DIME MAGAZINE
今や若年層に限らず、幅広い世代において恋活・婚活の定番ツールと化しているマッチングアプリだが、便利である反面、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではない。
こうしたトラブルの危険性は、マッチングアプリの利用意向にどれほどの影響を与えているのだろうか？
マッチング関連紹介サービス「出会いコンパス」を運営するナイルはこのほど、男女2,201人を対象にマッチングアプリに関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
20代の51.8％がマッチングアプリ利用経験あり。利用経験率は年齢が上がるほど低下
Q.これまでにマッチングアプリを利用したことはありますか？
20代から50代までの男女2,201人を対象にマッチングアプリの利用経験について尋ねたところ、52.6％（1026人）が「一度も利用したことがない」と回答した。
年代ごとのデータを見ると、男女ともに、年齢が上がるにつれて利用率が下がっていることがわかる。
「現在利用している・過去に利用したことがある」と答えた人の合計は、20代では51.8％（250人）だったが、50代では10％（50人）となった。
マッチングアプリ利用経験者の42.2%が「普段出会えない人と出会えそう」と回答
Q.マッチングアプリについてどのような印象を持っていますか？（複数回答可）
「マッチングアプリのことを知らない」と回答した人を除く1,663人を対象に、マッチングアプリの印象について尋ねると、最多回答は「遊び目的で利用している人が多そう」の33.9%（564人）、次に多かった回答は「危険な目に遭いそう」の33.5％（557人）となった。
普及が進むマッチングアプリだが、まだまだネガティブな印象を抱いている人が多いことがわかる。
しかし、マッチングアプリを「現在利用している・過去に利用したことがある」と回答した637人のうち42.2％（269人）が「普段出会えない人と出会えそう」、40.7％（259人）が「趣味が合う人が見つかりそう」と回答しており、実際にマッチングアプリを利用した経験がある人はポジティブなイメージを持っていることが多いということもあきらかになった。
また、マッチングアプリを利用したことがない人1,026人のうち「危険な目に遭いそう」と回答した人が43.9％（450人）だったのに対して、利用経験者は16.8％（107人／637人）にとどまった。
マッチングアプリに関するトラブルのニュースを知っている人の53.9%が「ニュースは利用するかどうかに影響しない」
Q.最近、マッチングアプリに関するトラブルや事件のニュースを見ることがありますが、そうした情報がアプリの利用に対する気持ちに影響を与えますか？
マッチングアプリに関するトラブルや事件のニュースを聞いたことがある人1306人に「アプリの利用に対する気持ちに影響を与えるか」と質問したところ、「ニュースは利用するかどうかに影響しない」と回答した人は53.9％（704人）、一方で46.1％（602人）が「ニュースをきっかけに利用を控えたいと思うようになった」と回答した。
マッチングアプリ利用の際、トラブルに巻き込まれないよう「個人情報はすぐ教えない」「初回デートは個室で合わない」の声
Q.マッチングアプリを利用する際に、トラブルなどに巻き込まれないよう気を付けていることはありますか？
「マッチングアプリに関するトラブルや事件のニュースは、利用するかどうかに影響しない」と回答した人のうち348人にマッチングアプリを利用する際に気を付けていることはあるか質問したところ、52.3％（182人）が「ある」と回答。具体的に気を付けている内容としては以下の様なものがあった。
・昼を指定する（女性 20代前半）
・身分を会う前から明かさない（男性 20代後半）
・初回は個室等の2人きりになりにくいところに行く（女性 20代後半）
・オススメのお店に行く時は事前に調べておく（男性 30代後半）
・個人の連絡先をすぐに教えない（女性 40代後半）
・個人以外の家族や仕事上のことなど話にしないようにしてます。金銭のやり取りや資産情報もしないようにしています（男性 40代後半）
詳しいプロフィールはすぐに明かさず、個人情報や連絡先の取扱いに気を付けているという意見や「初めて会う際は個室を選ばない」「ランチで約束をする」などの回答があった。
その他、「自己紹介文に夢を語っていたり、職業が自由業だったりすると可能性が高いので少し警戒をする（男性 30代後半）」など、プロフィールをよく確認して怪しい点がないか見極めるという回答も。マッチングアプリ利用時には、自分の身を守るために独自の注意ポイントを設けているという人が多いようだ。
＜調査概要＞
調査対象：20歳～59歳の男女2,201人
調査機関：ナイル株式会社調べ（調査ツールFastask使用）
調査方法：インターネット調査
調査期間：2025年4月11日～4月21日
有効回答数（サンプル数）：2,201
出典元：ナイル株式会社
構成／こじへい
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