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還暦人に聞いた生活に欠かせない〝三種の神器〟は?

2025.05.25

総務省の調査によると、今年還暦を迎える1965年生まれの男女は、174万人※にのぼる。
※出典:総務省統計局「出生年別巳(み)年生まれの人口」より 
参考:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1431.html

今年の還暦人の生まれ年である1965年から、高度経済成長期の好景気の1つである“いざなぎ景気”が始まった。“いざなぎ景気”の時期には、“3C(自動車・カラーテレビ・クーラー)”が“新三種の神器”として豊かさの象徴となった。

60年経った現在、還暦人が生活に欠かせないと思う“三種の神器”は一体どのようなものなのだろうか。

そこでPGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)は、2025年3月19日(水)~3月21日(金)の3日間、今年還暦を迎える1965年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」を対象に「2025年の還暦人に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、有効サンプル2,000名の集計結果を公開したので、注目のポイントをピックアップして紹介しよう。

今年還暦を迎える人の心と体の実感年齢、精神年齢は平均46歳、肉体年齢は平均55歳

まず、全回答者(2,000名)に、還暦を迎えるという実感がわかないかを聞いたところ、「そう思う」は83.2%、「そう思わない」は16.9%という結果に。

過去の調査結果と比較すると、還暦を迎えるという実感がわかない人の割合は、2018年の初回調査から、2024年の調査まで緩やかな上昇傾向にあったが、今回調査では前回と同水準となった。

また、還暦を迎えたことを他人に知られたくないかを聞いたところ、「そう思う」は15.0%。男女別にみると、「そう思う」は男性(10.9%)と比べて女性(19.0%)のほうが8.1ポイント高くなっている。

次に、自身の年齢を何歳相当だと実感しているか、精神年齢と肉体年齢についてそれぞれ聞いたところ、精神年齢(精神的な若々しさ)の実感と肉体年齢(身体的な若々しさ)の実感のいずれも「50~54歳相当」(精神年齢28.0%、肉体年齢30.6%)に最も多くの回答が集まった。

精神年齢では「40~44歳相当」(18.0%)、肉体年齢では「55~59歳相当」(20.7%)や「60~64歳相当」(22.2%)にも多くの回答があった。平均年齢は精神年齢45.9歳、肉体年齢54.5歳。

また、最近、記憶力の衰えを感じるかを聞いたところ、「感じる」は65.3%、「感じない」は34.7%という結果に。男女別にみると、記憶力の衰えを感じると回答した人の割合は、女性では70.3%と、男性(60.3%)と比べて10.0ポイント高くなった。

今の若い世代の人たちを“うらやましいな”と思うこと1位「スマホ・携帯電話がある」、女性では「子育て支援が手厚い」が5位

今の若い世代の人たちを見ていて“うらやましいな”と思うことを聞いたところ、1位「スマホ・携帯電話がある」(46.1%)、2位「インターネットが普及している」(45.0%)、3位「情報を入手しやすい」(42.0%)という結果に。

必要かつ有益な情報を手早く、簡単に入手できる通信環境をうらやましく思う人が多いようだ。以降、4位「ハラスメントから守られている」(29.4%)、5位「子育て支援が手厚い」(26.7%)が続く。

男女別にみると、「子育て支援が手厚い」(男性16.4%、女性37.0%)は男性では9位となったのに対し、女性では5位となった。女性では、現役の子育て世代のように、自身も子育てに対する公的サポートなどを受けたかったと感じる人が多いようだ。

現段階の貯蓄額「100万円未満」は30%、調査開始以来最も高い水準に

全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(30.0%)に最も多くの回答が集まった。

「100~300万円未満」(15.8%)や「500~1,000万円未満」(11.8%)、「1,000~1,500万円未満」(9.8%)、「3,000~5,000万円未満」「1億円以上」(いずれも7.0%)などに回答が分散し、平均は2,460万円、中央値は475万円。また、「500万円未満」の割合は50.0%、「2,000万円以上」の割合は26.5%。

過去の調査結果と比較すると、貯蓄金額の平均は、2023年以降の減少傾向が続き、2023年3,454万円→2024年2,782万円→2025年2,460万円と、2024年の調査から322万円の減少がみられ、2025年は調査開始以来の最低額となった。

また、現段階の貯蓄金額が「100万円未満」の割合についてみると、2025年は30.0%と調査開始以来最も高い水準に達している。

一方、「3,000万円以上」の割合は、2018年の初回調査から25%前後を推移していたものの、2024年以降は2024年18.0%、2025年19.7%と2年連続で20%未満にとどまった。

物価上昇により貯蓄を取り崩さざるを得ないケースや、2024年開始の新NISA制度を活用した「貯蓄から投資へ」の動きの影響が生じているのかもしれない。

最高額は大相撲観戦に150万円/年! 最もお金をかけている“推し活”の費用「スポーツ観戦」平均17万円/年、「観劇」平均9万円/年

全回答者(2,000名)に、推し活としてお金をかけていることがあるかを聞いたところ、「ある」は15.9%、「ない」は84.2%という結果に。

男女別にみると、推し活としてお金をかけていることがある人の割合は、女性では21.8%と、男性(9.9%)と比べて11.9ポイント高くなった。

推し活としてお金をかけていることがある人(318名)に、最もお金をかけている推し活の内容と、その推し活に一年間にかけている金額を聞いたところ、かけている金額の平均は、「スポーツ観戦をする」が168,217円で最も高くなり、大相撲観戦に1,500,000円かけているといった回答もみられた。

次いで「観劇をする」が88,235円、「コンサート・ライブに行く」が86,464円、「スポーツチーム・選手を応援する」が68,188円、「グッズを買う」が42,000円、「CD・DVDを購入する」が20,500円。

また、推し活が生きがいになっているかを聞いたところ、「なっている」は63.2%、「なっていない」は36.8%。男女別にみると、推し活が生きがいとなっている人の割合は、女性では68.9%と、男性(50.5%)と比べて18.4ポイント高くなっていた。

「還暦を過ぎても働きたい」人は約9割! 働きたい理由1位は「生活費が不足するから」

59歳時点で就労をしている・していた人(1,486名)に、還暦以降の就労意向について質問。

60歳以降、働きたいと思うかを聞いたところ、働きたいと思う人は87.1%、働きたいと思わない人は12.9%と、大多数が還暦以降の就労に対して意欲的であることが判明。

また、60歳以降、何歳まで働きたいかについてみると、65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は80.8%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は44.0%であった。

過去の調査結果と比較すると、70歳以降も働きたいと思う人の割合は、2022年36.5%→2023年39.0%→2024年42.7%→2025年44.0%と、2022年以降の上昇傾向が引き続きみられ、調査開始以来最も高い水準となっている。

現在の生活に欠かせない還暦人の“三種の神器”は「スマートフォン・携帯電話」「自動車」「パソコン・コンピューター」

現在の生活に欠かせないと思う、自分にとっての“三種の神器”は何かを聞いたところ、「スマートフォン・携帯電話」(51.4%)、「自動車」(32.1%)、「パソコン・コンピューター」(23.9%)が高くなり、2025年の還暦人の三種の神器となっていた。

スマートフォン・携帯電話が還暦人にとっても必要不可欠となっているようだ。また、そのほか「テレビ」(23.0%)、「エアコン」(20.5%)、「冷蔵庫・冷凍庫」(12.1%)などにも回答が集まっている。

また、地域別にみると、都市部(一都三県、二府一県)では2位は「パソコン・コンピューター」(27.2%)となったのに対し、その他の地域では2位は「自動車」(42.5%)で、地方では自動車を必需品と感じている人が多いことが判明。

影響を受けた同年代の有名人、自身の還暦パーティーに呼びたい同年代の有名人ともに 1位「中森 明菜さん」

自身が影響を受けたと思う同年代の有名人を聞いたところ、今年、自身初のトリビュートアルバムを発売した「中森 明菜さん」が1位となった。以降、2位「吉川 晃司さん」、3位「吉田 美和さん」、4位「本木 雅弘さん」、5位「YOSHIKIさん」が続く。

男女別にランキングをみると、男性回答・女性回答ともに1位は「中森 明菜さん」となり、女性では197名とダントツ。

男性回答では2位「吉川 晃司さん」、3位「吉田 美和さん」、女性回答では2位「吉田 美和さん」、3位「本木 雅弘さん」「沢口 靖子さん」が続いた。

また、自身の還暦パーティーに呼びたいと思う同年代の有名人を聞いたところ、自身が影響を受けたと思う同年代の有名人と同様に「中森 明菜さん」が1位となり、「中森 明菜さん」が2冠となった。続く2位は「吉田 美和さん」、3位は「ヒロミさん」という結果に。

調査概要
調査タイトル:2025年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする1965年生まれの男女
調査期間:2025年3月19日~3月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:2,000サンプル(有効回答から性別区分が均等になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社

関連情報
https://www.pgf-life.co.jp/

構成/Ara

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