなる傾向があった。男女比では男性では5割台後半、女性は4割強と男性がより観戦している割合が高かったという。
ちなみに観戦方法では、全体でもっとも高かったのは4割が回答した「テレビ放送(地上波/BS)」ですべての年代で1位だった。「テレビ放送(地上波/BS)」と回答した10代から30代では3割前後、40代以上では年代が上がるにつれて割合も高くなっており、特に60代では男性で6割台半ば、女性で5割弱と高い数値を記録した。観戦方法の2位は「スタジアムや球場に実際に観に行く」で2割弱、3位以降は「インターネット中継 /配信」、「YouTube」、「ラジオ中継」が続いた。
好きな球団はロサンゼルス・ドジャース、読売ジャイアンツ、阪神タイガースがTOP3
プロ野球を観戦している人に日米のプロ野球球団で好きな球団について質問すると、全体1位だったのは3割台後半を獲得した「ロサンゼルス・ドジャース」だった。大谷翔平選手ほか多くの日本人選手が所属し、日本でもニュースなどで報道される機会が多いことが影響しているといえるだろう。
「ロサンゼルス・ドジャース」はすべての年代、男女別でも1位で、特に60代では男女ともに5割台の高さという人気ぶりだった。野球観戦が好きな人が多い60代では、ほかの年代と比較して「読売ジャイアンツ」、「北海道日本ハムファイターズ」、「ニューヨーク・ヤンキース」の人気も高かったという。
エリア別では、やはり地元球団の人気が高い傾向がみられた。北海道では「北海道日本ハムファイターズ」が8割強で1位、東北では「東北楽天ゴールデンイーグルス」が4割強で1位だった。関東では「ロサンゼルス・ドジャース」が3割台後半で1位だったが、「読売ジャイアンツ」が約3割で2位だった。
球団が集中している地域なので、3位の「横浜DeNAベイスターズ」や6位以降の「埼玉西武ライオンズ」なども高めで複数の球団に支持が集まった。中部では「ロサンゼルス・ドジャース」と「中日ドラゴンズ」が僅差でトップ2だった。一方、近畿では「阪神タイガース」が1位、「オリックス・バファローズ」が3位にランクインした。中国では1位の「広島東洋カープ」が6割強という支持の高さで、九州・沖縄では「福岡ソフトバンクホークス」が6割弱で1位だった。
今回の調査では、全体の約半数がプロ野球を観戦していることがわかったが、いまだに「テレビ放送(地上波/BS)」での観戦比率が高かった。日米の好きな球団では「ロサンゼルス・ドジャース」がすべての年代で1位になったが、エリア別ではやはり地元球団の人気が高かった。MLBの人気の高さが目立った一方で、地元球団への根強い愛も見えるランキングとなったといえるだろう。
■「全国の10代~60代の男女を対象にプロ野球観戦に関する調査」概要
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンウェブ調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年5月7日~2025年5月9日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック。表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります。
出典:LINEリサーチ
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/47035310.html
構成/KUMU