
天候の変化が大きい梅雨のこの時期、頭痛を感じることが増える人も多いのではないだろうか。
そこでエスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』は、気候・気圧の変化で頭痛に悩む人が増加しやすい梅雨のシーズンに合わせ、「頭痛の我慢※に関する5カ国調査」(各国500人、計2500人が対象)を公開した。
気候・気圧の変化の影響で頭痛が発症するのは5カ国共通!頭痛の我慢は国を問わず当たり前に
日本において、過去6カ月以内で頭痛を発症したことがある人のうち、「気候・気圧の変化の影響で頭痛が発症することがよくある・たまにある」と回答した人は70.8%にのぼった。
また、5カ国全体でも同様の傾向が見られ「よくある・たまにある」は76.7%となり、気候や気圧の変化が国を問わず多くの人に頭痛の引き金となっていることが明らかに。
「実際に頭痛が起きた際、我慢をすることはありますか」という質問については、日本において「頭痛を我慢することがよくある・たまにある」は77.2%となり、多くの人が頭痛時に我慢をしていることが明らかになった。
他国の結果を見ても、中国:80.0%、アメリカ:76.8%、ドイツ:79.0%、イギリス:84.4%と、いずれの国でも7割以上が頭痛時に我慢をしており、“頭痛を我慢する”という行動は国を問わず広く見られる傾向のようだ。中でもイギリスではその割合が最も高い結果となっていた。
また、我慢する理由として最も多かったのは「頭痛は(ある程度)我慢するものだと思っているから」(44.0%)、次いで「我慢しても生活に支障がないから」(38.8%)。
これは、多くの人が“頭痛=耐えるべきもの”と無意識に捉えており、日常の中で深刻に扱われていない現状を反映していると考えられる。
「我慢すべきではない」が最多の日本、実際は77.2%が我慢──意識と行動のギャップが5カ国中最大に
「ある程度の頭痛は我慢すべきだと思いますか?」という質問に対し、5カ国すべてで「とてもそう思う・ややそう思う」が多数を占めており、特にドイツではその割合が78.2%に達していた。
一方、日本では「頭痛は我慢すべきではない」と考える人が40.2%と5カ国中で最も多く、“我慢は必ずしも正しいとは限らない”という意識が比較的浸透していることがわかる。
しかしその一方で、実際には77.2%の日本人が頭痛を我慢していると回答しており、“意識では否定していても、行動としては我慢している”という大きなギャップが明らかに。
この結果から、日本は5カ国の中で“我慢すべきではない”という意識と“実際に我慢している”という行動の差が最も大きい国であることが浮き彫りになった。
また、“我慢は美徳”とされがちな日本だけでなく、他国においても「頭痛は我慢すべき」という価値観は根強く、国を問わず“我慢することが普通”という意識が共有されていることも見てとれる。
対処法には文化差が顕著!頭痛薬を最も早く服用するアメリカ、中国では「休養をとる」「マッサージ」が最多
5カ国全体で見ると、頭痛薬を飲むまでの時間は「30分以上~1時間未満」(21.7%)が最も多く、次いで「10分以上~30分未満」(21.1%)となった。
アメリカでは半数以上が30分未満で服用しており、他国に比べて頭痛を我慢する時間が短い傾向が見られる。一方、日本では「服用しない」と回答した人が17.8%と5か国中で最も多く、薬を使わずに我慢する傾向が際立っている。
「どの程度の頭痛で頭痛薬を飲むか」という質問に対しては、5カ国全体で見ると、「中等度の痛み(4~6)」で服用する人が最も多く49.7%、次いで「軽い痛み(1~3)」が30.3%であった。
一方、ドイツでは「強い痛み(7~10)」で服用する人が28.8%と5カ国中最も多く、限界まで我慢してから服用する傾向がより顕著に表れている。
頭痛時の対処法についての質問では中国を除く4カ国では、頭痛の対処法として「市販の頭痛薬を服用する」が最も多い回答となった。
一方、中国では「休養をとる」(68.4%)や「ストレッチやマッサージをする」(45.4%)といった対処法が「市販の頭痛薬を服用する」(40.8%)を上回る結果に。
また、日本やイギリスでは「自然に治るのを待つ(=特に対処しない)」という回答が3割を超えていることが分かった。背景には、“無理をしてやり過ごす”姿勢や、“薬に頼らず様子を見る”という意識の強さを反映している可能性がある。
調査の結果、5カ国全体で約87%の人が「つらい頭痛が日常生活に影響を与えている」と回答した。
その内訳は、「とても影響を感じる」が32.2%、「やや影響を感じる」が54.7%で、ほとんどの人が何らかの支障を感じていることがわかる。
つらい頭痛による日常生活への影響で最も多かったのは「何もしたくない気持ちになる」(47.3%)で、次いで「仕事や家事に遅れが出る」(37.2%)、「憂鬱な気分になる」(29.2%)、「家事ができなくなる」(28.0%)が続いた。
国別では、中国で「憂鬱な気分になる」と回答する割合が全体より高く、精神面への影響が強く現れる傾向が見られる。
頭痛が育児のモチベーションに影響しているかについては国ごとに差があり、中国(88.1%)と日本(66.4%)では「影響がある」と答える人が多数派であった。
一方、イギリスでは「影響がない」と答える人が多く(56.7%)、育児への頭痛の影響は国ごとに大きく異なることが判明。
まとめ
日本において過去6カ月以内で頭痛を発症したことがある人のうち、「気候・気圧の変化の影響で頭痛が発症することがよくある・たまにある」と回答した人は70.8%にのぼった。
さらに今回の調査では、日本人の頭痛に対する“意識と行動のギャップ”が5カ国の中で最も大きいことが明らかに。
「頭痛は我慢すべきではない」と回答した人は40.2%と、5カ国で最も多く、我慢しない意識は比較的高い一方で、実際には77.2%の人が「我慢することがある」と回答しており、約37ポイントものギャップが生じていた。
この矛盾の背景には、“我慢は美徳”とされる日本特有の文化に加え、職場や家庭で周囲に迷惑をかけまいとする意識や、忙しさの中で自分の不調を後回しにする環境要因があると考えられる。
頭痛を抱えながらも「なんとかなる」とやり過ごす傾向が残る一方で、実際には多くの人が生活や仕事への支障を感じており、我慢せずに適切に対処できる意識と環境の整備が求められているようだ。
頭痛は、我慢することで悪化する場合もある。『EVE』は解熱鎮痛薬ブランドとして、痛みを感じたその時に「早く対処できる手段」としてイブクイック頭痛薬 DX を提案し、痛みに悩む人が少しでも快適に、痛みにとらわれず本来の力を発揮できるようサポートしていくとのこと。
調査概要
「頭痛の我慢に関する5カ国調査」
調査実施日:2025年5月12日(月)~2025年5月19日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:18歳~69歳の男女2500人
調査対象国:日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国
調査委託先:株式会社ネオマーケティング
※「頭痛の我慢」の定義:頭痛薬(市販の解熱鎮痛薬・医師の処方薬・漢方薬を含む)をすぐに飲まずに、痛みに耐える時間があること
関連情報
https://www.ssp.co.jp/eve/
構成/Ara