
金持ちといえば、金運や仕事運、対人運が良いイメージがある。実は、そんな金持ちの家は、風水的に見て共通して良い傾向があるという。
最近、運気が低迷しているように感じているなら、「家」を見直してみるのも一案だ。
今回は、一級建築士 兼 風水師として活躍する天野千恵里氏に、金持ちの家に共通する特徴と参考にする際のポイントを聞いた。
【取材協力】
天野 千恵里氏
風水に精通した一級建築士。ハウスメーカーに従事中、風水を取り入れるプラン作りの重要性に気づく。中国伝統風水直伝の師から教えを受けたのち、設計、風水鑑定コンサルティングで効果・ 実績をあげ、現在は風水講座を主宰。YouTube「開運風水チャンネル」は4万人登録。
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お金持ちの家に共通する5つのこと
天野氏は、これまで国内外のいわゆる“お金持ち”に該当する家を数多く鑑定してきた実績を持つ。その数なんと100軒超え。
経営者はもちろん、いわゆる億万長者と呼ばれるような企業のオーナー、理事長クラスまで、大豪邸というべき家も含めて、共通項があるそうだ。
そんな金持ちの家の特徴を中国伝統風水の観点から5つピックアップしてもらった。
1.家に飾るアート作品は1~2点まで
「お金持ちの家は、“物が少ない”ことが共通しています。家具や家電はもちろん、特に飾っている物の品数が少ないですね。
例えば絵画や美術品などのアート作品やアンティーク家具などです。思い出のあるものや吟味して購入したもの、いただいたものなど、1~2個程度をシンボル的に飾っている方が多いように思います。
無駄なものは買わず、吟味して気に入ったものだけを買い、一度購入したら大切にして、長く使われています。自分の気に入ったもの、好きなものなので、毎日それを見ていると、気分も上々になるのではないでしょうか」
2.シンクやコンロなどの金属類をピカピカにしておく
「家はとにかくきれいですね。物が少ないので、見た目がごちゃごちゃしていないのはもちろん、掃除も行き届いている印象があります。
あるお宅ではキッチンに物一つ出ておらず、シンクもコンロもカウンターもピカピカに磨き上げられ、ほこり一つない状態でした。風水では金属類がピカピカ光っているとお金が集まりやすいといわれますし、汚れもほこりもなくなれば氣のめぐりもよくなり、運気もよくなると考えられます
ほかにも共通しているのは、玄関とトイレ。玄関は靴一足も出ていないことが多いです。
私がその理由をお伺いしますと、玄関が汚れて乱れると困るので、靴は出さず、履くときに出しているという方もいらっしゃいました。
トイレは、掃除が行き届いているのはもちろん、トイレの蓋がきちんと閉められていて、掃除道具もトイレットペーパーも収納されており、見た目もきれいです」
3.日当たりの良さを重視
「お金持ちの方は、日当たりをとても気にします。もちろん、建築基準法では家の採光は取らなければいけないのですが、もし日の当たる方向に民家などの建物があると日光がさえぎられてしまい、暗い家になってしまいます。
お金持ちはそんな家を選ばないようにしているようです。朝、カーテンを開けて太陽を拝んで感謝している方いるほど。暗い部屋は陰の氣が多くなりがちで、心理的に良くない作用をもたらすことをよく知っているからではないでしょうか」
4.寝室環境を整える
「金運アップのためには、寝室の氣の流れを良くすることが欠かせません。
なぜなら、寝室は眠って身体の疲れを回復する場所で、特に健康に関係しているからです。お金持ちの方は、寝室に人一倍気を使っています。
照明は明るさを調整できるようにしたり、心地よい香りを漂わせてスーッと眠りにつけるように工夫しています。
入眠しやすいよう、壁や寝具は生成(きなり)などの落ち着いた色を使われていることが多いです。ホテルのように快適かつ清潔な印象です」
5.観葉植物を置く
「お金持ちの家は、必ずといっていいほどリビングや寝室に観葉植物を置いています。それもイキイキと元気なグリーンをしています。観葉植物は陽の氣のエネルギーを発していて、人間関係に特に良い影響をもたらすといわれています。また、金運は、人間関係が上手くいってこそよくなるというものです。観葉植物は置くことで気持ちが和らぎ、癒やしの効果もあり、人間関係はもちろん、金運にも良い影響をもたらしてくれています」