
毎年悩むふるさと納税のお礼品選び。「何にしようか決めかねている」あるいは「日常的に消費できるものがほしい」という方は、今年は「お茶」を選んでみてはいかがだろうか?
ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるはこのほど、サイトに掲載しているふるさと納税お礼品情報をもとにしたお礼品のトレンド情報として、寄付件数をもとにした「人気のお茶の産地ランキング」などを発表した。
TOPIC1 茶葉の生産地別ランキングでは、2024年生産量1位となった鹿児島県を押さえ、静岡県が堂々の1位に!
4月は全国各地で新茶のシーズンを迎える。農林水産省が2月に発表した2024年の荒茶の生産量※では、65年連続で全国1位だった静岡県を上回り、鹿児島県が初めて1位を獲得した。
そんななか、「さとふる」の「茶葉・ティーバッグ」カテゴリお礼品(以下、茶葉お礼品)の2024年の寄付件数をもとにした人気産地ランキングでは、静岡県が1位となった。その一方で、鹿児島県の茶葉お礼品の登録数は2022年から2024年にかけて2倍以上に増加し、生産量増加の影響がふるさと納税にも表れている。
鹿児島県で盛んにつくられている「知覧茶」は、爽やかな香り、まろやかな甘み、深みのある味わいが特徴だ。3位には「宇治茶」で有名な京都府、4位には「八女茶」で有名な福岡県がランクインした。また、5位の石川県は「加賀棒茶」が人気を集め、お茶の名産地が集まるなかでTOP5入りを果たした。
さらに、2024年「茶葉・ティーバッグ」カテゴリの人気お礼品ランキングにおいては、1位~4位までの上位を緑茶が占め、人気の高さがうかがえた。
※ 農林水産省「令和6年産茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量(主産県)」より
TOPIC2 「新茶」お礼品への寄付件数は例年4月、5月に増加傾向
「さとふる」の「茶葉・ティーバッグ」カテゴリにおいて、2024年12月の寄付件数は前年同月比で約1.4倍に増加した。さらに、2022年から2024年にかけて、同カテゴリ内の「新茶」とつくお礼品の4月、5月の寄付件数は、いずれの年も2月、3月と比較して2~3倍以上に増加した。新茶のシーズンに合わせ、ふるさと納税を活用して全国各地の銘茶を手に入れようとする動きがみられた。
番外編:2024年「茶葉・ティーバッグ」カテゴリ、【静岡県内人気産地ランキング】&【静岡県人気お礼品ランキングTOP10】
「茶葉・ティーバッグ」カテゴリにおける静岡県人気お礼品ランキングでは、全国有数の銘茶産地である掛川市のお礼品がTOP10のうち7点を占め、「訳あり」とつくお礼品がTOP5以内に3点ランクインした。毎日飲むお茶をできるだけ低い寄付額で、大容量で手に入れたいという背景が推察される。
3位にランクインした静岡市「さくらねこ支援 静岡市産ティーバッグ3種類」は、保護猫活動につながるお礼品だ。お礼品を提供する「茶商 栗原園」のInstagramでは支援活動団体への寄付金額が公開されており、レビューには「猫支援のため」という声のほか、「パッケージの猫の写真がかわいい」という声も多く、愛猫家からの人気を集めた。
※ 集計期間:2024年1月1日~12月31日。さとふる「茶葉・ティーバッグ」カテゴリ内、静岡県のお礼品への寄付件数より算出
※ お礼品情報は2025年4月11日時点のもの。一部のお礼品で受付期間外・取り扱い終了の場合がある。
出典元:株式会社さとふる
構成/こじへい