
米の価格高騰や供給不足といった問題が続く中で、日本人の主食であるお米の消費動向や意識にどのような変化が起こっているのだろうか。
タイガー魔法瓶は、流通問題が長引くお米と炊飯器に関する意識調査を全国の20歳以上の男女648人を対象に実施した。
全体の約7割は米の購入に不自由を感じている一方で、64.7%は「どうせ食べるなら高くてもおいしいお米がいい」と回答
お米を不自由なく買えている人は33.9%で、約7割は米の購入に不自由を感じていることがわかった。
お米を満足に買えない理由は「価格が高い」が最多で88.7%、次点で27.4%が「店頭に並んでいない」という回答であった。
「どうせ食べるなら高くてもおいしいお米が食べたい」と64.7%の人がYESと回答。お米が高騰しても約半数の46.8%は「従来と同じ銘柄を購入」していた。一方、今買ってもいいと思うお米「備蓄米」と回答した人は16.9%という結果に。
お米が高騰しても約半数の46.8%は「従来と同じ銘柄を購入」していることが判明。
今買ってもいいいと思うお米は「銘柄米」が45.6%で最多は「国産米」の79.2%であった。一方、「備蓄米」は16.9%という結果に。
約7割がお米の代替となる食品を取り入れており、最も多かったのは麺類(52.8%)であった。
炊飯器に投資したい金額、12.1%が「7万円以上」「いくらでも」と回答
29.6%がおいしいお米を食べるために炊飯器を買い替えたことがあると答え、15.4%が検討中もしくは過去に検討したことがあると回答した。
炊飯器に投資したい金額、12.1%が「7万円以上」「予算は決めておらず、いいと思うものであればいくらでも」と回答。
炊飯器に投資意向がある人の半数が、おいしいお米を食べるために炊飯器に投資したい予算が「上がっている」と回答。そのうち82.9%は予算の上昇額が「1万円程度」を上回る。
まとめ
約7割の人が米の価格高騰などを理由に米の購入に不自由を感じている一方で、64.7%の人が「どうせ食べるなら高くてもおいしいお米が食べたい」と答えた。
お米をおいしく食べるための投資意識にも変化が起こっており、炊飯器に投資意向がある人の半数が、お米の流通問題が起こる前と比較して、おいしいお米を食べるために炊飯器に投資したい予算が上がっていると回答。
長引く米の流通問題への対策として、備蓄米や外国産米といった安価な選択肢が提供される中でも、価格よりもごはんのおいしさを重視したいという消費者の価値観が明らかになった。
調査概要
調査対象:全国の20歳以上の男女648人
調査方法:株式会社ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
調査期間:2025年5月26日(月)~6月2日(月)
※結果数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある
※タイガー魔法瓶「お米と炊飯器に関する意識調査」より引用
関連情報
https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/product/rice-cooker/jrx-s/
構成/Ara