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〝熱中症対策義務化〟元年で注目!弁当冷却ファン、ファン付きボールペン、暑さ対策グッズの仰天進化

2025.06.06

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

「楽天市場」では、購買データ、アンケート調査、トレンドの傾向、気象予測などの外部データをもとに、2025年夏のトレンド予測を発表。暑い夏を乗り切るための商品群を集めた「楽天市場 暑さ対策フェア」を、6月2日から開始した。

フェアでは、家電や冷感寝具などの「おうちの暑さ対策」、ひんやり便利グッズやサプリなどの「夏バテ対策」、UV、汗、におい対策品などの「おでかけ対策」、子どもやペット向けの「家族の暑さ対策」の4つのテーマで、この夏を快適に過ごすための商品を紹介している。

暑さ対策商品は軽量、多様化が進む

「楽天市場」における暑さ対策関連商品の流通額は拡大傾向にあり、2024年は前年に比べ全体で約1.5倍となった。今年の夏は、観測史上、最も暑い夏となった昨年を更新する可能性もあると見込まれていることもあり、同社が行ったアンケートでは7割以上が暑さ対策商品を購入予定、もしくは検討していると回答した。

暑さ対策で重視する点は、「機能性」「価格帯」「携帯性」という声が多く、これらをふまえて、今夏の暑さ対策商品は性能と価格の手ごろさに加えて、軽量・コンパクトで持ち運びやすい商品への需要が高まると予測している。

「楽天市場」では複数の用途に対応した多機能性や、軽量・コンパクト性を備えた暑さ対策商品を取り扱っている。ちなみに、「楽天市場」で人気の暑さ対策グッズは、ハンディファン、日傘、ネッククーラーが上位を占める。

ハンディファンは、ミストとファンの気化熱で瞬間冷却する65gの超軽量のコンパクトファンが人気。そのほか、モバイルバッテリー機能付き、弁当冷却専用ファン、ファン機能付きリュック、体重計のように乗れるファン、ファン付きボールペンなど、多様化するファンが続々登場している。

ネッククーラーでは、乾燥時はたった16gで、水を含ませると約20時間冷たさが持続するコンパクトネッククーラーや、水に濡らす+付属の保冷剤を入れれば冷たい感覚がさらに増す保冷剤ポケット付きネッククーラーも。

毎日持ち歩く日傘も軽量なものが好まれ、150gの軽量日傘が人気。子ども用も需要が拡大、持ち運びに便利なフックが付いている子ども用日傘も人気だ。

夏の外出に欠かせない水筒は機能性や携帯性が重視されているが、ハンディファン同様に機能も多様化。ミスト専用タンクを搭載し、水分補給しながらミストを浴びることができるミスト付ボトル、保冷力が高い魔法瓶構造のポケットサイズの水筒型氷のう、1.9L分の氷を持ち運びでき、シャンパンクーラー、水筒としても使用できるアイスボトルもある。

暑さと同時に欠かせないUV対策用の商品も幅広く揃っている。着脱可能なサンバイザーで頭部から首元まで紫外線をガードする、サンバイザー付きフルフェイスパーカーや、UVカット&接触冷感で体形もカバーできるカーディガン、さっと羽織れて便利なUVカットキッズパーカーなど、UVカットウェアはユーザーの好みに合わせて種類が充実。

「楽天市場」では、子ども向けの暑さ対策商品も需要が拡大傾向にあり、2024年の流通総額は前年比で、先に紹介した子ども用日傘は約1.4倍、ランドセル冷却パッドは約6.4倍、気化熱でひんやりするなど子ども向けの暑さ対策帽子は約2.7倍と伸長しており、機能性が高いだけでなく、子どもの負担にならないよう軽量化された商品が注目されると予測している。

そのほか、冷やした専用カップに飲み物を入れるだけで、簡単にフローズンドリンクができるアイスラリーメーカー、食品やお弁当を凍らせることなく保冷することができる0℃タイプの保冷剤、ペット用のアイスリングも人気となっている。

今年の6月1日から熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則が改正され、職場における熱中症対策が義務化された。

こうした情勢に伴い、熱中症対策に特化した商品も続々と登場している。特に屋外作業向け商品の需要が高く、一部では追加生産中の商品も出ている。

幅広サンバイザーで頭部から首元まで紫外線をガードするヘルメット用アイスヘッド、予防から応急処置まで熱中症に対応した熱中症対策キット、暑熱リスクを検知してアラームとLEDで知らせる熱中症対策ウォッチ、応急処置マニュアルで具体的な手順を簡潔に説明している熱中症応急処置セットなどが注目されている。

暑さ対策商品に加えて、体を温める「温活」関連商品の売れ行きが、昨年の夏は好調だったという。

「『楽天市場』における温活関連商品の流通総額は、2024年の年間で前年比約1.2倍だったのに対し、2024年6月から8月では前年同期比約1.3倍と、夏の伸びが上回りました。

私たちの行った調査では、回答者の半数以上が夏場の冷房による冷えを経験しており、そのうち約7割が夏場に体を温める活動に『取り組んでいる』、もしくは『興味がある』と回答していることから、今年も“夏の温活”への関心や関連商品の需要が高いと考えられます」

(楽天グループ株式会社 楽天市場マーケティング部 ジャンルイベントプロモーションチーム アシスタントマネージャー 竹田成美氏)

「楽天市場」では、腹巻や靴下などの生活用品や、生姜成分を含んだお茶などの食品に加えて、火を使わない「お灸」や「よもぎ蒸し」など、幅広い種類の「温活」関連商品を紹介。厚生労働省では近年、発汗を促すことで暑さ対策のトレーニングを行う「暑熱順化」を啓発しており、今後「温活」への関心や注目がさらに高まると予測している。

【AJの読み】暑さ対策アイテムを上手に活用して猛暑を乗り切る

この数年、もはや猛暑を超えた酷暑が続いており、今から夏の暑さは戦々恐々。毎日会社や学校に通う人たち、屋外で作業する人たちにとって、さらには屋内にいる場合でも暑さ対策は必須。

最近は日傘を使う男性が増えてきておりうれしいことだが、外出時は日傘、水筒は必ず持って出かけたい。多くの人が愛用しているネッククーラーやハンディファン、さらに屋外作業の人向けのアイテムも進化しており、こうしたアイテムを上手に活用して熱中症対策には万全を期したい。

取材・文/阿部純子

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