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無人タクシーの利用意向、2割の人が「安全性を確認できれば利用したい」

2025.06.20

近年、自動運転技術の進化により「無人タクシー」の実用化が現実味を帯びている。都市部を中心に実証実験も進んでおり、移動の利便性や人手不足の解消などへの期待が高まる一方、不安の声も少なくない。

そこでアフィリエイトプラットフォーム「afb(アフィビー)」の開発運用を行うフォーイットはこのほど、全国の20代~60代の男女500人を対象に「無人タクシーに対してどのような感情を抱いているか」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

無人タクシー利用意向、「安全性が確認できれば」が最多の18.4%

全国の20代~60代を対象に、「無人タクシーが実用化されたら利用したいと思いますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「安全性が確認できれば利用したい」で18.4%となった。以下、「あまり利用したくない」が16.6%、「機会があれば利用してみたい」が15.6%で続くという結果になった。

男女で異なる視点:男性は先進技術に期待、女性は安全性を懸念

男女別で見ると、男性のほうが無人タクシーの利用により積極的で、「機会があれば利用してみたい」と回答した人は男性が約10%多くなり、無人運転という先進的なテクノロジーへの期待が高く、利用に前向きな姿勢につながっている可能性がうかがえた。

その一方で、女性は半数以上が「利用したくない・わからない」と回答している。無人タクシーではドライバーとコミュニケーションをとれないため、トラブルが発生した場合や緊急時の対処法に不安を感じる女性が多いのかもしれない。

また、人の目がなくなることで、夜間や人通りが少ない場所での乗降時に犯罪に巻き込まれるリスクが懸念されている可能性もうかがえた。

若い世代ほど前向き、「デジタルイミグラント」世代は慎重か

年代別で見ると、「積極的に利用したい」と回答した人は20代で13.0%、30代で17.0%に上っているのに対して、50代・60代では3.0%に留まった。50代以上の人は「安全性が確認できれば利用したい」や「あまり利用したくない」と回答した人が多く、若年層に比べて無人タクシーの利用には慎重な傾向にあるようだ。

50代・60代は、IT技術が普及する以前に生まれ育った“デジタルイミグラント”と呼ばれる世代であり、デジタルネイティブ世代である20代・30代と比較すると新しい技術を受け入れることへの抵抗感が大きいと言われている。そのため、無人タクシーのような次世代の技術に対してもネガティブな感覚を抱く方が多いのかもしれない。

無人タクシー利用意向、年収1,000万円超で突出

世帯年収別で見ると、「積極的に利用したい」と回答した人は、世帯年収が「~500万円」もしくは「501万~1,000万円」の層では7%前後だったのに対して、「1,001万円~」の層では18.1%と10%以上の差が生まれた。

仮に無人タクシーが導入された場合、初期は価格が高めに設定される可能性が高いが、高収入層ではコストに対する感度が比較的低いため、多少価格が高くても利便性を優先する方が多い傾向にあると推察される。また、高収入の方は日常的に世界情勢・経済動向・投資機会など様々な情報を収集している場合が多く、無人タクシーのような新しいサービスにも関心が強いアーリーアダプターに該当する人が多い可能性がうかがえた。

既にアメリカや中国などの一部地域では無人タクシーが実用化されており、自動運転システムの開発が進む日本でも近い将来に導入される可能性が高いと考えられている。ドライバーの人手不足問題の解消や人件費の削減などさまざまなメリットがある一方で、システムの誤作動や法整備などの課題もあるが、最終的にはそう遠くないうちに街中を走る無人タクシーを見ることができるかもしれない。

<調査概要>
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年02月14日

出典元:afb

構成/こじへい

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