
コンビニと一口に言っても、各チェーンによって特色が異なる。お弁当が美味しかったり、スイーツのラインアップが豊富だったり、ポイントがたまりやすかったりと、チェーンごとに独自の「色」があるものだが、その中で最も多くの人から愛されている大手コンビニチェーンとはいったいどこか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、日本全国の15歳~69歳の男女5255人を対象に「一番好きなコンビニ」に関する調査をし、その結果を発表した。
全体1位は「セブン-イレブン」、10代では「ファミリーマート」が僅差で1位に
代表的なコンビニの中で一番好きなお店を聞いた。
全体1位となったのは、最も店舗数が多い 「セブン-イレブン」で4割強となった。2位は「ローソン(ナチュラルローソン除く)」、3位は「ファミリーマート」で、いずれも2割強となった。
年代別にみると、「セブン-イレブン」は10代を除くすべての年代でも1位にランクイン。年代が上がるほど割合が高くなる傾向がみられた。
また、「セブン-イレブン」は男性よりも女性での割合がやや高く、30代以上の女性では5割前後と高めの割合となった。10代では、「ファミリーマート」が1位になり、男女ともに3割超と高めとなった。
グラフはないが、エリア別にみると全体1位の「セブン-イレブン」が、四国を除くすべてのエリアでも1位になった。特に、中国、九州・沖縄では約5割の高い割合となった。
一方、四国では「ローソン」が4割台半ばで1位に。
また、関東や中部では「ファミリーマート」が2位にランクインし、特に中部では2割台後半と高めの割合となった。さらに北海道では「セイコーマート」が3割強で2位にランクインした。
一番好きなコンビニTOP3を好きな理由は?
一番好きなコンビニTOP3について、それぞれ好きな理由を聞いた。
全体1位の「セブン-イレブン」を好きな理由は、「おにぎり・お惣菜・お弁当がおいしい」が3割台半ばで最も高く、2位以降は「おにぎり・お惣菜・お弁当が充実」「コーヒーがおいしい」が2割台半ばで続く。
また、「ATMが使いやすい」も5位に入り、ほかのコンビニと比べて高い割合となっていた。
全体2位の「ローソン(ナチュラルローソン除く)」を好きな理由の1位は「ポイントがたまりやすい」で約3割となった。また、「割引やお得なキャンペーンがある」も約2割でほかのコンビニと比べて高い割合となった。
2位は「お菓子・スイーツがおいしい」、3位は「お菓子・スイーツが充実」が続いている。
全体3位の「ファミリーマート」を好きな理由の1位も「ポイントがたまりやすい」となった。3位まで「ローソン」と同じ順位だが、4位には「ホットスナック(フライドチキンやポテトなど)がおいしい」がランクイン。
そのほかにもランキングの掲載はないが、全体4位の「ミニストップ」では、「お菓子・スイーツがおいしい」「お菓子・スイーツが充実」「ホットスナックがおいしい」「ホットスナックが充実」の割合が、上位のコンビニと比べて高くなっていた。
北海道で2位にランクインした「セイコーマート」では、「おにぎり・お惣菜・お弁当がおいしい」が5割強の高さで1位となっていた。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年5月7日~2025年5月9日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある。
出典元:リサーチノート
構成/こじへい