
日本三大都市の一つとして知られる名古屋市をようする愛知県。同県において、居住者が住みたいと憧れを抱く街はいったいどこだろうか?
リクルートはこのほど、愛知県に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住みたい街ランキング2025 愛知県版/名古屋市版」を集計し、その結果を発表した。
[愛知県] 住みたい街(駅)ランキング
愛知県の住みたい街(駅)ランキングでは、2020・2023年に引き続き、1位「名古屋」、2位「金山」、3位「豊橋」という結果になった。4位の「栄」は2年連続で得点が40ポイント以上上昇し、3位「豊橋」との得点差を縮めた。また、9位「名鉄一宮」は2023年より得点が67ポイント上昇し、TOP10に復活した。
このほか、10位以内では、6位「岡崎」、10位「千種」が2020年以降で最高順位を更新している。
[愛知県] 穴場だと思う街(駅)ランキング&住みたい沿線ランキング
愛知県の穴場だと思う街(駅)ランキングでは、「名古屋」が2023年の2位から1位に上昇し、「勝川」が2023年以前のランク外から初めて5位にランクインした。
愛知県の住みたい沿線ランキングでは、「名鉄名古屋本線」が2023年の3位から2ランクアップし、2020年以降で初めて1位となった。また、9位「名鉄瀬戸線」は、2ランクアップして2020年以降で初めてTOP10に入った。
[愛知県] 住みたい自治体ランキング
愛知県の住みたい自治体ランキングでは、1位「名古屋市中区」から4位「岡崎市」までが前回調査の2023年と同じ結果となった。5位「名古屋市昭和区」と8位「名古屋市熱田区」は2020年と2023年に続き今回も順位が上昇した。
注目は8位「名古屋市熱田区」だ。同区には緑に囲まれた熱田神宮があり、夏休みには市内の小学生に向けた学びの場を開催するなど地域に開かれている。周辺には老舗が多い一方、2024年には最寄駅の一つである名鉄「神宮前」に商業施設「あつたnagAya」 が誕生するなど新店も増加している。
このほか、10位「名古屋市瑞穂区」は2020年以降で初めてTOP10に入っている。
[名古屋市] 住みたい街(駅)ランキング
名古屋市の住みたい街(駅)ランキングで注目の駅は、2位の「栄」だ。「栄」は再開発が続き、2024年に中日ビルが全面リニューアル。93店舗が新規開業しており、7階には街を一望するテラスもある。2026年には栄交差点付近に、地上41階、地下4階の高層ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」が開業し、栄エリア初のシネマコンプレックスが誕生予定だ。
10位以内では、2位の「栄」の他、6位の「千種」、7位の「大曽根」、 10位の「今池」が2020年以降で最高順位を更新した。
[名古屋市] 住みたい沿線ランキング
名古屋市の住みたい沿線ランキングにおいて、1位は「地下鉄東山線」、2位は「地下鉄名城線」、3位は「地下鉄桜通線」と、上位3位までが2020年・2023年と同じ結果となった。また、8位「名鉄犬山線」、9位「名鉄瀬戸線」は2020年以降で初めてTOP10にランクインした。
[名古屋市] 住みたい自治体ランキング
名古屋市の住みたい自治体ランキングでは、「名古屋市中区」が2018年以降で初の1位を獲得し、2023年まで1位の「名古屋市千種区」は今回2位に下降した。
3位の「名古屋市中村区」は2023年と同じ順位ながら、得点が+36ポイントと大きく上昇。また、前年比で37ポイント上昇した「名古屋市西区」は10位でTOP10に復活した。
このほか、8位「名古屋市熱田区」は2018年以降で最高順位を更新している。
出典元:株式会社リクルート
構成/こじへい