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手間なしでバズる?YouTubeの機能「コミュニティ投稿」のスゴい効果

2025.06.20

YouTubeのクリエイター向けプラットフォーム『YouTube Studio』には「コミュニティ投稿」という機能がある。

これは動画ではない文字による投稿で、平たく言えば「クリエイター用SNS」である。YouTubeとしては「チャンネル登録者・視聴者とより深く交流するため」にこの機能を用意しているそうだが、実際はチャンネル登録をしていない人のホームにもコミュニティ投稿が表示される。つまり、コミュニティ投稿をきっかけにチャンネル登録をしてくれる人も現れるというわけだ。

しかもこのコミュニティ投稿、動画をアップするよりも多くの「いいね」がつく傾向にある。これは活用しなければもったいない!

ブログやSNSと同じ感覚で投稿できる!

動画は、それを1本作るだけでも多大な時間を要する代物だ。

筆者のチャンネルはゲーム実況動画を配信しているが、それらはいわゆる「ゆっくり実況」である。ゆっくりムービーメーカー4を使っての編集作業を行う、という意味だ。これが、かなりの手間と時間を要してしまう。

慣れなければ1日がかり、慣れていたとしても数時間は動画編集に費やしてしまう。このあたりを苦に感じて挫折してしまう人も多く、また何とか続けられているとしても毎日投稿はハードルが高い。

ならば、コミュニティ投稿はどうか?

コミュニティ投稿であれば、使い勝手はブログやSNSと全く同じ。日常思ったことを文章にして投稿すればいい。動画に比べたら、遥かに気楽で手間がかからない。

その上、「いいね」がよくつくのだ。

筆者のチャンネルは、この記事の執筆時点では4,800人ほど。日常の思ったことや筆者自身が考えていることを何となく書き、それを画像なしで投稿すると、殆どの場合は「いいね」が10以上つく。多い時では30に迫るほどだ。

「ROM専」の人を掘り起こす

メディアで配信する記事というのは、ほぼ例外なく画像が貼られる。画像なしの記事は、それがどんなに良い内容であったとしても読まれないというのがライターの世界の常識だ。

しかし、YouTubeのコミュニティ投稿に関してはまさに「例外」である。

詳しいことは後述するが、コミュニティ投稿に関しては画像があるよりもないほうがむしろ読まれやすいようなのだ。本当に文字だけの投稿でも、いや、そうした投稿のほうが視聴者としては気軽にチェックしやすいのだろう。

また、普段配信している動画にはコメントしない視聴者が、コミュニティ投稿にはなにか書いてくれるという現象も筆者は確認している。

たとえば、筆者のチャンネルで配信する動画の9割方はゲーム実況だが、コミュニティ投稿で最近購入した中古車のことを書いてみる。すると、車好きの人が反応してくれて、何かしらのコメントを書いてくれるのだ。

いわゆる「ROM専」の人々を掘り起こす効果も見込める、というわけだ。

案外効果の薄い「動画付きの投稿」

さて、コミュニティ投稿には動画のリンクを貼る機能も備わっている。

これを使って、たとえば「昨日こんな動画を配信しました」とか、「同じゲームをプレイしている○○さんの動画が面白いので、皆さんも視聴してください」といった投稿もできる。が、実は「動画付きの投稿」は文字だけのそれに比べると集客力が明らかに低い。「いいね」が思ったよりもつかないのだ。これはつまるところ「リンク先の動画を観なければならない」ということだから、視聴者としては面倒くさいのかもしれない。

それよりも、筆者としてはアンケートを作ることをお勧めする。

YouTube Studioでは「画像形式アンケート」と「テキスト形式アンケート」を作成することができるが、どちらも何かしらの質問と回答を設定して公開すれば多くの回答者を得られるだろう。筆者の経験で言うと、チャンネル登録者数がまだ1,000人に満たない時にとあるアンケートを作ったら、何と100人近くの回答者が集まってきた……ということがあった。

画像はスクエアがオススメ!

コミュニティ投稿は、視聴者がサクッと確認できるからこそ多くの「いいね」が集まるものだと言い切ることができる。

それ故に、コミュニティ投稿に掲載する画像には一工夫が必要だ。

今日び、殆どの人はYouTubeをスマホで視聴すると断言してもいいだろう。となるとYouTubeアプリのホームに表示される投稿は(YouTubeのホームはタイムライン機能を兼ねている)、縦と横の寸法が同一のスクエアが最も反りが合うという結論になる。これが横長の画像になると、ワンクリックしないと全体が表示されない。

したがって、配信者はスクエア画像を数多く量産できる準備を整えておくのがいいだろう。ただ、これは言い換えれば「ワンクリックしてまで画像全体を確認しようとする視聴者は少ない」という意味でもあり、わざわざ画像を用意しなくても文字だけの投稿で多くの「いいね」が稼げるという結論につながってしまう。

「主」はあくまでも動画

ただし、ここで誤解を及ぼさないように注意喚起もしなけれならない。

YouTubeとはあくまでも動画配信プラットフォームであり、まずは動画を定期的に配信しなければチャンネル登録者は増加しない。動画が「主」でコミュニティ投稿はあくまでも「従」であることを今一度認識するべきだ。残念ながら、コミュニティ投稿だけでお茶を濁し続ける……ということは賢明な選択ではない。

だが、いずれにせよコミュニティ投稿は使い方次第でチャンネルに新たなエッセンスを与えてくれるものである。

文/澤田真一

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