
教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミーは、「推しのための習い事ランキング」を発表した。
「推し活」が単なる趣味にとどまらず、語学や表現スキル、ものづくりなど幅広い学びの入り口となっている実態が明らかに!
同調査は、ストアカで「推し活をきっかけに講座を受講した」と回答したユーザーを対象に実施したもの。その結果、「推し活」が語学やダンス、イラスト、演劇、手芸など多様な分野での学びのきっかけとなっている実態が明らかになった。
単なる趣味の域を超えて、推しとつながりたい・近づきたいという気持ちが、学びへの強いモチベーションとなっていることがうかがえる。
【調査結果】
■人気No.1は「語学」
「推し活きっかけで何を学んでいるか?」(複数回答可)を尋ねたところ、最も多かったのは「語学」だった。K-POPや海外ドラマの影響が大きく、「字幕なしで理解したい」「ファンミーティングで直接話したい」など“推しとつながる”ことを目指す声が多く寄せられ、推し活が語学学習への大きなモチベーションとなっていることがうかがえる。
<受講者の声>
・「海外のファンの方の英語のコメントを辞書なしで読めるようになりました」(40代・女性)
・「翻訳なしでも推しの言語が少しわかるようになって、ダイレクトに反応できることが嬉しいです」(50代・女性)
■ダンス人気が急上昇
また、「好きなアイドルの曲で踊るレッスンに参加している」「ダンスを通じてライブをもっと楽しみたい」「振りコピダンスで推しと同じ動きをしたい」といった声も目立った。
K-POPダンスやヒップホップなど、推しと同じステージ感覚を味わいたいという願いが、スキル習得のきっかけとなっているようだ。
<受講者の声>
「ダンスを学ぶことで推しの努力が更にわかり、より好きになりました」(60代・女性)
■イラスト人気も上昇中
「推しをモチーフに絵を描いている」「3DCGで推しを表現している」「ファンタジー世界にのせて推しを描きたい」など、“好き”を絵にすることで推し活を楽しむ人も多く見られた。推しをかたちにする表現手段として、今後さらに注目が高まりそうな分野だ。
<受講者の声>
「コンサートに持っていく応援のうちわを自分で描けるようになりました」(40代・女性)
■演劇・ボイトレなど表現スキルを学ぶ人も
「推しと同じ役者として共演したい」「推しのように演じる力をつけたい」といった、“表現者”としての学びに取り組む声も多く集まった。演劇だけでなく、ボイトレや朗読、殺陣など、推しと一緒にステージに立つ準備を進める人もおり、推し活が“観る側”から“演じる側”への一歩を後押ししていることがうかがえる。
<受講者の声>
・「自分も推しのように演技を体験してみたくなってワークショップに参加しました。推しのすごさを体感して、尊敬や推しへの理解がさらに深まりました」(20代・女性)
・「2.5次元の俳優を推しており、殺陣を学んでいます。ファンミーティングでの推しとの話題が増え、何より身体を動かすことが気持ち良く、気分転換にもなっています」(50代・女性)
■ぬい活・ハンドメイドがブーム
「推しの人形に服を作って着せ替えたい」「つまみ細工や編み物で推しグッズを自作している」など、“推しへの愛を手で形にしたい”というニーズも広がっている。世界にひとつだけの応援アイテムづくりを楽しむファンもおり、ハンドメイド関連の学びも推し活の一部として定着しつつある。
<受講者の声>
「アクセサリー講座で推しカラーのピアスを手作りして、ファンミーティングに参加しました」(20代・女性)
【調査概要】
調査対象:ストアカで「推し活をきっかけに講座を受講した」と回答したユーザー
有効回答数:214件
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年4月10日~4月20日
関連情報
https://corp.street-academy.com/
構成/立原尚子