DIME MAGAZINE
近年、DX推進やAI活用促進などを背景に、ITフリーランスエンジニアの需要が年々増えていることが分かっている。
PE-BANKが行った「ITフリーランスエンジニアへの発注に関する実態調査」では、昨年（2023年度）に比べ、54.8％の企業担当者がITフリーランスエンジニアへの発注が増えたと回答。
今後、独立してITフリーランスエンジニアになる人も増えてくると予想される。そして結婚・出産・育児の機会は、ITフリーランスエンジニアにも訪れる。ぜひ仕事とうまく両立したいものだ。今回は、ITフリーランスエンジニアの30代パパに、子育て便利ツールを使った子育てハックを聞いた。
子育て中のフリーランスエンジニアが依存する便利ツール3選
今回、インタビューしたのは、IT関連のフリーランスエンジニアの蜂須賀悠介氏。研修講師を務めたり、音楽系アプリケーションの開発を行ったりしている。家族構成は、30代妻と長男（2歳）と長女（0歳）の4人。長女は先日生まれたばかりだ。
【取材協力】
蜂須賀 悠介（はちすか ゆうすけ）氏
フリーランスエンジニア
大学院卒業後、エレクトロニクスからヘルスケアまで幅広い事業領域を持つメーカーへ入社し、エンジニア歴をスタート。同社で10年勤務したのち、大手通信事業社へ転職。事業会社の社内SEとして経験を積んだのち、2023年にフリーランスとして独立。エンジニア歴は通算13年、フリーランスとしては3年目を迎える（PE-BANK所属）。
研修講師は、毎年、春先に行うことが多いというが、その期間のスケジュールは次の通り。
6:00 起床、朝食＆食器洗い
7:00 出勤
19:30 帰宅
・お風呂洗い
・長男と一緒に晩御飯を食べる
・長女の沐浴グッズを洗う
・長男とお風呂に入る
・子どもたちが寝る前のケア
・子どもたちを寝かしつけた後、家事や仕事を済ませる
23:00～24:00 就寝（夜のお世話をすることもあり）
そんな蜂須賀氏が活用している子育て便利ツールを3つ、活用術と共に教えてもらった。
1.「CuboAi スマートベビーモニター」
いわゆる見守りカメラだが、AI搭載なのが特徴。赤ちゃんの連続した細やかな動きを感知して、顔認識カバー防止アラートや、寝返りの頻度が高い場合のアラート、泣き声や咳アラート、温度＆湿度センサー通知なども備わる。スマートフォンと連動できるため、手軽に赤ちゃんの様子が確認できる。その他、睡眠を記録し、分析する機能や子守歌、遠隔で赤ちゃんをあやせる双方向音声通信等も。
●導入のきっかけ
「長男がまだ小さい頃、うつ伏せで寝ることが多く心配でした。また寝室とリビングの往復が手間で、ドアの開閉等の音で長男が起きてしまうことがあったため、回避策として導入しました。CuboAiを選んだ理由は、うつ伏せを検知したら通知をしてくれること。またスマホやタブレットから同時に、また外出先から閲覧できること。睡眠がどんな様子だったか振り返りができたり、寝ている様子の写真が撮れるのも決め手でした」
●便利なポイント
「仕事部屋から移動せずに睡眠の様子が確認できるので、在宅勤務中も便利。不用意に起こしてしまうこともなくなったことも良いですね」
2.「COMBI 除菌じょーず」
哺乳瓶と水を入れ、電子レンジで5分程度加熱すれば、簡単に除菌可能。薬剤も不要で電子レンジにかけるだけで完了するのがポイントだ。
●導入のきっかけ
「授乳のたびに、哺乳瓶を煮沸消毒する必要があるのが手間に感じたため、購入しました」
●便利なポイント
「以前は煮沸するためのお湯を沸かす時間、煮沸中の間はキッチンにいる必要がありましたが、電子レンジであればその場を離れられるため、効率が良くなりました」
3.「粉ミルクスプーン」（ダイソー）
一般的な粉ミルク用計量スプーンは20ml用だが、この製品は50mlや100mlを計量できるスプーンだ。
●導入のきっかけ
「20mlスプーンでは計量できない50mlが欲しかったので購入しました。一回のミルクの授乳量が160～200mlくらいになってきたとき、20mlスプーンで今、何杯入れたか分からなくなることが多かったのです。特に夜間は眠くてボーっとしがちですから。テレビで存在を知り、ダイソーで同様のものを見つけました」
●便利なポイント
「20mlスプーンを使っていたときに、40mlだと少ないけど、60mlだと少し多い……というモヤモヤが解消できて精神的に良かったです。大量のミルクを、20mlスプーンを使って作るときのストレスもなくなりました。ちょっとしたことですが、意外とこの差は大きいです」
今後使ってみたいグッズ
長女が生まれたばかりで、二人の子育てがスタート。さらにやることが増えた今日この頃だが、今後、使ってみたいグッズを尋ねてみた。
「長男がイヤイヤ期の真っ只中で、あらゆることに時間がかかるため、精神・体力的に削られています。哺乳瓶を含めた食器洗い、子ども服の洗濯の回数が多いので、この辺りが時間短縮できるような何かがあれば嬉しいですね」
子育てパパが重宝しているグッズ、ぜひ活用してみてはいかがだろうか。
調査出典：PE-BANK「ITフリーランスエンジニアへの発注に関する調査（2024年11月）」
取材・文／石原亜香利
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