自分だけの一台を作るなら「見積もりシミュレーション」
●モデル選びからカスタムまでワンストップ
見積もりシミュレーションは、車両本体の仕様に加え、オプションパーツ、アクセサリー、メンテナンスパックまで含めた“自分だけの一台”を組み立てるための便利なツールだ。せっかくなので私が狙っているR1300GSの見積もりを出してみよう。
「見積もりシミュレーションは、まさに“どう乗りたいか”を明確にできる場ですね。選ぶ装備やパッケージで、走りの楽しさが変わってきます」
カラーやホイールの選択に始まり、トップケースやエンジンガード、シート、マフラーなど、ツーリング派にもオフロード派にも対応できる充実のカスタムパーツが揃う。
●シート選びも快適性のカギ
身長やライディングスタイルに合わせて選べるローシート/ハイシートは、近年特に人気の高いオプションだ。
「足つきの不安がある方にはローシート、長距離ツーリング派にはハイシート。用途に応じたご提案を心がけています。あとから変更もできますよ」
今回はアダプティブ車高制御機能付きのR1300GSを選んでいるので停車時には30mm車高が下がる。この効果に期待してローシートは選択しなかった。
●オイルやサービスパックもライフスタイルに合わせて選択
シミュレーションでは、メンテナンスパックの追加も可能。エンジンオイルとフィルターの交換作業を対象にした「オイルインクルーシブ」や、BMWサービスの指定部品と交換工賃を含む「サービスインクルーシブ」も選択可能だ。走行距離やライディング頻度に応じて選ぶのがポイント。
「年に1~2回のツーリング中心であればオイルパックだけでも十分。一方で、年間1万キロ以上走るような方は、サービスパックを入れておくと安心です」
●オプション価格は“目安”で、最終見積もりは店頭で
選んだオプションは価格に反映され、合計金額として表示されるが、取り付け費用は店舗によって異なるため注意が必要だ。
「参考価格はあくまで目安です。オプションの在庫状況や工賃も含め、最終的にはディーラーでのご相談をおすすめします」
人気オプションの中には「納期未定」となっているものもあるため、急ぎの納車を希望する場合は早めの確認が望ましい。
「見積もりシミュレーション」をタップして希望のモデルを選択する
R1300GSのアウレリウス・グリーン・メタリックカラーを選んだ
3年間または3万kmのオイル交換が無料になるオイルインクルーシブを選択
希望のアクセサリーをタップすると詳細画面が表示され、本体価格に加えて参考取り付け工賃も表示され加算される
自分の欲しい仕様にすると400万円を超えることが判明。ここに37ヵ月の自賠責保険料とか登録料とか納車整備代などが加算されるため、最終金額はディーラーで見積もり計算してもらう
●支払い方法も柔軟に、残価設定型クレジットという選択肢
シミュレーションで車両価格や装備を確認できたら、次に気になるのが支払い方法である。BMW Motorradでは「残価設定型クレジット(残クレ)」という支払いプランがある。これは2年、3年、4年、5年後の車両価格をあらかじめ設定して、その分を除いた金額で月々の支払額を計算する仕組みだ。最終回の支払いには複数の選択肢があり、下取り清算による乗り換え、据置額の再ローン、据置額の一括払い、売却による清算から選べる。
「欲しいけれど一括は不安という方には、残クレを使えば無理なくBMWライフを始めていただけます。下取り清算で乗り換えるという選択肢も残せるのが魅力ですね」
ライフスタイルに合わせて、一括払い、通常ローン、残クレなど複数の支払い方法を選べるのもBMW Motorradの強みだ。費用の試算とともに、支払い方法もまで含めた相談ができるのは、シミュレーションから始める大きな利点である。
これは車両価格のみでの試算だが、残クレを使えば頭金なしの月額5万2573円でBMWのある生活がスタートできる。スタンダードローンではこれが月額7万6854円に増えてしまう
まずは「見る」「組む」「相談する」
STOCK LOCATORで「今ある1台」を探し、見積もりシミュレーションで「理想の仕様」を形にし、支払い方法も柔軟に選ぶ。BMWモトラッドの購入体験は、これまで以上にパーソナライズされている。
「ツールを活用することで、“いつか乗りたい”が“今から乗れる”に変わります。まずは、気軽に覗いてみてください」
あなたのBMW Motorradライフ、その第一歩は、指先のタップから始まる。
写真・文/ゴン川野