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新型「リーフ」はクロスオーバーEVに!日産とインフィニティが最新モデルと新技術のグローバル戦略を発表

2025.05.25

日産自動車は、今後の新型車とマイナーチェンジ車、そして2025年度から2026年度にかけて投入予定の新技術を公開した。日産は革新的な機能を搭載したこれらの新商品を通じて、業績の向上、顧客ロイヤリティの向上、新規ユーザーの獲得、収益性の向上と持続可能な成長を目指すとしている。

新型 日産マイクラ EV

今後の商品ラインアップにおいては、パワートレインに対するニーズの多様化に応えるため、車種毎にハイブリッド技術(e-POWER、プラグインハイブリッドを含む)、次世代電気自動車(EV)、先進的なガソリンエンジンを設定。

チーフパフォーマンスオフィサーであるギョーム カルティエ氏は、次のように述べている。

「日産は市場戦略を見直し、よりお客さまのニーズにお応えし、売上を成長させるため、市場毎に最適な商品戦略を導入します。パワートレインの多様化と新型車を通じて、お客さまの多様な嗜好を満たす幅広い選択肢を提供し、日産とインフィニティの両ブランドをさらに差別化していきます」

さらに、チーフプランニングオフィサーであるイヴァン エスピノーサ氏は、以下のように語っている。

「今後2年間で、新型『リーフ』や新型『マイクラEV』を含む魅力あふれる商品ラインアップを構築します。さらに、SUVのラインアップを刷新し、運転体験を向上させます。また、次世代e-POWERは新次元の洗練された高効率な走りを実現します。私たちは最高の日産を体現する商品に投資し、世界中の熱いファンの皆様と日産を支えてくださっているお客さまにワクワクする体験をお届けすることをお約束します」

新型「日産リーフ」

洗練されたデザインと広々とした室内空間を併せ持つクロスオーバーとして一新された3代目「日産リーフ」は、空力性能を大幅に向上させ、先進的なEVアーキテクチャーを採用している。また、19インチのアルミホイールとパノラミックガラスルーフを初めて採用し、北米仕様車にはNACS充電ポートを搭載し、日産のEVとして初めて、テスラスーパーチャージャーネットワークへのアクセスを可能とする。

同車は「日産アリア」から採用されたCMF EVプラットフォームを採用し、さらに3-in-1パワートレインにより効率的なエネルギーマネジメント、優れたパッケージング、走行性能の向上を実現し、現行車比で大幅な航続距離の改善を見込んでいる。詳細は2025年半ばに発表される予定となっている。

第3世代e-POWER

第3世代となる日産のハイブリッドシステムe-POWERには、2016年に初代e-POWERを投入して以来、160万台以上を生産してきた知見が活かされている。

日産独自の技術であるe-POWERは、小型のガソリンエンジンとリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、電動モーターで駆動。電動モーターのみで駆動するため、力強くレスポンスの良い加速と、高い静粛性を特徴としたEVのような運転体験を実現する。

第3世代のe-POWERシステムは、効率性の大幅な改善により、現在の第2世代システムに比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させることを目指している。

新しいe-POWER専用1.5リッターエンジンを採用し、5-in-1システムは、日産の最新のEVパワートレインと主要部品を共有している。第3世代e-POWERシステムは、2025年度後半に欧州の「キャシュカイ」から搭載され、2026年度には北米の次世代「ローグ」および日本市場向けの大型ミニバンに搭載される予定となっている。

地域別の主要モデルの概要

■米国・カナダ:次世代EVおよびハイブリッド技術を搭載した10車種以上の新型車およびマイナーチェンジ車を投入(インフィニティモデルを含む)

米国 日産の新型ラインアップ(イメージ)

2025年度には、米国とカナダで新型「日産リーフ」が最初に発売となる。さらに、日産は北米で販売しているSUV「ローグ」にブランド初となるプラグインハイブリッドモデルを追加する。

日産のベストセラーであるコンパクトセダン「セントラ」の次世代モデルを今年後半に発表。また、ミドルサイズSUV「パスファインダー」をマイナーチェンジする。

米国市場向けのインフィニティ新型車ラインナップ(イメージ)

一方、インフィニティでは、3列シートのラグジュアリーSUV「QX60」のマイナーチェンジモデルを投入するほか、フルサイズSUV「QX80」に新しいスポーツパッケージを追加する。

さらに2026年度には、4代目新型「ローグ」の生産を開始。このモデルは、日産の革新的なe-POWER技術を米国およびカナダのユーザーに初めて提供する。日産は、「ローグ」にパワフルで高効率なガソリンエンジンを搭載したモデルと、プラグインハイブリッドモデルを投入し、市場で最も人気のあるセグメントで多様なパワートレインを展開する。

そしてインフィニティは、新型クロスオーバークーペ「QX65」を発売。革新的なインフィニティ「FX」からインスピレーションを受けたインフィニティ「QX65」は、ニーズが高いミドルサイズクロスオーバーセグメントにスタイリッシュな2列シートモデルを提供する。

また2027年度の後半から、米国ミシシッピ州のキャントン工場で日産の新型EVの生産が開始される予定。この新型EVは冒険心に溢れるSUVとなる。さらに、2028年度には、「QXeコンセプト」にインスパイアされ、最新のインフィニティデザインと技術を取り入れたインフィニティのSUV EVが加わる。

■ラテンアメリカ:強靭なピックアップ、スタイリッシュなコンパクトSUV、手頃なセダンの投入、そして「エクストレイル」e-POWERの拡大を目指す

ラテンアメリカ 日産の新型車ラインナップ(イメージ)

2025年度には、コンパクトセダン「ヴァーサ」を改良し、新型コンパクトSUVも投入。インフィニティでは、マイナーチェンジした3列シートのラグジュアリーSUV「QX60」 を投入する。

さらに2026年度には、進化したデザインとインフォテインメントシステム、そして先進的な運転支援技術を搭載したミドルサイズピックアップトラック「フロンティア/ナバラ」を投入。2026年度後半には、「エクストレイル」のe-POWERモデルをラテンアメリカ市場に投入する。インフィニティも、ミドルサイズクロスオーバークーペの新型「QX65」を発売し、ラインアップを拡充する。

■日本:コアセグメントモデルの刷新と次世代電動パワートレインの投入

2025年度には、日本市場向けに新型「日産リーフ」や新型軽自動車を含め、多様な新型車とマイナーチェンジ車を投入。さらに2026年度には、第3世代のe-POWERを搭載した新型大型ミニバンを投入する。詳細は今年後半に発表する予定となっている。

■欧州:現地生産の電動車を4車種投入

欧州 日産の新型ラインアップ(イメージ)

2025年度には、欧州で3つの主要な電動車を投入。コンパクトEVの新型「マイクラ」、新型「日産リーフ」、第3世代のe-POWER技術を搭載したコンパクトクロスオーバー「キャシュカイ」を投入する。

「マイクラ」EVは、ルノーとの協業により生産されるスタイリッシュなコンパクトEV。大胆なスタイルとシンプルでコンパクトなパッケージは、先代のDNAを受け継いでいる。同車はロンドンの日産デザインヨーロッパでデザインされた本モデルは、欧州向けに年内に販売開始する予定。

そして第3世代e-POWERシステムを搭載した「キャシュカイ」は、排出ガスの削減、燃費の向上、静粛性の向上を実現する。e-POWER搭載モデルは、欧州で投入以来これまでに約20万台販売されている。

さらに2026年度には、新型「ジューク」EVをラインアップに追加。日産の欧州における4車種目の乗用車EVとなる本モデルは、コンセプトカー「ニッサン ハイパーパンク」で表現したように、「ジューク」ならではの大胆なデザインと先進的なコネクティビティにより、オーナーの自己表現をサポートする。

■中東:NISMOとインフィニティモデルの追加

ラテンアメリカおよび中東市場向けのインフィニティ新型車ラインナップ(イメージ)

2025年度には、「Z NISMO」の投入により、エキサイティングなスポーツカー体験を提供。インフィニティにおいては、マイナーチェンジした3列シートのラグジュアリーSUV「QX60」を投入する。

さらに2026年度には、スタイリッシュな2列シートのミドルサイズラグジュアリークロスオーバー新型「QX65」をインフィニティのラインアップに追加する。

■インド:世界で最も急成長している市場で商品ラインナップの強化と輸出の拡大

インド市場の新型車ラインアップ(イメージ)

日産は、急成長するインド市場向けに今後2年間で、2つの革新的なモデルを投入。2025年度には多目的車(MPV)を投入し、2026年度には5人乗りコンパクトスポーツユーティリティビークル(CSUV)を投入する。

インド市場の新型車 MPV(イメージ)

インド市場の新型車 CSUV(イメージ)

2つの新モデルは、チェンナイ工場で生産される。現地で進める『One Car, One World』戦略に従い、インド国内の販売を強化し、さらに右ハンドルと左ハンドルの両仕様で世界への輸出を計画している。インドでの国内販売と輸出は、それぞれ年間10万台を目標としている。

■オセアニア:EV2車種、1トンピックアップ、新型パトロールと第3世代e-POWERの投入

2025年度には、クロスオーバーEV「アリア」の販売をオーストラリアで開始。また、2026年度には、右ハンドル市場で初の投入となる新型「パトロール」、日産と三菱自動車のパートナーシップを活用した新型1トンピックアップ、新型「日産リーフ」、そして第3世代e-POWER技術を搭載したコンパクトクロスオーバー「キャシュカイ」など、多くの新型車を投入する。

■アフリカ:「マグナイト」、「パトロール」およびSUVの投入(一部市場)

2025年度中にアフリカの左ハンドル市場で、スタイリッシュなコンパクトSUV「マグナイト」の販売を開始する。また、新型「パトロール」も2025年度にエジプト、2026年度に南アフリカに投入する予定。

さらに、2026年度中に新しい5人乗りSUVも一部のアフリカ市場に投入する。

関連情報:https://global.nissannews.com/ja-JP

構成/土屋嘉久

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