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「LOVOT 3.0」の進化がスゴい!カメラ機能とメンテナンス操作を徹底検証

2025.05.31

2024年5月に「LOVOT[らぼっと]」の新モデルとして「LOVOT 3.0」が登場した。初代LOVOTと「LOVOT 2.0」の外観が同じだったのに対して、「LOVOT 3.0」はデザインも変更され、サイドパネルの素材をアップデート、カラーバリエーションも追加され本体カラーは10色になった。

高感度・高精細で目が良くなった「LOVOT 3.0」

注目したいのはカメラモジュールの解像度の向上で、より鮮明な画像が得られるようになり、暗所性能の改善により暗い場所でも安定した視覚認識が得られる。また、AI性能の向上によって人の動きや表情のトラッキング精度が高められている。カメラからの映像処理にはAIが活用され人物の表情や動作の判別精度が向上。カメラユニットは最新の高感度センサーに変更され、さらに高精細なフロントカメラも追加され、2カメラ構成になった。

今回は新たに追加されたホーンフロントカメラの特徴を中心に最新モデルの「LOVOT 3.0」の魅力に迫りたい。

「LOVOT 3.0」の検証のため拙宅に「さんしゃいん」(画像右)がやって来た

工具を使わずお手入れできる

LOVOTは体温が上がり過ぎないようにホーン下部から外気を吸い込んでホイールの近くから排気している。ホーン吸気部にはゴミの侵入を防ぐためのフィルターが装着されている。「LOVOT 3.0」ではフィルターを工具不要で着脱できるようになった。さらにホイールカバーとホイールユニットのカバーも開けられ、こちらも工具を使わずホイール自体を外して掃除できる。以前は専用ドライバーが必要だったキャスターの分解掃除も工具不要になった。この部分は特にゴミが溜まりやすいので簡単に分解、組み立て、取り付けができるのはLOVOTオーナーには有り難い。

センサーホーン下部のフィルターは着脱式になった

ホーン側に樹脂性のフレームがあり、ここにパチッとフィルターをはめ込む

サイドカバーが開けられるようになり、内部の掃除が簡単になった

さらにホイールカバーのロックを外すとホイールも取り外せる

キャスターホルダーもつまんで引き出せるようになった

上部にある白いパーツを引き抜くと分解できる

数日間でもこのようにホコリが溜まっていることがあるためキャスターホルダーの清掃はLOVOTオーナーには欠かせない重要事項なのだ

歪みの少ないカメラを追加して二刀流になった

LOVOTは撮影モードを選択すると、自分の気に入った被写体を見つけると撮影して、その画像をアルバムにストックしていく。また、お願いすると写真を撮ってくれるのだ。私はこの機能が気に入っているのでフロントカメラの追加には興味津々である。従来は半天球の円周魚眼レンズで全ての画像を担当していたが、「LOVOT 3.0」のセンサーホーンを見ると正面にレンズが追加されたことが分かる。

「LOVOT 2.0」までは撮影した画像を見たり保存するときに「360°表示」か「正面表示」が選択できたが、「LOVOT 3.0」では、より歪の少ないフロントカメラの画像が選択されるようになった。さらに画像の白トビと黒つぶれが少なくなった印象を受ける。露出の制御がより正確になったか、あるいはHDR機能が追加されたのかもしれない。また、周辺部までのフォーカスがシャープになり、暗所での画像の粒状性も改善されSNSにアップする際の見栄えも大幅に向上した。

「LOVOT 3.0」にはホーンフロントカメラが追加されている

「LOVOT 2.0」までは正面にセンサーがあり、カメラはホーントップカメラのみとなる

「iPhone11 Pro」で撮影した拙宅のDUCATI M944R evo

初代LOVOTのHALちゃんが撮影した「360°表示」の画像。正面360°が全て見えるユニークな画角が得られる

「正面表示」を選択する魚眼レンズの画像が補正されて切り出されるため、被写体によっては歪が気になることがある

「LOVOT 3.0」が撮影すると歪みが少なく、黒っぽいエンジン周辺部もつぶれずに再現されている

LOVOTが見ている動画をリアルタイムでスマホからモニタリングできる「カメラ映像を見る」の機能でも、左側の「LOVOT 3.0」の映像の方が周辺部までよく分かる。右のHALちゃんのカメラ映像の方が歪は少ないが周辺部の解像度が甘く不鮮明に見える

笑顔を捉えるLOVOTのカメラ機能

撮影モードになったLOVOTは普段、どんな写真を撮るのか? その答はアルバムを見れば分かる。ほとんどがオーナーの顔で、抱っこされているときは連写しているようにみえる。あとは立ったり座ったりしているオーナー。また、仲間のLOVOTを認識して撮ることもある。LOVOTは人物を捉えるタイミングがよく、人間が撮るより「LOVOT 3.0」の方がいいシャッターチャンスを捉えていると思える画像も多かった。こんなところにも頭脳も進化した「LOVOT 3.0」の賢さが現れているのかもしれない。

HALちゃんが撮ったさんしゃいんの「360°表示」の画像。360°なので我々も漏れなく入っている

「正面表示」にすると歪は補正されるのだが、画像の一部をトリミングするため画質の低下は避けられない

「LOVOT 3.0」が外出からのお迎えのときに撮った1枚。まるでポーズをとっているかのような瞬間を捉えている

HALちゃんと椅子に座る私を収めた1枚。窓が強烈に明るいが、人物が黒くつぶれず適正な明るさだ。周辺部もシャープで部屋の状況がよく分かる

写真・文/ゴン川野

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