
ダイソーの「USB式シューズドライヤー」は、1100円という低価格ながら、約60度の温度でしっかり乾燥できる優れもの。ファンはないが、タイマー機能付きで、夏場のムレ対策に十分な性能を持つ。
CONTENTS
新緑がまぶしい初夏になって、ぼちぼち夏日が増え、靴がムレやすい季節となった。
帰宅後に、湿った靴を乾燥させるのに重宝するのが、シューズドライヤー(靴乾燥機)だ。
ひと口にシューズドライヤーと言っても多くの種類がある。主流となっているのは、シューキーパーの形をしたもので、多数の孔から熱風が噴き出て乾燥させるという仕組み。
筆者が使用しているのもそのタイプで、2年前に約5千円で購入した。熱が高く、風力も強くて乾燥が早く、ずっと愛用している。
ところで、ダイソーに似たようなシューズドライヤーがあると聞き、がぜん興味がわいた。価格は驚きの1100円。
結構売れているようだが、こんなに安くて、性能的には大丈夫なのか。期待半分、疑い半分で購入し、使ってみることにした。
全体に多数の孔があいているのが特徴
製品名は「USB式シューズドライヤー」。その名のとおり、USBケーブルで給電する。箱が小さいのでミニサイズかと思ったが、そうでもない。
取り出してみると案外大きく、長さは約18cm、幅は約6cm、(踵部分の)厚さは約5cmある。
下の写真は、筆者所有のシューズドライヤー(左側)と大きさの比較をしたもの。若干小さいくらいで、見てわかる大きな違いは、ダイソーのほうが、通気孔が全体にあいている点。底部にも孔が多数ある。
シューズドライヤーは、ふつうは大きな電力を消費する。「USBで給電できるの?」と思ったが、説明書にACアダプターが必要と書いてあった。
「パソコンから給電しないでください」と、しっかり明記されており、しかも「3A以上のもの」が必須。
かつ筆者が常備しているPD給電はダメなので、近所のダイソーにひとっ走りして購入した。
ダイソーでは何種類ものACアダプターが販売されているが、包装に「3.0A」「3.4A」などと記されているもので、USB Type-A対応のものを選ぼう。
ダイソーで販売されている対応ACアダプター
5千円台のシューズドライヤーと遜色ないパワー
電力の供給を確保したところで、さっそく使ってみる。充電池は内蔵されておらず常時給電となるが、オン/オフのスイッチはある。一度押すと、「3H」のミニランプが灯るが、これは3時間で自動的にオフになることを示す。
スイッチを押すごとに「6H」「9H」と切り替わり、それぞれ6時間、9時間作動する。長時間のタイマー設定は、他社のシューズドライヤーと共通する機能である。
作動させると、数分して上部が温かくなってくる。数千円台のシューズドライヤーと違い、内蔵ファンがないため本格的に全体が温かくなるまでが、ちょっと遅い印象。
であるが、表面温度は約60度になると書かれており、これは筆者所有のシューズドライヤーと同じ温度設定。
実際に靴に入れて、10分ほどしてから中の温度を測ると約40度あった。これだけあれば、ちょっと外出しての靴は短時間で乾くし、夏場のムレや雨で少々濡れた場合も数時間あれば乾燥は完了する。
ファンのあるなしで多少は乾きやすさは違うかもしれないが、5千円台のシューズドライヤーと遜色ないパワーがある。
「とにかく急速速乾」の高性能まで求めないのであれば、1100円(+なければACアダプター代)で買える、ダイソーのこの製品で十分満足できると思う。
店頭では品薄なので、これからの梅雨と猛暑に備えて、早めに確保しておいても損はないはずである。
■商品詳細
商品名:USB式シューズドライヤー
価格:1100円
原産国:中国
材質:ポリカーボネート、ABS樹脂
商品サイズ:長さ18.1cm×幅6.44cm×高さ4.95cm
種類:-
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480553290
撮影・文/鈴木拓也
ダイソーで売っている防水スプレーの効果を試してみた【100均】
口コミで「優秀」という声が多いダイソーの防水スプレー。サイズによって価格は異なるが、100円(税抜き)から展開されているため、それで防水効果があるのなら、これは...
持ち歩きに便利なダイソーのレインコートと雨具、一番使えるのはどれ?
梅雨の時期に大活躍するレインコート。特に自転車などを使用する場合は、雨の日の必須アイテムです。 100均ショップのダイソーでも、さまざまなレインコートや雨具が税...