
ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。そんな笑い声が聞こえてきそうなモノづくりを発信するプロダクト開発チーム・専業ムフが、「月刊ムフ」と題して〝ありそうでなかった変な商品〟を月に1回、妄想してお届け。
企業によるコラボや、実際の商品化の検討も大歓迎。「これは!」というプロダクトを見つけたら、専業ムフまでお問い合わせを。
【月刊ムフ6月号】水切り石
みなさん、水切り楽しんでますか?水切りとは水面に向かって回転をかけた石を投げて、石を跳ねさせ、その回数を競ったりする川遊びのことです。きっと誰しもが一度は遊んだことがあると思います。うまくいくとシュパパパパパッと石が跳ねていき、とても楽しいんですよね。
でもあの水切り、石選びが意外と大変。よく水面で跳ねさせるためには形が丸くて薄くて、それでいて投げやすいサイズ感の石を探さないといけないんです。早く投げたいのにいい石が見つからなくて、適当に石を選んだせいで全然跳ねなくて結局友達に負けちゃったり……。
今回は、そんな水切り遊び好きな方のための商品アイデアを考えてきました。
その名も「Skipping Stone」です。これは水切りするのにちょうどいい丸さと薄さと投げやすさを兼ね備えた石をパッケージングした商品です。
製造方法はとてもシンプルで、全国各地の河原に大量のスタッフを派遣し、水切りに適した石を実際に拾ってきてもらい、それを工場でパッケージングして販売します。
まずはいわゆる河原に落ちているようなふつうの石から販売をスタートさせ、知名度が上がってきたタイミングで石違いの商品を展開していこうと考えております。
第2弾は「軽石」。もちろん水切り石として使っていただきたいのですが、軽石ですのでかかとの角質を落とす用途で使っていただくこともできます。
第3弾は「大理石」。インテリアとして飾ってもいいですし、思い切って投げるのも気持ちいいかもしれません。
第4弾は「エメラルド」。幸運を呼ぶ石としても知られるエメラルドなので、大切にするもよし、幸運を思いっきり川に向かって投げるというのも背徳感を感じられてよさそうです。
第5弾は「ダイアモンド」。永遠の愛を誓う宝石としても知られるダイアモンドなので、対岸に愛する人を呼び、その人に向かって水切りしてプレゼントするという新しい愛の伝え方も流行るかもしれません。
このようにさまざまな石で「Skipping Stone」をシリーズ化させていき、ゆくゆくは水切り石の専門店「Skipping Stone Shop」をオープンさせようと計画しております。1号店は石川県なんか良さそうですよね。
「Skipping Stone」を通して、ひとりでも多くの人に水切り遊びの楽しさや儚さを伝えていき、誰しもが水切りに夢中になる世界の実現を目指していきたいと思います。
【今月のNGカット】
墓石のSkipping Stoneはさすがによくないか……。
専業ムフとは?
ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。専業ムフは、思わずムフッと笑っちゃうモノづくりを行うプロダクト開発チーム。暮らしにムフッがあると、毎日がもっと楽しく、ドキドキするものに変わるはず。“なくてもいいけど、あると楽しい”をお届けします。
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