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ニオイの原因は汗や加齢臭だけじゃない!ミドルエイジが気をつけたい「皮膚ガス」って何?

2025.06.20

気温が上がり始め、湿度も高まるこれからの時期、体のニオイに敏感になる人が増えてくる。この体から出るニオイの原因の一つとして注目されはじめたのが、「皮膚ガス」と呼ばれる体表から発せられる揮発性のニオイ物質だ。

皮膚ガスは、汗や皮脂が皮膚常在菌によって分解されることで発生し、気温・湿度の高まるこれからの季節に特に強くなりやすい。汗や加齢臭だけではなかったニオイ対策。

まずはニオイのメカニズムをおさらいしながら、「皮膚ガス」対策の具体的な手法について、アンファー(本社東京都千代田区、代表取締役社長吉田南音氏)の「SCALP D」商品開発担当 桜庭翔さんに聞いてみた。

<取材協力>

「皮膚ガスは“体の内側からのサイン”とも言える存在」と語る、「SCALP D」商品開発担当 桜庭翔さん

ビジネスパーソンのニオイ調査、5つのポイント

最初に、一般的なビジネスパーソンはニオイ対策をどのように行っているのだろうか。アンファーが展開する 「SCALP D」は、全国の男性300名(実施期間:2025年5月、30代~60代)を対象に、「ニオイ」に関する調査を実施した。

調査によると、1)初夏、約2人に1人が「自分のニオイ」にドキッとした経験をもっている。そして“ニオイのボーダーライン”は気温24.6℃からだった。

約2人に1人は「初夏から梅雨にかけてニオイが気になる」と回答しており、年齢別に見てみると40~49歳の男性が約63%と最も「ニオイが気になる」と回答していた。そして体のニオイが気になる温度は平均24.6℃で、気温が上がるとともに、ニオイへの意識が急上昇していた。

さらに2)ニオイが気になる体の部位は「ワキ」「足」「頭」の3か所がトップスリーで、約9割が“何かしらのニオイ対策”を実施していた。現代男性にとってニオイ対策はもはや“身だしなみの一部”として浸透している。

3)ニオイ対策を実施したきっかけは「自分のニオイにふと気づいた」が約6割と最多。 「あれ、俺…臭う?」と感じるきっかけは“洗濯物”と“枕”だった。

「洗う前の洗濯物」(10.3%)、「枕のニオイ」(7.6%)と、自分のニオイに“後から”気づく場面が多くなっている。日常のふとした瞬間が、ニオイ対策をするきっかけになっていた。

4)ニオイ対策は「ニオイ対策グッズ派」が多数で、“生活習慣派”はまだまだ少なく、盲点の一つであることがわかった。

具体的な対策としては、「制汗剤(24.8%)」「汗拭きシート(22.1%)」が上位を占めた。中でもボディソープで“ニオイを根本的に洗い流す”のではなく、“ニオイを抑える”グッズが人気だった。

こうしたニオイ対策を行っている男性が多い一方で、「運動(5.5%)」「睡眠の質の改善(3.4%)」「食生活の改善(3.4%)」など、表面的なニオイ対策ではなく抜本的に体の内側からの改善を図る“生活習慣派”はまだまだ少なかった。

5)約半数の男性が自身のニオイの“原因”を知らないことも明らかになった。特に “ニオイの原因は皮膚からのガス”という情報の認知率は約14%にとどまる結果となっている。ニオイに関しては、情報のアップデートが追いついていないことが明らかになっている。

「SCALP D」商品開発担当に聞くニオイ発生のメカニズムと対策

特に梅雨時期に気になるニオイの原因 “皮膚ガス”とは何か。

「SCALP D」商品開発担当の桜庭翔さんは、「私たちの皮膚からは、目に見えないさまざまなガス状の物質が常に放出されていて、これらは皮膚ガスと呼ばれ、汗や皮脂が皮膚常在菌に分解されることで発生する、揮発性の有機化合物(VOCs)が主成分なのです。具体的には、アンモニア、脂肪酸、アルデヒド類、硫黄化合物など、独特なニオイを持つ物質が含まれています」と教えてくれた。

桜庭さんによると、皮膚ガスは、誰にでも生理的に発生するものだが、気温や湿度の上昇、皮脂分泌の増加、汗の量などによって放出量が増えやすく、ニオイとして感じられやすくなると言う。

「特に初夏から夏にかけては、汗腺の働きがまだ慣れていない状態で急に暑くなるので、汗や皮脂が不安定に分泌されやすくなります。この汗や皮脂が皮膚表面の細菌と反応しやすくなり、皮膚ガスを多く発生させる原因になるのです。

また、衣類も軽装になってきて、皮膚表面が空気に触れる面積が増えるため、皮膚ガスのニオイがよりダイレクトに周囲に広がる傾向があります」

今の季節は特に注意が必要だ。

皮膚ガスはさらに食生活の乱れ(ジャンクフードやアルコール摂取など)や、ストレス、睡眠不足などが体内環境を乱すことで、皮脂の質を変化させてしまい、より不快なニオイを放つ皮膚ガスが発生しやすくなる。

「皮膚ガスはこうした日常の生活習慣と密接に関係しています。単なる汗臭とは異なる“体の内側からのサイン”とも言える存在なのです。だからこそ、体を洗うなどの外側からの対策に加え、生活習慣の見直しなど内側からの対策が重要になってきます」

では具体的にどうやってニオイ対策をしたら良いのだろう。桜庭さんによると、まずは毎日の入浴や洗浄で汗や皮脂をしっかり洗い流し清潔を保つことが基本であると言う。

「ニオイには汗・皮脂をしっかり落とすような製品を、頭皮臭には爽快感があり、ニオイ対策できるような製品で対策を行うと効果的です。さらに日常生活ではバランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動やストレス対策などインナー対策を心がけることで体内の健康を保ち、皮膚ガスの発生を抑えることができます」

「とはいえ、これからはどうしても汗をかくシーンが増える時期でもあります。汗をかいたら、速やかに汗を拭きとることも大切です」とアドバイスしてくれた。

皮膚ガス・ニオイ対策チェックリスト

日常的に行っているニオイ対策が充分かどうか。桜庭さんが、簡単なチェックリストを紹介してくれた。現状把握のためにも、まずはトライしてみよう。

<外側からのニオイ対策>
□ 毎日しっかり入浴し、汗や皮脂を洗い流している
□ ニオイの気になる部位(ワキ・頭皮・足など)を重点的に洗っている
□ ニオイ対策に特化したボディソープやシャンプーを使用している
□ 汗をかいたらすぐに拭き取る、または着替えるようにしている
□ 吸汗速乾インナーや通気性の良い服を選んでいる

<内側からのニオイ対策>
□ 脂っこい食事やニオイの強い食品(ニンニク・香辛料など)を控えている
□ アルコールの摂取頻度を抑えている
□ 発酵食品や食物繊維を意識的に摂っている
□ 十分な睡眠がとれている/睡眠リズムが安定している
□ ストレスを感じたらリフレッシュや運動で発散している
□ こまめに水分をとり、汗の濃度を薄めようとしている

チェックが7個以下の方は、皮膚ガス・ニオイ対策が不十分かも。ぜひ今こそ体の外側と内側の両面からニオイ対策を見直してみたい。

夏のニオイ対策用のシャンプー&ボディソープ

男性のニオイ対策におすすめの商品が「SCALP D アクティブデオ ボディソープ(販売名:ボディソープAD1/400mL/税抜2,314円)」。

「森林浴を思わせるリラックス感のあるウッディアロマの香りが、身体だけでなく心まで整えてくれるような印象を与えてくれます」

特に夏の頭皮のニオイが気になる方におすすめしたいのが、夏季期間限定アイテムの「SCALP D クールシャンプー(販売名:スカルプD OCシャンプーNK9/350mL/税抜3,910円)」。「こちらは清潔感あふれるグリーンハーブの香りが、蒸し暑い季節でも心地よく使え、爽快感のある洗い上がりが特徴です」

特に桜庭さんが薦めてくれたのは、ボディソープとシャンプーの合わせ使いだ。

「どちらも泡立ちが非常によく、少量でもしっかり洗えるので、忙しいビジネスパーソンにもぴったりです。仕事終わりのニオイにアプローチできるよう、しっかり洗えてスッキリ。男性用として開発されていますが、爽やかな香りと洗い上がりの使用感は女性からも高評価。洗浄力がありながらも、肌の乾燥を防ぐよう配慮されている点も嬉しいポイントです」

現在、アンファーストア(注1)限定で、「SCALP D クールシャンプー」発売を記念したお得なキャンペーンを実施中。「スカルプD クールシャンプー」と「スカルプD アクティブデオ ボディソープ」をセットで購入すると、「スカルプマッサージブラシ」が付いてくる(数量限定の為、無くなり次第、終了)。通勤電車やオフィスでのニオイが気になるこの季節、ぜひ試してみては?

注)
アンファーストア
SCALP D公式X

取材・文/柿川鮎子

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