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夏バテが早期化!?4割近い人が5月で夏バテの実感あり

2025.06.06

過去のJob総研調査(※1)では、仕事のやる気低下の季節は「夏」が最多となった。5月でも例年夏日が記録されているなど、昨今”夏バテ”が早期化しているようだ。

夏バテの解決には適度に休むことが重要だが、「休み方」や「質」に課題を持つ人も多くいる状況など、現代社会における”休み方”の悩みも変化していると考えられる。

このような状況で、社会人は自身の休み方にどのような課題感を持ち、それは仕事にどのように影響しているのだろうか。

Job総研では378人の社会人男女を対象に、”夏バテ”の早期化の実感や休み方の悩み、休み方の理想と実態、また、休み方の工夫や仕事への影響、そして休みと仕事に対する価値観を年代別に調査した「2025年 休み方実態調査~悩み編~」を実施したので、結果をお伝えしよう。

44.5%が5月時点で夏バテの実感あり!? 仕事への影響は「眠気・だるさで効率が落ちる」が1位

回答者全体の378人に5月時点で「夏バテ」を実感するかを聞くと、「そう思う派」が44.5%で、内訳は「とてもそう思う」が5.3%、「そう思う」が14.3%、「どちらかといえばそう思う」が24.9%となった。

5月時点で夏バテの実感があると回答した168人に仕事への影響を聞くと、「眠気・だるさで効率が落ちる」が60.7%で最多となり、次いで「やる気が出ない」が53.6%、「集中力が続かない」が50.0%という結果に。

回答者全体の378人に休み方についての悩みの有無を聞くと、「ある派」が57.6%と過半数を占め、内訳は「とてもある」が10.3%、「ある」が16.1%、「どちらかといえばある」が31.2%となった。

休み方に悩みがあると回答した218人に休み方の具体的な悩みを聞くと、「十分に疲労感が取れない」が60.6%で最多となり、次いで「土日でリフレッシュできない」が50.5%、「仕事のことが頭から離れない」が38.1%で続く。

全体の52.6%が理想の休み方に近づけるための対策あり!「睡眠・休む時間の確保」が対策1位

回答者全体の378人に理想の休み方を聞くと、「家でゆっくり過ごす」が65.3%で最多となり、次いで「外食やレジャーに出かける」が59.3%、「(お金がかからない)趣味」が44.2%。

また、実際の休み方を聞くと、「家でゆっくり過ごす」が61.6%で最多となり、次いで「何もせず寝る・休む」が36.5%、「外食やレジャーに出かける」が32.5%となった。

回答者全体の378人に理想の休み方に近づけるための対策をしているかと聞くと、「している派」が52.6%と過半数を占め、内訳は「とてもしている」が4.2%、「している」が14.3%、「どちらかといえばしている」が34.1%という結果に。

対策をしていると回答した199人に具体的な対策を聞くと、「睡眠・休む時間の確保」が46.7%で最多となり、次いで「楽しみの時間を意識的に作る」が45.7%、「予定を詰めすぎない」が43.7%となった。

全体の69.0%が「休むことも仕事のうち」、年代が低いほど顕著で20代が最多

回答者全体の378人に、理想の休み方が及ぼす仕事への影響を聞くと、「やる気が高まる派」が91.8%と大多数を占め、内訳は「とてもやる気が高まる」が13.0%、「やる気が高まる」が34.9%、「どちらかといえばやる気が高まる」が43.9%となった。

また、理想の休み方の実現と職場環境は関係すると思うかを聞くと、「関係すると思う派」が85.2%となり、内訳は「とても関係すると思う」が22.5%、「関係すると思う」が30.4%、「どちらかといえば関係すると思う」が32.3%。

回答者全体の378人に、休みと仕事に対する価値観を聞くと、「休むことも仕事のうち派」が69.0%で多数を占め、内訳は「断然休むことも仕事のうち」が19.6%、「休むことも仕事のうち」が28.0%、「どちらかといえば休むことも仕事のうち」が21.4%となった。

「休むことも仕事のうち派」の年代別では20代が70.2%で最多となり、次いで30代が69.6%、40代が68.2%、50代が67.1%と、年代が低いほど割合が上がる傾向がみられる。

■回答者自由記述コメント

・家では休めているものの、仕事の事を考えてしまい頭の疲れが取れない。全て忘れて休めるのが理想
・最近は休日に仕事をすることが増えている。土日は休めているが疲れが取れないことが多い
・月曜からはたらくと金曜にはヘトヘト。土曜は体力回復に当てるので、実質休日は日曜のみ
・「休むことも仕事の一環」と考えているからこそ、休みやすい職場環境になればやる気も上がるのに
・職場環境はすぐに変わらないので、自分で対策するしかないと思うが、難しい。休み方もスキルなの?

まとめ

”休み方”の悩みに焦点を当てた「2025年 休み方実態調査~悩み編~」を実施。一般的に夏バテは、6~8月と言われているが、全体の4割が5月時点で”夏バテ”の実感があることからも「夏バテが早期化」していることがわかった。

夏バテによる仕事への影響については「だるさで効率が落ちる」「集中力が続かない」などが上位にあがっており、それらの解決には適切なタイミングで適度な「休み」をとることが必要だと考えられる。

一方その休み方について、約6割が悩みありと答え、8割以上が「理想の休み方の実現には職場の環境が影響する」と回答。個人がよりパフォーマンスを上げられるよう、企業も労働環境を整備する必要性が伺える結果となった。

休み方の悩みを解消するために「休む時間の確保」や「楽しみの時間を作る」ことを意識付けるなど、個人なりの工夫が見られたが、実際の過ごし方では、趣味や外出よりも「何もしない」が上回るなど、理想の休み方との乖離もあった。

休むことへの考え方については、7割が「休むことも仕事のうち」と考えており、特に20代で最多となっている。

プライベート優先の価値観が主流かと思われた昨今だが、この結果を「仕事に精を出すために休みも大切にしたい」と捉えることもできそうだ。

デジタルデバイスの進化が生んだ、仕事や趣味にいつでも触れることができる状態による疲労や、気候変動などコントロールが難しい外的要因による疲労も増えていると考えられることからも、今後、休み方の質や悩みはますます変化していくと予想できる調査結果となった。

調査概要
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2025年5月2日~5月7日
有効回答数:378人
調査方法 :インターネット調査

(※1) 2023年 夏のはたらき方実態調査(2023年8月14日公開)

関連情報
https://job-q.me/articles/15820

構成/Ara

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