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フォルクスワーゲンが電気自動車のエントリーモデル「ID. EVERY1」のコンセプトカーを公開

2025.06.15

フォルクスワーゲンは、ビートルの発売以来、コンパクトで魅力的な車を通じて、何百万人もの人々に手頃なモビリティを提供してきた。

今回、フォルクスワーゲンは、エントリーレベルの電気自動車、「ID. EVERY1」コンセプトカーを発表した。量産バージョンは2027年に発売される予定で、ベース価格は約2万ユーロとなる。「ID. 2all(アイディ. 2オール)」は、2026年に25,000ユーロの価格帯で発売される予定となっている。

両モデルは、フォルクスワーゲン グループのボリューム ブランドで構成されるブランド グループ コアの傘下で、ブランドの垣根を越えて開発される前輪駆動の新しいエレクトリック アーバンカー ファミリーに属している。これらのモデルは、フォルクスワーゲンの新しいモジュラー エレクトリック プラットフォーム(前輪駆動のMEB)をベースにしている。

最大限の多用性

電気自動車の時代において、ヨーロッパで生産し、同地域向けに発売する魅力的な車を提供することは、フォルクスワーゲン ブランドの未来に向けた計画における柱のひとつ。

フォルクスワーゲンは、2026年からヨーロッパで電気自動車のアーバンカーファミリーを発売し、効率的な内燃エンジン搭載モデル、先進的なハイブリッド車から未来志向の電気自動車まで、ボリュームセグメントにおける最も多彩なポートフォリオを提供する。

フォルクスワーゲン乗用車部門最高経営責任者(CEO)、トーマス シェーファー氏は、次のように述べている。

「“ID. EVERY1”は、ボリュームセグメントで最も幅広いモデルラインナップの構築を目指す私たちの取り組みを完成させる最後のピースです。これにより、手頃な価格のエントリーレベルの電気自動車を含め、あらゆるお客様に適切な駆動システムを備えた適切な車を提供できるようになります。

私たちの目標は、2030年までに、技術面で世界トップクラスのボリュームメーカーとしてのポジショニングを拡大することです。人々がフォルクスワーゲンに期待しているとおり、私たちはすべての人々のためのブランドなのです」

人に焦点を当てる

フォルクスワーゲン ブランド技術開発担当取締役のカイ グリュニッツ氏は、以下のように語っている。

「未来のモデルでは、カスタマー ディファインド ビークル、つまりお客様が定義する車が鍵を握ります。“ID. EVERY1”は、私たちがこれまで以上に、お客様の希望、関心、好みを車両開発の中心に据えていることを示しています」

「ID. EVERY1」の量産バージョンは、今後グループ全体で使用される、完全に新しく、非常に高性能なソフトウェア アーキテクチャーを採用した最初のモデルとなる。

これにより、今後発売されるエントリーレベルのフォルクスワーゲンに、車両のライフサイクル全体にわたって新しい機能を搭載できるようになる。そしてフォルクスワーゲンのスモールカーは、新車購入後も、ユーザーのニーズに合わせて個別にカスタマイズすることが可能となる。

高いカリスマ性とアイデンティティを備えた特徴的なデザイン

「ID. EVERY1」の前身モデルである「up!」は、2023年まで製造され、その明確で紛れもないデザインで、いまでも印象的。新しいフォルクスワーゲンのデザイン言語には、「ID. EVERY1」の特徴的な要素も取り入れられている。

フォルクスワーゲン デザイン責任者、アンドレアス ミント氏は、次のように話している。

「私たちの大きな目標は、大胆でありながらも親しみやすいモデルを製作することでした。“ID. EVERY1”は、ダイナミックなフロント ライトや“微笑んでいるように見える”リアなどのディテールにより、自信に満ちた外観でありながら好感の持てるデザインを実現しています。

これらのデザイン要素は、この車を、単なる車を超えた存在にします。つまり、人々が共感できる個性とアイデンティティが与えられているのです」

電動前輪駆動を採用した新しいMEB

「ID. 2all」や、そのスポーツバージョンの「ID. GTI Concept(アイディ. GTIコンセプト)」と同様、「ID. EVERY1」は電気自動車のアーバンカー ファミリーに属している。

これら3つのモデルはすべて、新しいモジュラー エレクトリック プラットフォーム(MEB)をベースにしている。電動前輪駆動を採用したことにより、MEBプラットフォームは最適なスペースを活用できるだけでなく、最大限の効率も実現している。

このコンセプトカーは、新開発された70kW(95PS)の電気モーターを搭載し、最高速度は130km/hに達する。航続距離は少なくとも250kmです。「ID. EVERY1」の全長は、3,880mmで、前モデルの「up!」(3,600mm)、「ID. 2all」(4,050mm)および現行「Polo(ポロ)」(4,074mm)の中間に位置する。定員は4名で、ラゲッジコンパートメントの容量は305Lとなる。

フォルクスワーゲン ブランドのフューチャープラン

2027年に登場する「ID. EVERY1」の量産バージョンは、フォルクスワーゲンブランドによる電動モデル攻勢の一部に過ぎない。現在、「Future Volkswagen」(未来のフォルクスワーゲン)と呼ばれる労使協定に基づき、次のステップに向けて準備が進められている。

この中で、フォルクスワーゲンAGは、2024年12月末に従業員代表団と、持続可能なモビリティの分野における経済的安定、雇用、技術的リーダーシップを組み合わせたビジョンについて合意した。拘束力のある目標と、それを達成するために合意された措置は、将来の主要なプロジェクトの基礎となる。フォルクスワーゲンブランドは、この目標に関して明確に定義された3段階の計画を推進している。

■アドバンス(前進):競争力を強化し、既存のモデル ラインナップのターゲットを明確にしながら拡大していく。次の段階として、フォルクスワーゲンブランドは、2025年秋に新しいエレクトリック アーバンカー ファミリーのコンセプトカーを発表する予定。

■アタック(攻勢をかけ):2027年までに9つのニューモデルを発表。「ID. 2all」の生産バージョンは、25,000ユーロ未満、「ID. EVERY1」は約20,000ユーロとなる。

■アチーブ(達成する):フォルクスワーゲンは、2030年までに、最も安全で革新的、そして最も売れている自動車を製造する、技術的にトップクラスのボリュームメーカーになることを目指している。

関連情報:https://www.volkswagen.co.jp/ja.html

構成/土屋嘉久

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