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年々増加傾向の紫外線量、より肌の奥まで届いてしまう「ロングUVA」とは?

2025.05.25

地上に降り注ぐ紫外線量は、年々増加傾向にある。UVケアは、現代人にとって必須といえるだろう。日焼け止めは、さまざまな種類があり、テクスチャーやシーンなど、好みや目的別で選ぶことができるが、従来意識していたUVBとUVAの数値だけを確認していては不十分ということがわかった。

実は、肌のより奥にまで届くロングUVAにも注意が必要というのだ。そんなロングUVAに着目し、開発された日焼け止めとともに、改めて紫外線についての認識をアップデートしてみよう。

紫外線は、UVA、UVB、UVCに大別される

出典:環境省 紫外線環境保健マニュアル

紫外線は、その波長によって、UVA、UVB、UVCに大別される。UVCは、ほとんど耳にすることはないのは、地表に到達しないことから、われわれに影響を与える心配がないからだ。

UVAは、波長が長く、この波長が長ければ長いほど、皮膚の深い部分に入り込む性質がある。波長が短いUVBは、肌表面の日焼けなどを含み、生物に対する影響が強いといわれている。

日焼け止めを塗らず、海水浴などで長時間紫外線を浴びると、やけどのような状態になることもあることを考えると、UVBが生物に与えるダメージは大きいといえるだろう。ただ、皮膚の深くまで入り込むUVAは、シミやシワの原因になる。光老化を意識するなら、UVAに対するケアも必須となる。

「ロングUVA」はなぜあまり注目されていなかったのか?

画像提供:「富士フイルム」 地上に降り注ぐ紫外線のうちUVAは約95%を占め、UVAの75%がロングUVA。

日焼け止めを選ぶときの基準の一つが、SPFとPAだ。SPFは、UVBをどれだけ防ぐかの指標で、1から50+で表記されている。PAは、PA++++までの4段階で表記され、UVAをどれだけ防げるかが記されている。

PAという表記が登場したときには、UVAは防げていなかったのかと驚いたものだが、UVAの75%を占めるという「ロングUVA」にアプローチしていなかったのだ。

そんなロングUVAもバリアするのが、「アスタリフト D-UVシールド トーンアップ」だ。なんと、ロングUVAの中でも、さらに肌の奥まで侵入してしまうというUVA370~400nmの波長に対して、アスタリフト独自に名付けた「Deep紫外線」にもアプローチするという。

紫外線全体量の48%を占めるDeep紫外線だが、なぜ、今までこれらロングUVAに着目した日焼け止めを目にする機会がなかったのだろう。

「PAを測定する評価方法では、Deep紫外線がどこまでカットできているかは分かりません」(アスタリフト 藤谷知世さん)

現状では、日焼け止めに関する評価方法のアップデートが追い付いていないと捉えるのがよさそうだ。

写真の色褪せを防ぐ技術を応用した日焼け止め

アスタリフト D-UVシールド トーンアップ ナチュラルホワイト/ローズ 30g SPF50+/PA++++ 4,290円(消費税込み)

アスタリフトでは、富士フイルムの写真分野で培った色褪せを防ぐ紫外線カット加工の技術を応用し、日焼け止めにも活用するという研究開発が行われてきた。

化粧品分野で使用できる成分が限られるため、そのまま応用するというわけにはいかなかったようだが、写真業界という異業種であることから、化粧品業界の常識にとらわれず、新しい視点を持ったことで、新たな技術開発につながったという。

10年以上の研究開発の末、ようやく完成した日焼け止めだ。富士フイルム独自技術である紫外線散乱材と紫外線吸収剤を均一に分散させる配合で、効率的に「Deep紫外線」まで防ぐことができる。もちろんUVA、UVBともに、しっかり紫外線をカットしていることも実証済みだ。

また当たり前だが、日焼け止めは、きちんと塗ることで、効果を発揮する。適量を塗ることが大切で、塗り直しも忘れてはいけない。

特に顔は、話したり笑ったりして、皮膚が伸びたり縮んだりする。せっかくの日焼け止めの膜にひびが入りやすいため、塗り直しは必須。

とはいえ、メイクなどをしていると、それもなかなかむずかしい。そこで、「アスタリフト D-UVシールド トーンアップ」には、破れないUV膜という新技術が搭載されている。Water in Oilという富士フイルムの独自処方で、一般的には水ベースの水中油型では水分が蒸発して膜割れが起きるが、オイルベース油中水型の場合、肌が動いても破れないという。

このUV膜により、紫外線だけでなく、花粉やちり、ほこりなどの汚れの侵入からも肌を守ってくれる。

(左)屋内ではキャップの色は白。(右)紫外線を浴びると紫に変化する。

紫外線は、曇っていても地上に届いていることは知られているが、日差しがあまり感じられないと、日焼け止めを塗り忘れるということもあるだろう。

そんなときに、「紫外線が届いていますよ」と知らせてくれるUVセンサーキャップが採用されている。

以前より、さらに色の変化がわかりやすくなり、紫外線を浴びるとすぐに色が変わる。また、窓際に置いているだけでも、屋外と同じくらいの色に変化したため、今日はデスクワークだからと安心せず、日焼け止めが必要であることを知らせてくれる。日焼け対策が、習慣化していないという人には、注意喚起してくれるのはありがたい。

より肌の深いところまで侵入するというロングUVA。「Deep紫外線」という表記は、アスタリフト独自のものだが、ロングUVAに着目した日焼け止めは、他社からも発売されおり、日焼け止めを選ぶときの新たな指標が加わったといえるだろう。

UVカット効果が高いと、肌への負担も大きいとは一概にいうことはできず、アスタリフトでは、紫外線吸収剤が製剤中に溶解しにくい処方にすることで、肌への浸透を最小限に抑えている。

肌への負担も考えなければいけないが、紫外線による肌への影響のほうが大きいため、屋内でUVAをカットするPA値の高いものを、使用することがおすすめだそうだ。デスク周りでUVセンサーキャップの色が変わるのを見て、改めて日焼け止めを常時塗る必要性を感じた。

アスタリフト(富士フイルム)
https://ls-jp.fujifilm.com/astaliftbrand/

取材・文/林ゆり

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