
JTは、加熱式たばこ用デバイスとしては4年ぶりの新製品「Ploom AURA(プルーム・オーラ)」の先行販売を、CLUB JTオンラインショップと全国のPloom Shopなどでスタートした。2025年7月1日からは、全国のコンビニエンスストア、一部たばこ販売店での発売も開始。味と吸いごたえを進化させた切り札の投入で、加熱式たばこ市場でのシェア拡大を狙う。
今までにない一服の満足感と、吸い終わりまでしっかり楽しめるたばこ本来の味わいや吸いごたえを両立する加熱式たばこデバイス「プルーム・オーラ」。テクノロジーの進化の中心となるのが、独自の最新加熱技術「スマートヒートフロー」だ。
技術の決め手は「スマートヒートフロー」と「スマートセレクトシステム」
「スマートヒートフロー」は、加熱時の雑味や焦げ臭さを抑えつつ、たばこ葉の香味を引き出す最適温度をキープすることで、味わいの安定性を高めるJT独自の最加熱技術。最高加熱温度約320度を緻密にコントロールすることにより、吸い始めから吸い終わりまでたばこ葉の味を余すことなく引き出せる仕組みになっている。
さらに「プルーム・オーラ」の新機能「スマートセレクトシステム」には4つの加熱モードがあり、味と吸いごたえを、自分の好みに合わせて選ぶことができる。
選べる4つの加熱モード
スタンダードモード 強さ2 使用時間約5分 使用可能本数最大約20本
ストロングモード 強さ3 使用時間約3分 使用可能本数最大約25本
ロングモード 強さ1 使用時間約6分 使用可能本数最大約19本
エコモード 強さ2 使用時間約3分 使用可能本数最大約27本
コンパクト・スリムなボディデザインとクリーンで快適な使用感
スタイリッシュとエレガントを融合し、有機的曲線で形作られたコンパクトでスリムなデザインも「プルーム・オーラ」の大きな特徴の一つ。本体にボタンやスクリーンのないミニマル設計で、トップのカバーをスライドし、たばこスティックを挿すだけですぐに至高の一服を愉しめる。
人工工学に基づいた手馴染みのいいスタイル。「プルーム・オーラ」はジェットブラック、ローズゴールド、ネイビーブルー、ルナシルバーの4色を用意する。各2980円
アクセサリーも充実。簡単に取り外しが可能なフロントパネル(1480円)、グリップ感を心地よくするバックカバー(1980円)を各10色展開。デバイス、フロントパネル、バックカバーを組み合わせ、自分の好きなスタイルにカスタマイズできる。
プルーム初の加熱式たばこ専用スティックブランド「EVO(エボ)」
「プルーム・オーラ」と同時に発表されたのが、JT史上初となる加熱式たばこ専用のプレミアムブランド「EVO(エボ)」。日本市場でJTが新タバコブランドを発売するのは、15年ぶりのことだ。最高品質のたばこ葉のみを使用し、10万回を超えるテイスティングを経て生み出された別格の逸品に仕上がった。ラインナップは、たばこ葉のうまさと香りをしっかり味わえる「エボ・ディープ・レギュラー」、強メンソール感を、たばこ葉のうまさと香りと共にバランス良く愉しめる「エボ・コールド・メンソール」、カプセルからあふれだす甘いベリーフレーバーが口内に広がる「エボ・ベリー・クリスタル」の3銘柄。いずれも「プルーム・オーラ」によって最高レベルの味を引き出すことができるという。クリーンな使用感も意識。たばこスティックの先端をクリーンシールでカバーし、葉こぼれも防止する。
右から「エボ・ベリー・クリスタル」、「エボ・コールド・メンソール」、「エボ・ディープ・レギュラー」。各550円。
「プルーム・オーラ」×「エボ」で実現した別格の味を愛煙家が試す
JTが喫煙者487人に行ったブラインドテストで、56%の人が「一番おいしいと」と回答した「プルーム・オーラ」。JT最高峰となるこのデバイスと「エボ」のコンビネーションによる喫味を、編集のテラダが試喫。愛煙家としての紙巻き&加熱式たばこの経験をもとに、味と吸いごたえをチェックした。
「一番気になった、4つの加熱モードを選択できる「スマートセレクトシステム」で試喫してみました。『スタンダード』は日常で、『ストロング』は長時間の会議の後にガツンと!したい時に、『ロング』は喫煙可能な喫茶店や昼休みに会話を楽しみながら吸いたい時にぴったり。出張などで充電するチャンスがない時には『エコ』が安心できますね。何よりうれしいのは、紙巻きたばこのような吸いごたえがあり、『スタンダード』で吸っても強い喫味が感じられること。味が深く、煙も思った以上に出て、愛煙家としては最高ですね。それでいて自室で試してみましたがニオイが気にならなかったので助かりました!」
味を強みにグローバル市場でも「プルーム・オーラ」でシェア拡大を目指す
左から、JTインターナショナルRRPエグゼクティブ・バイス・プレジデント 筒井岳彦氏、同 マーケティング&セールス シニア・バイス・プレジデント ナターシャ・ミロセビッチ氏、JT 日本マーケット RRP プロダクト&ブランドディレクター 山口顕氏。
『プルーム X』をローンチした2021年以降、プルームのHTS(加熱式たばこ製品)セグメント内でのシェアが急伸している。2022年10月のイギリス発売を機にグローバル展開を本格化。わずか3年足らずで世界26の市場に展開し、HTS市場全体の75パーセントをカバーするブランドに成長した。
その勢いは止まず、2025年3月以降、加熱式たばこカテゴリーで2位を獲得している。『プルーム・オーラ』と『エボ』の発表会ではJTから筒井岳彦氏、ナターシャ・ミロセビッチ氏、山口顕氏が登壇。味が強みの『プルーム・オーラ』を軸として、加熱式たばこ市場で、3位から2位のポジションへランクアップする日は近いと力強く語った。
取材・文/安藤政弘