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18の次は26だった!?AppleがWWDC25で発表したiPhoneの次期OS「iOS 26」の注目機能は?

2025.06.12

Appleは現地時間2025年6月9日から6月13日までカリフォルニア州クパチーノの本社で開催中の年次開発者会議、「WWDC25(Worldwide Developers Conference 2025)」において、iPhone向け次期OSとして「iOS 26」を発表した。

主な機能としては、プライバシーを考慮して再構築されたApple Intelligenceがさらに有能になったほか、電話アプリやメッセージアプリもアップデート。CarPlay、Apple Music、マップ、ウォレットの新機能に加えて、プレイヤーがすべてのゲームを一か所で管理できる新しいアプリ、Apple Gamesも導入される。

なお、従来であれば「iOS 19」となるOSの名称だが、今回から西暦の下二桁を採用。同時にiPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26など、OSのバージョンを示す数字もデバイス間で統一された。

なぜAppleは全OSのデザインを統一したのか?「Liquid Glass」が示す、次世代の直感的なユーザー体験

 アップルは、6月9日(現地時間)に開発者向けイベントWWDCをスタートさせた。例年通り、初日の基調講演ではアプリの基盤とも言えるOSの新バージョンを発表。同社...

Liquid Glassが採用された新たな外観

新しい半透明の素材であるLiquid Glassが採用された外観デザインは、周囲の光を反射したり屈折させたりしてコンテンツへの注目を高め、コントロール、ナビゲーション、アプリアイコン、ウィジェットなどに新たなレベルの活力をもたらす。

新しいデザインはホーム画面やロック画面に拡張され、これらの画面をよりパーソナルで、これまで以上に表現力豊かなものにするほか、Liquid Glassは、美しくクリアな見た目など、アプリのアイコンやウィジェットに新たなカスタマイズのオプションも提供。

ロック画面では、時間表示が画像内の利用可能なスペースに流れるように適応し、ユーザーがiPhoneを動かすと、空間シーンが3D効果によって壁紙をヴィヴィッドに映し出す。

操作性を追求してシンプルに整理されたカメラのレイアウト。そして写真アプリはライブラリやコレクションを表示する個別のタブが導入されるアップデートを実施。

Safariでは、ウェブページを画面の上端から下端まで滑らかに表示できるので、ユーザーはそのページをより多く見ることができる一方で、再読み込みや検索などの頻繁に使う機能へのアクセスも維持される。

Apple Music、News、Podcastでは、タブバーが再設計されて、ユーザーのコンテンツの上にフローティング形式で配置。ユーザーがブラウズしながらコンテンツを正面中央に置くと動的に縮小し、再びスクロールすると拡大される。

ロック画面では、時間表示が画像内の利用可能なスペースに流れるように適応し、よりダイナミックな印象を与える。

■Apple Intelligenceを活用した新機能

Apple IntelligenceがiPhoneの体験をさらに上のレベルへと引き上げた。

ユーザーが様々なことをこれまで以上に簡単にこなすのを助けながら、コミュニケーションをとったり、画面上に表示されているものに対してさらに多くのことをするための新たな方法を提供する。

ライブ翻訳は、メッセージ、FaceTime、電話に組み込まれ、テキストや音声をその場で翻訳して、ユーザーが様々な言語間でコミュニケーションをとるのに役立つ(1)。
1:メッセージのライブ翻訳は、日本語、英語(米国、英国)、フランス語(フランス)、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(スペイン)、中国語(簡体字)に対応しています。電話とFaceTimeのライブ翻訳は、一対一の通話の場合に、英語(米国、英国)、フランス語(フランス)、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(スペイン)に対応している。

そしてライブ翻訳は、Appleが開発した、すべてをデバイス上で処理するモデルによって実現しているため、ユーザーの個人的な会話のプライバシーが保たれる。

Apple Intelligenceを基盤とするビジュアルインテリジェンスがユーザーのiPhoneの画面に拡張され、ユーザーはあらゆるアプリで、画面上に表示しているものを検索してからの操作を実現。

ユーザーは画面上で見ているものについてChatGPTに質問して詳しい情報を得たり、GoogleやEtsyなど、対応しているアプリで検索して類似の画像や製品を見つけることが可能になった。

Apple Intelligenceを基盤とするビジュアルインテリジェンスがユーザーのiPhoneの画面に拡張され、ユーザーはあらゆるアプリで簡単に、画面上に表示しているものを検索・操作できる。

Apple Intelligenceは、店舗や運送業者から送信されたEメールから、注文の追跡に関する詳細情報を自動的に特定し、要約できるようになる。ユーザーは、Apple Payを使わない購入であっても、注文のあらゆる詳細情報や進捗状況の通知をすべて一か所での確認が可能になった。

さらに、新しい基盤モデルフレームワークにアクセスできるようになったため、あらゆるアプリがApple Intelligenceの中核にあるデバイス上の基盤モデルを直接利用できる。

そのため、デベロッパは無料のAI推論を利用して、高速でプライバシーを中核に据えて設計された、オフラインでも利用可能なパワフルなインテリジェンスに直接アクセスできるようになる。

つながりを保ち、妨げになるものを取り除くための機能

iPhoneの体験の基本となる電話アプリは、よく使う項目、履歴、留守番電話がすべて一か所にまとめられた、統一されたレイアウトを実現している。

そんな中、通話スクリーニングがライブ留守番電話を強化。発信者の情報を収集して、ユーザーがその電話を取るか無視するかを判断するのに必要な詳しい情報を提供することで、妨げになるものを取り除くのを助けてくれる(4)。

また、ユーザーが保留状態で待たされ続けている場合は、担当者が電話に出ると、保留アシストがそれをユーザーに通知してくれる(5)。
4:通話スクリーニングは、日本語(日本)、広東語(中国本土、香港、マカオ)、英語(米国、オーストラリア、カナダ、インド、アイルランド、ニュージーランド、プエルトリコ、シンガポール、南アフリカ、英国)、フランス語(カナダ、フランス)、ドイツ語(ドイツ)、韓国語(韓国)、北京語(中国本土、台湾、マカオ)、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(米国、メキシコ、プエルトリコ、スペイン)で利用できる。
5:保留アシストは、日本語(日本)、英語(米国、オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国)、フランス語(フランス)、スペイン語(米国、メキシコ、スペイン)、ドイツ語(ドイツ)、ポルトガル語(ブラジル)、北京語(中国本土)で利用できる。


通話スクリーニングは、ライブ留守番電話を強化。発信者の情報を収集して、ユーザーがその電話を取るか無視するかを判断するのに必要な詳しい情報を提供する。

メッセージでは、ユーザーは不明な送信者からのメッセージをスクリーニングできるようになり、会話リストに誰を表示するかをさらにコントロールできる。

不明な送信者からのメッセージは専用のフォルダに表示され、ユーザーはその番号を既知のものとしてマークするか、さらに詳しい情報を求めるか、または削除することも可能。このようなメッセージは、ユーザーがその送信者を承認するまで通知されない。

■CarPlayの機能強化

iOS 26では新しいデザインが車にも拡張され、一貫した表現力豊かな体験をもたらす。

デザイン面では、着信表示が新しくコンパクトになり、ユーザーは次の経路などの重要な情報を見逃すことなく、電話の発信者を確認しやすくなった。

また、iOS 26は、CarPlayのメッセージにTapbackやピンで固定したチャットを導入。ウィジェットやライブアクティビティによって、ユーザーは運転中でも集中力を失うことなく最新情報を把握できる。

これらのアップデートはCarPlay Ultraにも導入され、iPhoneの長所と車の長所を組み合わせて、すべての画面で緊密に統合され、統一された体験を実現するものだ。

■Apple Music、マップ、Appleウォレットのアップデート

Apple Musicでは、歌詞の翻訳によってお気に入りの曲の歌詞を理解できるようになるほか、歌詞の発音ガイドを使うと、言語を問わずみんなで一緒に歌うことができる。

AutoMixでは、インテリジェンスを活用してDJのように1つの曲から次の曲へと移行し、タイムストレッチやビートマッチングを使用して曲の切り替えをシームレスに実行する。

Apple Musicでは、歌詞の翻訳によってお気に入りの曲の歌詞を理解できるようになった。

Appleマップでは、訪問した場所によって、ユーザーは自分が訪れたことがある場所を覚えておきやすくなる。ユーザーは、レストランや店などの場所にいるとiPhoneが検知するよう選択することができ、マップで訪問した場所のすべてを表示できる。

一方、訪問した場所はエンドツーエンドの暗号化で保護され、Appleがアクセスすることはできない。さらに、iPhoneはデバイス上のインテリジェンスを活用してユーザーの日常的な経路をよく理解し、帰宅時や出社時に優先する経路を提示して、それに合わせて遅延を通知したり、別の経路を提案することもできる。

iOS 26では、ユーザーがレストランや店などの場所にいるとiPhoneが検知するよう選択することができ、マップで訪問した場所のすべてを表示できる。

Appleウォレットもアップデートされ、現実の世界との毎日のやり取りがこれまで以上に簡単になった。ユーザーはiPhoneを使ってApple Payで店舗内購入をする場合、分割払いやポイントによる支払いを選べる。

ウォレットの新しくなった搭乗券では、フライトのリアルタイムの最新情報をライブアクティビティで確認して共有できるようになる。また、マップによる空港案内や、「探す」を使った重要なアイテムの追跡や紛失した荷物の報告など、旅行者にとって最も関連性の高い情報に便利にアクセスできる。

Appleウォレットで新しくなった搭乗券では、フライトのリアルタイムの最新情報をライブアクティビティで確認して共有できるようになった。

■ゲームに関するすべてを一か所にまとめてプレイヤーに提供

Apple Gamesは、ゲームに関するすべてを一か所にまとめてプレイヤーに提供する新しいアプリだ。プレイヤーが好きなタイトルに急いで戻ったり、次のお気に入りを見つけたり、友人たちとさらに楽しんだりするのに役立つ。

重要なイベントやアップデートなど、すべてのゲームで何が起きているかを把握できるので、大切な瞬間を見逃すリスクが低減する。

ゲームアプリは、家族全員で楽しめる、受賞歴のある高評価のゲームを200以上提供しているAppleのゲームサブスクリプションサービスであるApple Arcadeを体験するのに最適な方法でもある。

新しいApple Gamesのアプリは、そのプレイヤーのゲームをすべて一か所にまとめて提供。プレイヤーは好きなタイトルに急いで戻ったり、次のお気に入りを見つけたり、友人たちとさらに楽しむことができる。

「iOS 26」の提供について

これらの機能はすべて、2025年6月9日よりhttps://developer.apple.com/jp/にてApple Developer Programを通じてテスト用に提供される。パブリックベータ版は来月、https://beta.apple.com/jaでApple Beta Software Programを通じて提供される予定だ。

新しいソフトウェア機能は、今年の秋に、無料のソフトウェアアップデートとしてiPhone 11以降を対象に利用可能になる。紹介されているApple Intelligenceの機能を利用するには、iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadとMacのモデルを含む、対応するデバイスが必要。

Apple Intelligenceが有効かつ、Siriとデバイスの言語を同じ対応言語に設定する必要もある。

対応する言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、または中国語(簡体字)。今年の年末までに、さらに多くの言語が対応する予定だ。これには、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、ポルトガル語(ポルトガル)、スウェーデン語、トルコ語、中国語(繁体字)、ベトナム語が含まれる。

詳しくは、https://www.apple.com/jp/apple-intelligence/を参照。

提供される機能は変更される場合があるほか、言語や地域によっては一部の機能を利用できない場合がある。また、利用できる機能は、現地の法律や規制によって異なる場合もある。詳しい提供状況については、https://www.apple.com/jp/をチェックしていただきたい。

関連情報
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/06/apple-elevates-the-iphone-experience-with-ios-26/

構成/清水眞希

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