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業界初!話題のフルフラット夜行バス「ソメイユプロフォン」に巨漢記者が試乗してわかったこと

2025.06.15

現在発売中の雑誌DIMEの企画「BUZZWORD」で紹介した座席がフルフラットになる特殊なシート「ソメイユプロフォン」を取り入れた高知駅前観光が運行する夜行バス。2025年6月現在、高知・徳島~東京を毎日運行する「スマイルライナー」の高知発月曜出発便、東京発火曜出発便でこのシートを搭載したバスが使用されている。

運行時刻、停車する場所はこちら。

夜行バスに乗り慣れていない人にはハードな長さ。そんなバスの5月13日出発便に乗車してみた。

ここで筆者のプロフィールを紹介。節約旅行が趣味で年間30泊以上を格安夜行バスの4列シートで過ごす、身長179cm、体重95kg、現在50歳の男性だ。

そんな人間のレポートなので、感想は「ガタイのでかい夜行バスに乗り慣れたおじさん」というバイアスのかかったものとして受け取っていただきたい。

狭すぎるシートに苦戦の予感

東京側のバスの出発地は、東京ディズニーランドの西側にあるバスターミナル。

19時45分にバスが到着。

ゴールデンウイーク後の平日ということもあり、東京ディズニーランドのターミナルから乗車するのは私1人。

乗車の前にレジ袋に入れたドリンクとタオル以外の荷物をすべてトランクルームに預け、運転士さんから袋をもらい、バスのステップをあがり、渡された袋に靴を入れて車内へ。

フルフラットモードにセットされたシートが3列に配置、シートは上下2段となっているので、なかなかの圧迫感だ。

車内の通路もかなりの狭さ。横向きにならないと奥に行くことができない。

指定された席は、真ん中の列の一番後方の上段。シートに潜り込むと……。

とにかく狭い! ガタイのでかい筆者が入ってシートベルトを閉めると箱寿司のようなビジュアルだ。しかも安全を確保するためのバーがあるため、出入りが大変だ。

この日の便はほぼ満席。途中からたくさん人が乗ってくるとのことなのでトイレなどの車内設備を撮影するうちに出発時刻となった。

途中バスターミナル東京八重洲、バスタ新宿で乗客を乗せて22時30分頃に東名高速の海老名SAに到着。

10分少々休憩とのアナウンスがあったが、通路が狭い上、靴を履いたり脱いだりするので、乗降に時間がかかる。そのため実質の休憩時間は10分もない感じだ。

海老名SA出発後に車内を消灯。ここからがソメイユプロフォンのすごさがわかる時間帯だ。

目覚めたのは6時間後

神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南PAに到着したのは早朝5時頃。4列シートの夜行バスの場合、2時間に1回休憩があり、その度に自然と目が覚めてしまっていた。このバスも途中何ヶ所かで乗務員交代のための休憩停車を2回ほど行っていたはずだが全く気づかなかった。

徳島駅、高知駅、はりまや橋で乗客を下ろして、終点の桟橋(高知駅前観光本社)に到着したのは予定より30分早い8時15分。

バスを降りても、夜行バス乗車後特有の足がむくんだ感じがなく、乗り心地は快適だった。

気になったポイントは

ただ、安全のために設置されたバーの下をくぐったり、上段に上がる際のハシゴを登るにはコツのようなものが必要で、淡路島南PAで降りる時にようやくつかめた感じだった。

また、一般的な夜行バスと違い、ドリンクホルダーや荷物棚などが一切ないので、袋をかけるフックを持っていくと快適度が高まると感じた。今回は事前情報なく乗車したので、レジ袋をこのように柱にしばりつけて対応した。シート脇には結構隙間があり、枕元に置くと落ちてしまう可能性があるので注意が必要だ。

ソメイユプロフォンを搭載したバスには、乗車した人の声を募集する案内と、投稿フォームのQRコードが記されたステッカーが各シートの天井に貼ってある。現在のものは、国土交通省が示した安全基準をクリアするために取り急ぎ作ったもの。投稿された声を元に、ブラッシュアップしたものを作る予定とのことなので、乗車した方はぜひアンケートに答えていただきたい。

取材・文/渡辺雅史

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