ダイソーの加圧式霧吹きと園芸用噴霧器はガーデニングや家庭菜園に使えるか？【100均】

2025.06.14

ダイソーの「加圧式霧吹き」はペットボトルをタンクに使い、手軽に広範囲へ噴霧できる便利グッズ。加圧式で勢いもあり、植物を傷めずに水や液肥を散布可能。330円の「園芸用噴霧器」は大容量で持続時間も長く、家庭菜園に最適。どちらもコスパ抜群でおすすめ。

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芸植物に水や液肥を散布するのに便利なグッズとして「噴霧器」がある。

霧吹きやじょうろと違って、広範囲にソフトに散布してくれるのが特徴。ホームセンターには、電動式の大ぶりな噴霧器があるが、「そこまで本格的なのは要らないよ」という方におすすめできそうなのが、ダイソーの「加圧式霧吹き」だ。

ペットボトルをタンクとして使う

本製品は、プラ製のスティック状の外観をしている。液体を入れるタンクがないが、実は使用済みのペットボトルを流用する。

具体的にどうするか、順を追って説明していこう。まずペットボトルだが、容量が500ml以上のものを用意。噴霧する液体を入れて本体に接合するが、注意したいのは、ペットボトルの飲み口が適合しないことがある点。

いくつか試してみると、飲み口の直径が約3cmの広口タイプは適合しなかった（例：サントリーの「天然水」550ml）。通常タイプ（約2.5cm）はおおむね適合したので、このサイズを選ぼう。

ペットボトルにはめる前に、付属のチューブを本体下部の穴に差しこむ。500mlペットボトルだとチューブが長すぎるので、ペットボトルの高さより少し短めにはさみで切っておく。

あとはペットボトルをはめれば完成だ。

噴霧作業をする前に、ノズルの反対側のハンドルを、何度か引いたり押したりする。これがポンプの働きをして内部が加圧される。

ほどよい強度で放射状に噴霧される

噴霧を行う際は、本体上部にあるグレーのボタンを押す。これで、中の液体が噴霧される。

写真では若干わかりにくいかもしれないが、液体（水）は放射状に広がっている。先端のノズルを少し右に回して緩めると、直線状に出る。加圧されているので、それなりの勢いで水が出てくるが、植物の葉を傷めるような強さではない。

商品には、色も材質も異なるノズルが１つ付属してあったので、それに取り替えて噴霧してみたが、見た感じではあまり変わらず、ちょっと不思議。普通の予備と考えるべきか。

ペットボトルがパンパンになるほど加圧した状態だと、20～30秒間噴霧の勢いは持続し、200ml近く消費される。その時間が過ぎると勢いは落ちて、まもなく噴霧は止まるので、そのときは再度加圧すればいい。

筆者は、ベランダでミニサイズの園芸をしていて、ふだんは普通の霧吹きを使っている。これだと手が疲れるし、水が出なくなることもあるので、不便に感じていた。それに比べれば、この加圧式霧吹きは非常に使える。素直におすすめしたい一品である。

大容量で噴霧の勢いも強い「園芸用噴霧器」

ところで、ダイソーの園芸コーナーには「園芸用噴霧器」というものもあった。こちらは、「加圧式霧吹き」の最初からタンクが付いている大容量バージョンといえる。

緑色の上部キャップをはずすと、加圧ポンプの構造が見える。水を1125mLのラインまで入れ（満杯に入れると水が出にくくなるそう）、キャップを締め直す。

あとは、てっぺんのポンプのにぎりを上下させ、加圧していく。「加圧式霧吹き」では数回で済んだのに対し、数十回も上下作業が必要なので、ちょっとばかり忍耐が要る。

十分に加圧できたら、取っ手の上にあるストッパーを手前に引く。すると噴霧が始まる。噴霧は「加圧式霧吹き」と同じく放射状だが、より広い範囲をカバーし、勢いもやや強い。

噴霧の持続時間も長く、2分も続き、そこでタンク内の水がなくなった。加圧は少し大変だが、それで1リットル以上噴霧できるのだから、素晴らしいというほかない。

330円と値段もリーズナブルで、一発で気に入った。少々大きめの家庭菜園をしている人なら、こちらのほうが断然使い勝手がいい。

■加圧式霧吹き（ペットボトル用）商品詳細

商品名：加圧式霧吹き（ペットボトル用）
価格：110円
原産国：中国
材質：ポリプロピレン、ポリエチレン、ニトリルゴム、ステンレス鋼（ノズル）
商品サイズ：長さ31cm×幅（にぎり部分）6cm
種類：－
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4550480369303