
驚異の進化を遂げた6代目 新型フォレスター
2025年春、6代目となるスバルの正統派SUV、フォレスターの新型が、現在のスバルのフラッグシップモデルとして登場しました。TV CMでもそのスタイリッシュさに目を奪われた人も多いと思いますが、新型フォレスターの開発では、まずデザインに重点を置いたというのですから驚きです。
一目で新型と分かる存在感、スタイリッシュさがあり、ボンネットは堂々たる厚みを持たせ、ヘッドライトをすっきり内側に収め、クリーンな水平基調のショルダーライン、世界的トレンドの横一直線のリヤコンビランプ、下半身の力強さを演出するサイドプロテクションのあしらい、フォレスターとして初のブラックルーフとなる2トーンボディなど、どこから眺めても「カッコいい」と思わずにいられません。
とはいえ、クルマは代を重ねるごとに大きくなっていく世界的な流れの中で、先代比で全長と全幅のみ15mmの拡大にとどまるだけ。そこにスバルの良心を感じます。つまり、日本の路上、駐車スペースでもジャストなサイズを保っているのです。
もちろん、基本部分はスバル自慢のグローバプラットフォーム+インナーフレーム構造。駆動方式は全車シンメトリカルAWD。雪道や悪路での脱出性能を飛躍的に高めるXモードも採用しています。
フォレスター初のストロングハイブリッドを新採用
グレードは最上級のPremium、アウトドアテイスト満載のX-Break、そしてSPORTが揃っていますが、新型フォレスター最大のトピックは、パワートレーンにあると言っても過言ではありません。PremiumとX-Breakには、クロストレックにいち早く搭載されたスバル最新の電動パワートレーン、水平対向2・5L直噴エンジン+2モーターのストロングハイブリッド(e-BOXER)を。SPORTには水平対向1・8L直噴ターボ”DIT”を搭載。ストロングハイブリッド=S:HEVモデルのWLTCモード燃費はなんと、スバルの正統派SUVとして史上最上の18.4~18.8km/Lを達成しているのです!!
しかも、Premium、X-Break、SPORTのEXグレードには、「ぶつからないクルマ?」のキャッチフレーズでもおなじみの運転支援システムアイサイト(全グレードに装備)に加え、高速道路の運転をさらに快適に、もっとスムーズにアシストしてくれる高度運転支援システムの”アイサイトX”が備わっているのです(その詳細は後ほど)。
1000km超えの無給油航続距離を味方にロングドライブを敢行
スバルのクルマは愛犬に優しいことでも有名で、世界中の愛犬家に愛され続け、世界的なカリスマドッグトレーナーのシーザー・ミランさんがフォレスターを愛用していたことで知られていますが、この新型フォレスターがどのようにドッグフレンドリーなのか、これまで家族の一員としてゴールデンレトリーバーのナナ、ラブラドールレトリバーのマリア、ジャックラッセルのララ、そして現在ではキャバリアのアーモンドと暮らすわが家でも興味津々。さっそく、新型フォレスターのPremium S:HEVで行く”わんこと行くクルマ旅”を計画したのです。
目的地の選定にあたって、まず重視したのが、Premium S:HEVの18.4km/Lという燃費性能と、燃料タンク容量を先代e-BOXERの48Lから63Lに増やしたことで得られる1000km以上!!の無給油走行、航続距離が可能であることから、わが家としては初の遠距離ドライブの挑戦でした。そこで目的地をドッグフレンドリーなリゾート地、浜名湖。滞在先は一度、訪れてみたかったTHE SCENE hamanakoに決定!! 片道約300km、往復約600km。直行走行で片道約4時間という距離にあるところです。これなら余裕で無給油走行ができることになるでしょう。愛犬同伴の長距離ドライブでガソリンスタンドに寄らずに済むということは、ドライブがよりスムーズに行えるだけでなく、愛犬にとっても優しいドライブが可能になるのです(暑い時期に給油中、エンジンを切ったまま車内に愛犬を乗せておかずに済みます)。