DIME MAGAZINE
2025年5月24日から、対象JCBカードを使って松井証券で投資信託の積立をするとポイントがもらえる「クレカ積立」が始まっていて、クレカ積立金額に応じた「Oki Dokiポイント」が進呈され、驚くのは最大19％もの還元が見込めること。ただし、“ある条件”に当てはまらないと、もらえるポイントは0ポイントになってしまうことがわかっています。
「JCBのクレカ積立」は2025年5月下旬よりスタート
対象の「JCBオリジナルシリーズ」のクレジットカードを利用した「クレカ積立デビューキャンペーン」が松井証券では5月下旬から始まっていて、クレカ積立金額に応じて「Oki Dokiポイント」がJCBカードに付与されます。つまり、楽天証券やマネックス証券などで行われていたクレカ積立が、松井証券でもできるようになったわけです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001190.000011361.html
例えば、年会費無料の「JCBカードS」で月間10万円を積み立てるとします。
すると、クレジットカードの月間利用額5万円以上ならOkiDokiポイントは100ポイントたまります（1,000円につき1ポイントが貯まるため）。
ただし、ここにはちょっとした注意点が潜んでいました。
注意点1：「最大0.5％」は交換商品による
「JCBカードS」で月間10万円を積み立てる場合、OkiDokiポイントは100ポイントもらえ、表記では「最大0.5％」と書かれていますが、交換商品によっては0.5％より下回る額になります。
https://www.jcb.co.jp/point/transfer/index.html
OkiDokiポイントをポイント交換する場合、dポイントでは、OkiDokiポイント1ポイントはdポイント4ポイントになり、OkiDokiポイント100ポイントではdポイント400ポイント相当。還元率は0.4％です。
OkiDokiポイントを交換する時に交換レートは商品によって違いがあります。ポイントを見ても、dポイントは1:4の比率に対して、ビックポイントであれば1:5、ベルメゾン・ポイントであれば1:5なので、「交換ポイントによっては0.5％還元になる」というわけです。
そのうえ「ポイント移行単位は200ポイント以上1ポイント単位」なので、初月100ポイントがもらえたタイミングでは200ポイント未満で交換できず、翌月以降にしか交換できません。
ただし、他社ポイントからdポイントにする際に増量になるキャンペーンが定期的に行われているため、10％増量キャンペーンでは1:4の交換比率が1:4.4（OkiDokiポイント100ポイントがdポイント440ポイント）になる場合もあるわけで、まとめて交換するなら初月に交換できないデメリットは気にならないことでしょう。
【まとめ】
・ポイント交換では200ポイント以上たまらないと交換できない。
・「最大0.5％還元」なので、選ぶポイントによっては0.4％還元（dポイント）や0.3％還元（楽天ポイント）もある。
注意点2：そもそも対象クレジットカードで「月々の利用」が必須
注意しなくてはいけないのは、対象クレジットカードでショッピングをしないと、いくらクレカ積立をしてもポイントが0％になってしまうことがあることです。表に書かれている「ポイント還元率と条件」からわかることは、「JCBカードS」では、クレカ積立でもらえるポイントは、“月間利用額5万円以上なら最大0.5％、そして月間利用額5万円未満なら0.0％”で、ポイントをもらうためには月々5万円の利用が必要です。
しかも「クレカ積立以外のショッピング利用のみが対象」とあり、「各種年会費、ショッピングリボ・分割・スキップ払いの各手数料、キャッシングサービスご利用分、電子マネーチャージご利用分など」は対象外。つまり、“OkiDokiポイントがつく”毎月5万円のクレジットカードでのショッピング利用があってはじめて一般カードではポイント付与対象となります。
ここでは、クレジットカードには、一般券種、プレミアム券種の2つがあり、年会費無料のこだわりがなければ「JCBゴールド」も利用でき、その場合、年会費は税込1万1,000円かかりますが（オンライン入会であれば初年度無料）、「JCBゴールド」であれば月間利用額5万円に満たなくても最大0.5％のポイント、もし月間利用額5万円以上なら最大1.0％のポイント還元が見込めます。
・「JCBカードS」のような一般券種では月間5万円以上利用してはじめてポイント付与対象になる。
もしクレカ積立でポイントがもらえなくても…
今回は松井証券をメイン利用して、かつ、対象JCBカードをよく利用していている人に有利で、「クレカ積立デビューキャンペーン」も予定しています。そこでは、米国株を100ドル以上買付すると＋2.0％の還元ポイントがもらえ、スイープ入金の設定をすると＋1.0％還元ポイントがもらえ、各種キャンペーンに参加すると19％のポイント還元が見込めるのだとか。キャンペーンにはNISA口座開設やiDeCo口座連携もあるため、すべては無理だとしても、参加できる範囲でポイントを稼いでみてもよいのではないでしょうか。
そして松井証券では「最大1％貯まる投信残高ポイントサービス」をしているので、投資信託を保有していれば残高に応じて松井証券ポイントがもらえます。もし、毎月積立をして投信残高が増えていくのならもらえるポイントは多くなっていくはずです。
例えば、三菱UFJアセットマネジメントのeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）であれば、年利0.0175％なので、
（月間平均保有金額が10万円）×（投資信託のポイント還元率0.0175％）×1/12＝1.45
小数点以下切り捨てですが、「月間平均保有金額がちょうど10万円」であれば1ポイント。毎月エントリーが必要なので、エントリーして残高に応じてポイントをもらうようにしましょう。松井証券ポイントはdポイントやPayPayポイントに交換できるほか、投資信託の積立投資にも使うことができます。
ポイ活に力をそこまで注いでいない人も、新規クレジットカードをポイントサイトで発行してポイントをもらう、松井証券口座を開設してもポイントをもらうことなどからはじめられそうです。
文/谷口久美子
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