
バーガーフランチャイズとして韓国国内で最多店舗を展開するマムズタッチは、2025年内に日本国内における10店舗オープンと、30加盟店契約の締結を目指して出店戦略を推進していく。
商業圏と生活圏の双方を対象とした「ツートラック戦略」を強化
「ツートラック戦略」とは、流動人口が多い「商業圏」と、居住人口中心とする「生活圏」という、2つの異なるタイプの店舗モデルを併用する戦略のこと。
同社では、日本初の旗艦店である「渋谷マムズタッチ」で培った運営ノウハウと商品力をもとに、この「ツートラック戦略」を本格化させ、消費者の生活との接点を強化。
これにより、商業圏ではフラッグシップ型の店舗としてブランド体験を提供しつつ、生活圏では日常の外食ニーズに応えることで、生活密着型ブランドとしてのポジション確立を図っていく。
■出店戦略と今後の展望
マムズタッチは、昨年の渋谷店舗オープン以降、消費者に認められた「品質競争力」と「店舗運営能力」を基盤に、急速な出店を進めている。渋谷にオープンした第1号店は、開業から1年間で約70万人が来店し、売上は累計5億円を超えたという。
この成果を踏まえ、さらなるブランド浸透と顧客接点の拡大を目指して、前述した出店エリアを都市部と生活圏の双方に広げる戦略を採用。
2025年内には10店舗のオープンを計画するなどフランチャイズ展開も本格化するほか、大阪をはじめとする関西圏への進出も視野に入れ、マスターフランチャイズ契約など多様なモデル展開が検討されている。
■マムズタッチについて
マムズタッチは、韓国内では最多店舗数となる1450店舗を保有する(2025年1月現在)、バーガー・チキンブランドだ。
「新鮮で美味しくて品質の良い食品をリーズナブルな価格で提供する」という経営方針のもと、日常のハンバーガー一食で得られる「コスパ」(Best quality, Best price)を重視し、店内の厨房にて手作業で行なう手作り方式により、クオリティの高い味と品質を来店客に提供している。
関連情報
https://www.momstouch.co.jp
構成/清水眞希