小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

なぜ米は高くなったのか?値上がりと供給不足の原因を解説

2026.02.02

米の価格高騰は家計への影響が大きい。米はなぜ高いままか、米が高くなった理由や値下がり時期はいつになりそうかなど、令和の米騒動と呼ばれる米の値上がりについてまとめた。

スーパーをはじめとした店頭の米価格を見て、なぜ高くなったのか、いつまで高いままなのかと疑問に思う人は多いだろう。

2025年にニュースとなった米の価格高騰だが、2024年には不作からの米不足が表面化しており、政府による備蓄米が放出された。

本記事では、米がなぜ高い(高くなった)のか、価格高騰の原因について解説する。

米はなぜ高くなったのか?供給不足の原因は?

このように米の値上がりは去年の夏以降から本格化したと言える。「令和の米騒動」とも呼ばれる現在の米不足と価格高騰はなぜ起きたのか、原因を見てみよう。

■令和の米騒動の兆しは令和5年(2023年)の酷暑による米の不作

米の値上がりの根本的な原因は、需要に比べて供給量が少なくなったためと言える。特に令和5年の記録的な酷暑の影響でコシヒカリなど暑さに弱い銘柄米の品質が低下したことで、品薄への懸念が高まり、令和6年に入ってまもなく流通業者が前倒しの買い付けを行ったことが値上がりのきっかけとなったと言える。

■令和6年(2024年)に南海トラフ地震と台風の報道が米不足を加速

また、令和6年8月には気象庁が南海トラフ地震の臨時情報を発表。さらに台風予測も発表され、米の品薄感がより強まったことから店頭での価格上昇が加速した。全国のスーパー等で米が不足し、テレビやネットニュースなどのメディアが「令和の米騒動」として報道したことも米の不足に拍車をかけたと言えるだろう。

※参考:【令和の米騒動】1週間で記事数が7倍に。2024年の「米不足」のウェブニュースを調査【Qlipperレポート】 | 株式会社トドオナダのプレスリリース

■JAが米農家に提示する「概算金」が店頭の「小売価格」を反映して上昇

米には3段階の価格が設定されている。スーパー等で消費者が購入する「小売価格」に加え、全農(全国農業組合連合会)などの集荷業者が卸業者に販売する際の「相対取引価格」、そして、各地のJA(農業協同組合)がその年の米の生産見通しと販売契約状況を見据えて米農家ごとに提示する「概算金」だ。

3つの価格の関係は、JAが「小売価格」の現状を踏まえた上で決定した「概算金」に、流通業者が保管コストや運送コスト、手数料などを上乗せして「相対取引価格」を決定し、それが店頭での「小売価格」に反映されるループ状の仕組みとなっている。

「概算金」は、米の刈り取り前の7月から9月ごろにJAから農家に向けて提示されるため、令和6年8月頃の米不足と米価格の高騰を反映し、多くのJAが農家に提示する概算金を引き上げた。このことが、翌年の小売価格の一因になったと言える。

※参考:『令和のコメ騒動』(3)コメ価格高騰の構造と備蓄米放出の意味 食料自給率と安全保障 第12回 | コラム | MRI 三菱総合研究所

米は安くなる?高いまま?値下がりの予測や今後の課題

■店頭には米の在庫が増えている

現在、多くのスーパーやコンビニ店頭にはコシヒカリなどの銘柄米も並んでおり、「スーパーのお米の棚がガラガラ」という一時期の米不足は解消されつつあると言えるだろう。

■米の安定供給が今後の課題

備蓄米の放出も影響し、米不足は解消の方向に向かっているが、今後、米の価格が安定するかは未知数と言える。需要と供給のバランスが崩れることで米価格が再び高騰する可能性もあるだろう。

今回の価格高騰のきっかけが令和5年産の米の不作にあったことを考えると、悪天候や災害による需要不足を補える作付けを確保することが重要と言える。令和8年産以降の供給確保、さらに増産で価格が低下した場合の対策(備蓄米の買い戻しなど)もあわせて検討する必要があるだろう。

※参考:『令和のコメ騒動』(6)備蓄米放出後の最重要課題 食料自給率と安全保障 第15回 | コラム | MRI 三菱総合研究所

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年12月16日(火) 発売

来年末は、DIME本誌で答え合わせ!?来る2026年、盛り上がるだろう意外なブームを各ジャンルの識者・編集部員が大予言! IT、マネーから旅行にファッション、グルメまで……”一年の計”を先取りできる最新号!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。