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物価高の今、食品を購入する際に重視していることTOP3、3位国産、2位味の良さ、1位は?

2025.06.20

数年にわたり続く物価高騰が家計に深刻な影を落とす昨今。生活者は食品選びにおいてどんなことを重視し、また、どのような食生活を志向するようになったのか?

雑誌「ハルメク」などのマーケティングやリサーチのコンサルティングを行う「ハルメク 生きかた上手研究所」はこのほど、全国の男女20~89歳1400名を対象に「食に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施し、その結果を発表した。

食品選びで最も重視するのは「価格・コスパ」、ただし女性70代は価格よりも「国産」「安全性」の重視度が高い

食品を選ぶ・購入する際の重視点1位は「価格が安い、コスパが良い」。70代と80代の女性を除く性年代で1位だった。特に高かったのは40代と70代の男性となった。

2位は「味が良い」。特に60代の女性が高く、全体を約10ポイント上回った。

3位は「国産」、4位は「バランスよく栄養を摂取できる」、5位は「安全性(無添加、無農薬など)」だった。いずれも年齢が高いほど割合も高い傾向にあった。

なお、70代の女性は「安全性」、80代の女性は「味が良い」が1位だった。70代の女性は「国産」「安全性」が全体の2倍以上のスコアだった。

最近1年間で買わなくなった・購入価格帯を下げた食品は米をはじめとして幅広く、対策としては「質を落とす」「頻度を減らす」のほか、「自分で作る」などの工夫も見られた。

ここ1年で買わなくなった・購入価格帯を下げた食品と理由(自由回答抜粋)

<米・パン>
・米の価格上昇のため、購入価格を下げた(女性37歳)
・おにぎり。コスパが悪くなったから(男性59歳)
・惣菜パンなどは食べる回数が減った(男性20歳)
・値上げでパンを買わなくなった。自分で焼くようになった(女性66歳)

<肉・魚・野菜>
・価格が大幅上昇した野菜。カット野菜等を利用し購入量を調整することが増えた(男性41歳)
・日本産の肉を買わなくなった。食費がかさむので外国産の肉に変えた(女性62歳)
・肉・魚・野菜の質をなるべく落としている(男性86歳)

<乳製品>
・牛乳が値上げしたため、安い加工乳に変えた(女性51歳)
・ヨーグルト。カスピ海ヨーグルトを再び作り始めたから(男性64歳)

<菓子>
・お菓子は低価格のもので満足感を得るようにしている(女性28歳)
・ポテトチップスなどのスナック菓子(男性76歳)

「おいしさ重視」から「健康重視」にシフトするのは女性60代から、健康を意識した食生活により、自分を健康だと認識する割合も高かった

普段の食事における重視点として最も高かったのは「自分自身の健康」。男女とも50代までは2~3割程度だが、男性は70代以降、女性は60代以降で急上昇し、男女とも80代が最も高かった。

2位は「おいしさ」。男性は40代、女性は30代をピークに年齢とともに低下。女性は50代までは「おいしさ」が「健康」を上回るが、60代以降は「健康」が圧倒的に高くなった。

3位は「自分以外の家族の健康」で、特に50代の女性が高かった。

健康だと感じている割合(「健康だと思う」+「やや健康だと思う」割合)は、全体で53%。最も高いのは男女とも70代だった。食事の重視点で「自分自身の健康」が50代から60代の女性にかけて上昇したのと同様、健康だと感じている割合も50代から60代の女性の上昇が大きくなった。

年齢が高くなるほど「たんぱく質志向」が高まり、肉や魚が主なたんぱく源に

食事から摂取したい栄養成分1位は「たんぱく質」だった。特に高いのは80代の男性、70代の女性で約7割。30代以上の男性、50代以上の女性で1位だった。

2位以降は「食物繊維」、「カルシウム」、「ビタミンC」、「鉄」の順。TOP5はいずれも年齢が高いほど割合も高い傾向にあった。

夕食に食べているものを見ると、肉・魚・大豆製品といったたんぱく質を多く含む食品において、高齢層になるほど食べている割合が高い傾向が見られた。卵は70代の男性が高かった。

<調査概要>
調査方法:WEBアンケート
調査対象・有効回答者数:全国の男女20~89歳・1400名
調査実施日:2025年2月21日(金)~2月24日(月) 
調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング  ハルメク 生きかた上手研究所

※ 調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入したため、総数と内訳の合計が一致しないことがある。

出典元:ハルメク 生きかた上手研究所調べ

構成/こじへい

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