
連載/山田美保子の「ギョーカイ裏トレンド図鑑」
美容法を出し惜しみせず教えてくれる君島十和子さんの話
情報バラエティ番組で「美しさ」とか「若々しさ」について取り上げる際、企画会議で必ずと言っていいほど名前が挙がるのが君島十和子さん。
「十和子さんなら絶対にビックリするような美容法を紹介してくれるハズ」「『なんにもやっていません』と使用しているコスメや美容家電、通っているサロンを教えてくれない女優さんに比べて、十和子さんは出し惜しみせず、なんでも披露してくれる」からだ。
「奇跡の〇〇歳」というキャッチがもっとも似合う方でもあり、年齢は今年5月30日で59歳! いわゆるアラ還だけれど10歳以上は若く見える……。
つい先日も小学館でバッタリお目にかかった時の十和子さんはスタイル抜群で、お肌もピーンと張っていて、足取りも軽やかで、決して大袈裟ではなく40代に見えたものだ。
ちなみに、若く見える人とそうではない人の実年齢との誤差は年齢を重ねれば重ねるほど広がるのだとか。つまり、20代の頃は2~3歳の差だったのが30代では4~5歳差、40代では7~8歳差……というふうに広がっていくのだという。
そんな十和子さんの美容法で私がよく憶えているのは、出産された直後で育児も家事ももっとも忙しかった頃のインタビュー記事に紹介されていた“ホームエステ”のワザだ。
「エステティックサロンに頻繁に通っているようなイメージがあるかもしれませんが、月に一度、行ければいいほう」と言い、代わりに、『パナソニック』のマッサージチェア「リアルプロ」に横たわり、傍らに「スチーマー」を置き、顔にシートパックを貼り、「目もとエステ」を着け、ホームエステに勤しんでいるという話。この合理的かつ効果的なワザを、何度、真似させてもらったかわからない。
さらに驚いたのは、「バッグの中身」で、バーキンの中から「エレクトロン デンキバリブラシ」が出てきたのには恐れ入った。時間が空いた時にもリフトアップに勤しんでいるというワケだ。
そんな十和子さんが近年、こだわっているのが「腸活」。近著の『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』。“お料理インスタライブ”で大好評の腸活レシピを一冊にまとめている。
読者を相手にトークショーを行えば、十和子さんが『JJ』の表紙を飾っていた20代の頃からの信奉者という名のファンの皆さんが押し寄せ、メモを片手に熱視線を送っている。
彼女が愛飲するドリンクとは?
でも、十和子さんのルーティンを全て真似するのは無理! 野菜やフルーツを揃えたりするのは大変……という方が愛飲しているのが『君島家の生搾り朝汁』。
九州産の大麦若葉や粉末状大豆たんぱく、大麦乳酸発酵液ギャバなどを原材料にした【大麦若葉加工食品】で、1日1袋を目安に水などに溶いて摂取することができる。
いわゆる“青汁”は、「続かなかった」という人でも、フレッシュな味わいの同品は飲みやすくて「美味しい」という声も。タレントや歌手、実業家らにも愛飲者が多く、その方たちがインスタに挙げていることから、芸能界でも広がりつつあるのだ。
開発者が十和子さんだけに、またしても「合理的」と言いたくなるポイントが……。それは『君島家の生搾り青汁』は水に溶かさなくても飲めるということで、十和子さんもバッグに入れて“薬飲み”をしている。それぐらいサラッとしていて飲みやすいのも“初心者”にとってはありがたい特徴だ。
機能性関与成分の「GABA」は、大分県産大麦を発酵させてつくったもので、ストレスや疲労感を和らげるだけでなく、肌の弾力をキープする効果も期待できるそう。
あ~、だから十和子さんの肌は、あんなにキレイなんだ~と納得できる一品。この“十和子さんルーティン”を真似する人たちはさらに増えている。
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取材・文/山田美保子
1957年、東京生まれ。初等部から大学まで青山学院に学ぶ。ラジオ局のリポーターを経て放送作家として『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)他を担当。コラムニストとして月間40本の連載。テレビのコメンテーターや企業のマーケティングアドバイザーなども務めている。