
「毎朝、焼きたてのパンが食べたい」
「少人数で食べきれるサイズのパンを焼きたい」
「ホームベーカリーを使ってみたいけど、大きくて場所をとるのがネック」
「パン作りはなんとなくハードルが高そう…」
そんな悩みを抱える方におすすめしたいのが、昨年9月にPanasonicから発売された『コンパクトベーカリー SD-CB1』。
「ホームベーカリーは場所をとるし、なによりパンを焼くなんて面倒くさい」
そう思っていた筆者が、実際に3ヶ月以上使用してみた結果、「焼きたての朝ごパン、最高では?」と手のひらを返すまでに至ったリアルな使用感をお伝えします。
これまでホームベーカリー購入に踏み切れなかった理由
主な理由は、以下の3つでした。
・ご飯のほうが手軽に用意できる
・サイズが大きくて置き場所に困る
・焼いたパンを一度に食べきれない
ご飯であれば、お米を洗って炊飯器にセットするだけで済みます。それに比べてパン作りは、強力粉やドライイースト、バターなどを用意して、細かく計量する必要があるということ。手間がかかるというイメージが強かったため、なかなか手が出ませんでした。
それから、キッチンに常設するにせよ、収納するにせよ、サイズが大きいということ。出しっぱなしにすると場所をとるし、かといって収納スペースもない。仮に収納場所があったとしても使うたびに出し入れするのは面倒なので、できれば出したままにしておきたいというのが本音です。
そして最もネックだったのが、「せっかく焼いたパンを一度に食べきれない」ということ。
我が家は夫との二人暮らしのため、ホームベーカリーの主流である1~2斤焼きサイズだと、一度に食べ切ることが難しいのです。
余った分は保存しておくこともできますが、せっかくならあたたかくてやわらかいうちに食べてしまいたいですよね。
これら3つの懸念点を解決してくれたのが、『コンパクトベーカリー SD-CB1』でした。
実際に使ってわかった3つの推しポイント
その(1):計量がラクラク
まず、計量が本当にラクという点。付属の粉計量カップとスプーンを使うことで、強力粉・スキムミルク・砂糖・塩・ドライイースト・水の計量が簡単にできるんです。
例として、定番のデイリーパンであれば…
・強力粉:粉計量カップ3杯
・スキムミルク:大スプーン1杯
・砂糖:大スプーン2杯
・塩:小スプーン1杯
・ドライイースト:小スプーン1杯
・水:100ml(粉計量カップを使って計量可能)
上記の材料とバター10gをパンケースにセットするだけで準備完了♪
はかりを用意する必要がなく、粉類をボウルなどに移すこともないので、キッチンも汚れない(地味にありがたい)。おかげでパン作りのハードルがぐんと下がりました!
粉計量カップとスプーン。お手軽パンライフになくてはならない存在です。
その(2):コンパクトなサイズ感
次に、高さ24.3×幅18.8×奥行28.5cmというコンパクトサイズなところ。例えるなら、縦置きのティッシュ箱より少し高いくらいの高さです。
出しっぱなしでも邪魔になりにくいですし、収納する場合でも棚やシンク下などに余裕で収まります。シンプルで洗練されたデザインなので、インテリアの一部になっちゃうところも推せる。
ただし、コンパクトだからと侮るなかれ。具材を入れたアレンジパンやケーキ、パン生地、ジャムなどもしっかり作れます。付属のメニューブックに詳しくレシピが記載されているので、筆者のようにパン作り初心者でも安心。
ティッシュ箱との比較画像。ホワイト+シンプル+コンパクトで、すっかりインテリアの一部になっています。
その(3):ちょうどいい食べきりサイズ
そして、個人的にもっとも重要なポイントがこちら。
ホームベーカリーの最大の魅力は、なんといっても焼きたてのパンを楽しめるところですよね。0.6斤焼きのコンパクトベーカリーなら、少人数世帯に嬉しい食べきりサイズのパンがいつでも焼けちゃいます。
小麦の香ばしい香りをいっぱいに含んだ、ふわふわのパンをそのまま食べるもよし、外をカリッとトーストしてサクフワ食感を楽しむのもよし。厚切りフレンチトーストなどにアレンジするのも贅沢感が味わえておすすめです。
夜、寝る前にタイマーをセットして、翌朝、焼きたてのパンの香りで目が覚めたときの幸せといったら…!忙しい朝でもほっと一息つける、なくてはならないキッチン家電のひとつになりました♪
焼きたてはもちろん、冷めてもふわふわもちもちで最高においしいのでご安心を。
”パン作りは面倒くさい”と思っている方にこそ使ってほしい
「パン作りは面倒だし、朝はご飯で十分」
そんな考えを持っていた筆者。正直、購入当初はなんだかんだ使わなくなるかも…と疑っていましたが、3ヶ月以上経った今でもしっかり現役。定期的に幸せの香りを届けてくれています。
『コンパクトベーカリー SD-CB1』は、手間もスペースも最小限で、焼きたてパンのある暮らしを叶えてくれる頼もしい存在。お米の価格が高騰する今、食卓を支える心強い味方にもなってくれるはず。パン作りにハードルを感じている方にこそ、ぜひ試してほしい一台です。
きっと、朝の時間がちょっとだけ豊かになるはずですよ。
文/星野ひかる