
SNSや動画、ゲームなどスマホ一つで様々な楽しみを享受できる今の時代。すぐ傍らに誘惑がある中、我が子の勉強へのやる気をどのように引き出すかは、多くの親が直面し、頭を悩ます課題だろう。
では、小学生・中学生の子どもの勉強に対するやる気を引き出すには、どのような方法が効果的なのだろうか?
アタムはこのほど、小中学生の子どもがいる親237人を対象に「勉強のやる気に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
小学生・中学生が勉強のやる気を出す方法1位は「ご褒美を与える」
小学生・中学生の子どもをもつ親御さん237人に「子どもに勉強のやる気を出させるための方法」を聞いたところ、1位は「ご褒美を与える(33.8%)」となった。以下、2位「環境を整える(23.6%)」、3位「目標を決める(19.8%)」と続いた。
あまり干渉せずに、ご褒美や褒めるなどポジティブな働きかけで子どものやる気を高めたいと考えている人が多いとわかる。
小学生・中学生が勉強のやる気を出す親のサポートは「一緒に勉強する」
「小学生・中学生の子どもが勉強のやる気を出すために親がやっているサポート」として最も多かった回答は「一緒に勉強する(34.6%)」で、以下、2位「塾に通わせる(20.3%)」、3位「一緒に計画を立てる(9.3%)」が続いた。
「一緒に勉強する」「一緒に計画を立てる」など、直接的に関わる人が多い傾向にあった。小中学生だと「勉強の進め方や、問題が解けないときの対処法がわからない」「時間設定が苦手」ということも多いため、伴走する必要があると考える人も多いのだと推測できる。
小学生・中学生が勉強にやる気を出せないときの親の対応は「ほうっておく」
続いて「小学生・中学生の子どもが勉強にやる気を出せないとき、どのような対応をするか」を聞いた。その結果、1位「ほうっておく(30.8%)」、2位「気分転換をさせる(24.9%)」、3位「休憩させる(22.4%)」となった。やる気が出ないときは無理強いしないという人が多いようだ。
小学生・中学生の勉強のやる気に影響を与える要因は「デジタル機器の誘惑や時間管理」
「小学生・中学生の子どもの勉強のやる気に影響を与える要因は何だと思うか」と聞いたところ、1位は「デジタル機器の誘惑や時間管理(22.8%)」で、僅差の2位は「成長を実感できる仕組み(20.7%)」となった。以下、3位「友達との関わり(14.8%)」、4位「親との関わり(11.8%)」、5位「目標の有無(9.7%)」という結果になった。
スマホ・ゲームなどのデジタル機器や、学校・家庭での人間関係など、子どもをとりまく環境がやる気に影響を与えると考える人が多いようだ。
<調査概要>
調査対象:小中学生の子どもをもつ親
調査期間:2025年2月27日~3月12日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:237人(女性155人/男性82人)
回答者の年代:20代 8.9%/30代 38.0%/40代 41.3%/50代以上 11.8%
出典元:アタムアカデミー
構成/こじへい