
櫻井翔さんが登場するCMで、「BAKUNE」を知った人は多いのでは? 着るだけで疲労回復が促進されるという、不思議なパジャマだ。
正直なところ私は当初、「プラシーボ的なやつでしょ」などと思っていた。がしかし、2024年にBAKUNEを展開するTENTIAL社のCEOを取材し、考えを改めた。
その詳細は本記事では触れないが、簡単にいうとたしかなテクノロジーと体験に納得させられたわけだ。
ちなみに、TENTIALが展開する製品はパジャマだけではなく、デイリーで使えるアパレル、寝具などなど多数存在する。そして、中でも筆者が愛用しているのが「リカバリーサンダル」。2024年の夏より使いはじめ、今年は2シーズン目。最近は、ほぼ毎日履いている。
先日は、ちょっと散歩のつもりで出かけたところ1時間近く歩いてしまった。普通、サンダルでこれだけ歩くと途中で足が痛くなるのが当たり前だが、それがまったくない。この体験には心の底から驚いている。
昨年購入し、愛用中のFlip flopタイプのリカバリーサンダル。使い込んでいるので、ややくたびれてきた。なお、現行モデルとはデザインがやや異なる。
と、外歩き用のサンダルとしてすでにメロメロなのだが、本記事では、“室内履き”としてのポテンシャルにも迫っていきたい。なお、室内履きとして試した製品はTENTIAL社より借し出しを受けている。
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リカバリーサンダルって一体何?
さて、そもそもTENTIALの「リカバリーサンダル」がどんな製品なのかを整理しておこう。
1つ目の特徴は、2層構造の厚底ソール。程よい反発のある柔軟な素材で、足を入れると包み込まれる。これがとても気持ちいい。サンダルながら不思議とホールド感があり、足のズレも起きづらい。足全体でしっかり地面を捉えられる感覚も、筆者は非常に好みだ。
指で押すとヌチッとした感覚。反発かはなり強い。独自のEVA素材を採用しているそうだ。
そして2つ目の特徴は、アーチサポート構造。インソールの中央内側がややこんもりしており、土踏まずが自然と持ち上がるため、歩行時の体のバランスが安定する。
土踏まずにフィットする部分が盛り上がっている。写真は左足用。
家事のともにも、仕事のともにも
さて、当然のことだが、室内にいても足は体重を支えているため疲労する。椅子に座っているときも少なからずそうだ。
今回筆者は、自宅の室内履きとして試したのだが、強く恩恵を感じたのは家事をするとき。特に料理中だった。立ち仕事だからというのもあるが、料理中は意外とサイドステップが多い。冷蔵庫食材を取り出し、洗い、切り、鍋に入れ、調味料を取り、入れ、合間に調理器具を洗い…と世話しなく動く。しかも、キッチンのレイアウトによってはターンする必要もある。
そんな足元に、快適さと楽さをもたらしてくれた。
我が家は極めて一般的なフローリングだが、その上もスムーズに動けた点も好印象。フローリングだと変に突っ張ったりしてしまうのでは?と懸念していたが、まったくそんなことはなかった。
そして何より、サンダルに足を入れたときに“気持ちいい”のがすばらしい。ついつい履きたくなる。
スリッパの存在を忘れていつの間にか裸足に…なんてことがよくある筆者だが、TENTIALのリカバリーサンダルは履いていないとすぐ気づく。それだけ体感が違うのだ。
オフィスワークにもおすすめしたい。革靴やスニーカーで出社し、オフィスでサンダルに履き替える人もいると思うが、そこにTENTIALのリカバリーサンダルを選んでみてはいかがだろうか。
サンダルならではの開放感はありつつ、程よいホールド感で足元に快適性と柔らかさを。仕事へのパフォーマンス向上にも貢献してくれるかも。シンプルで洗練されたデザインなので、ちょっとコンビニへ、はたまたランチへ…といったシーンに対応できるのもいいところ。
TENTIALのリカバリーサンダルには、デザインや機能が異なる複数のラインアップが用意されている。左から、Slide、Flip flop、Strap。Slideタイプには、オンライン限定でBig Logoモデルも。ちなみに昨年、筆者はStrapを狙っていたのだが、人気で品薄となり購入できなかった。
足先をすっぽり覆う、秋冬用のリカバリーサンダルも展開されている。冷えが気になる場合は、この選択肢もありだ。
文/関口大起(https://x.com/t_sekiguchi_)