
「Switch2だと『ポケモンSV』がぬるぬる動く」と話題になっている。
2022年に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』だが、Switch2の発売に合わせて、更新データ「Ver.4.0.0」が配信された。Switch2でプレイする際に「フレームレートの向上」や「高解像度化」が実現している。
その結果、「ポケモンSVがようやく本来の姿を取り戻した!」と驚きの声が上がっている。
さらに注目すべきは、今回のアップデートで色違いポケモンとの遭遇率も上がっている点だ。
なぜ色違い遭遇率が上がったのか?
ポケモンSVにおける色違いポケモンの出現確率は1/4096とされている。この確率自体は今回のアップデートでも変更されていない。
ポイントとなるのは、画面上に表示されるポケモンの数だ。
従来のポケモンSVでは、画面に同時に表示される野生ポケモンの数は最大15匹だった。
しかしSwitch2では、なんとその2倍、最大30匹のポケモンが一度に表示されるようになっているというのだ。
つまり、ただ歩き回っているだけでも、これまでの2倍のペースで色違いポケモンを見かけるチャンスがある、というわけだ。
SNS上でも「マップを散策しているだけで色違いにめちゃくちゃ遭遇する」「野生ポケモンの色違い厳選が楽になった」といった報告が相次いでいる。
また、野生のポケモンはエリア内を自由に動き回るため、これまではせっかく色違いを見つけても画面外に逃げてしまい、消えてしまうというケースがしばしば発生していた。しかしSwitch2では、これまでよりも離れた位置のポケモンも表示されやすくなっているため、色違いポケモンを見失うリスクが大きく減っている。
色違いマニアにとっては非常に嬉しいアップデートと言えるだろう。
しかし、注意点もある。エリアゼロなどでは野生のポケモンを視界から消して、またリポップさせることで色違いを厳選する方法もあった。Switch2ではこれまで以上に離れないとポケモンが消えないので、この方法では移動時間は少し多くなってしまう。
エリア移動のロード時間が20秒から3秒に
任天堂は6月5日、「Nintendo SwitchソフトをNintendo Switch 2 で遊ぶと……?」という記事を公開。
そこでは
Nintendo Switch 2 では、グラフィック性能が向上します。一部の無料アップデート対応ソフトでは、この性能を活かして、画面がくっきりと表示されるほか、動作がなめらかになったり、発色が鮮やかなHDRに対応したり、より精細で鮮明に描かれるゲームの世界を楽しめるようになります。
例えば、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、より遠くのポケモンが見えるようになるなど、広大なフィールドを冒険しやすくなります。
と具体的にポケモンSVを例に挙げ紹介されている。記事内の動画では、これまで処理落ちが最も激しいエリアの一つとして知られていた「オージャの湖」でも、ぬるぬると動き回り遊ぶ様子が公開されている。おそらくSwitch2では60fpsが安定して出るのだろう。
さらに有志の検証では、これまで10秒以上かかっていたロード時間が数秒に短縮されたことが続々と報告されている。
起動時のロード時間は15秒程度→3秒程度、同じ地方内での移動は10秒程度→2秒程度、違う地方への移動(パルデア地方からキタカミの里など)は20秒程度→3秒程度になっているという。
「欲しいソフトが出るまでSwitch2はいらないかな」考えていたSwitchユーザーも、既存ソフトがアップデートされるなら別だ。Switch2争奪戦はさらに過熱になりそうだ。
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※画面は開発中のものです。
文/峯亮佑