
社内や顧客との連絡用に支給される社用携帯電話。その主な契約通信キャリアである大手4キャリアの中で、もっとも社用携帯としての満足度が高いものはいったい何か?
MMD研究所はこのほど、予備調査では20歳~69歳の企業に勤める経営者・正規雇用者または公務員の男女14,778人、本調査では勤め先で社用携帯を現在導入しており導入・契約内容の検討に関わった1,000人を対象に「2025年通信4キャリアの法人向け携帯電話に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
社用携帯電話の大手4キャリアの総合満足度は、docomoが74.5%でトップ、次いで楽天モバイルが74.1%
20歳~69歳の企業に勤める経営者・正規雇用者または公務員の男女14,778人のうち、MNO4キャリアの社用携帯を現在導入しており、自身も導入・契約内容の検討に関わった934人を対象に、総合満足度を聞いたところ、「満足」と「やや満足」を合わせた満足している割合は、docomo(n=474)が74.5%と最も多く、次いで楽天モバイル(n=87)が74.1%、SoftBank(n=194)が70.2%となった。
項目別満足度では、顧客サポートの満足度はdocomo(n=474)が74.9%、通信速度の満足度ではdocomo(n=474)が78.2%、利用開始までの速さの満足度では楽天モバイル(n=87)が79.7%で最多、コストパフォーマンスの満足度では楽天モバイル(n=87)が78.6%とそれぞれ最多となった。
社用携帯電話の大手4キャリアの導入の決め手はdocomoとauは「通信が繋がりやすい」、SoftBankと楽天モバイルは「通信料金が安い」
予備調査から抽出した勤め先で社用携帯を現在導入しており導入・契約内容の検討に関わった1,000人のうち、MNO4キャリアの社用携帯を現在導入している860人を対象に、社用携帯電話の通信会社の決め手を聞いたところ、docomo(n=447)とau(n=157)は「通信が繋がりやすい」、SoftBank(n=178)と楽天モバイル(n=78)は「通信料金が安い」がそれぞれ最多となった。
MNO4キャリアの社用携帯電話導入に関わっている人の他社への乗り換え意向は32.7%
20歳~69歳の企業に勤める経営者・正規雇用者または公務員の男女14,778人のうち、MNO4キャリアの社用携帯を現在導入しており、自身も導入・契約内容の検討に関わった934人を対象に、導入や契約内容の検討に関わった通信会社から、乗り換えまたはプラン変更の意向を聞いたところ、「他の通信会社へ乗り換えを検討している」は32.7%、「同一の通信会社の料金プランの変更している」は26.2%、「どのように変更するか決めていないが、変更を検討している」は12.8%、「通信会社の乗り換え、料金プラン変更ともに検討していない」は28.2%となった。
次に、他の通信会社へ乗り換えを検討している426人を対象に、乗り換え先を聞いたところ(複数回答可)、「楽天モバイル」が37.4%と最も多く、次いで「au」が33.9%、「SoftBank」が29.5%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
「2025年通信4キャリアの法人向け携帯電話に関する調査」
調査期間:2025年5月2日~5月7日
有効回答:<予備調査>14,778人 ※会社員・公務員の人口構成比に合わせてウエイトバックを実施<本調査>1,000人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>20歳~69歳の企業に勤める経営者・正規雇用者または公務員の男女<本調査>勤め先で社用携帯を現在導入しており導入・契約内容の検討に関わった人
設問数:<予備調査>16問<本調査>5問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい