Grokとは、X上で高クオリティの画像を生成できる便利な生成AI。基本的な使い方やプロンプトのコツに加えて、著作権や利用制限などの注意点も詳しく解説する。
目次
X(旧Twitter)上で使える生成AI「Grok」に備わっている画像生成機能。プロンプトを入力するだけで直感的に使える手軽さだけでなく、生成された画像のクオリティが高いことから、多くのユーザーが注目している。
この記事では、Grokの画像生成機能の使い方やイメージ通りの画像を生成するコツ、注意点までわかりやすく解説する。
Grokの画像生成機能とは?
X(旧Twitter)上で利用できる対話型AIツールのGrok。イーロン・マスク氏が設立したxAI社によって開発され、最新の情報取得やコンテンツ生成などさまざまな機能があり、なかでも直感的に高精度な画像を作成できる機能が話題となっている。まずは、Grokの画像生成機能の概要と費用について確認しよう。
■機能と主な特徴
Grokの画像生成機能では、プロンプトと呼ばれる文章を入力することで、リアルタイムで画像を生成できる。画像のジャンルは多岐にわたり、人物や風景、キャラクターなど幅広い用途で活用可能だ。
生成された画像は再生成や微調整もできるため、イメージ通りの画像を作成しやすい。自然な対話を通じて画像の生成指示をするため、初心者でも取り組みやすく、高品質のビジュアルが評価されている。
■費用
記事執筆時点で、GrokはXのアカウントがあればほとんど誰でも利用できる。Grokの機能を無制限で利用したい場合は、Xの月額制有料プランへの加入が必要だ。
Grok画像生成機能の使い方
テキストで指示するだけという手軽さが魅力の Grokの画像生成。操作はすべてXの画面上で完結するため、特別なソフトやアプリを用意する必要もない。ここでは、Grokで画像を生成する手順を3ステップで紹介する。
■STEP1. Grokを開く
まずはGrokを起動させよう。パソコンまたはスマートフォンでXのアプリを開き、パソコンの場合は左側のメニューバーから、スマートフォンの場合はXホーム画面下部からGrokを選択。Grokのチャット画面が表示されるため、ここから画像生成を進めていく。Xを利用していない場合は、はじめにXのアカウントを作成しよう。
■STEP2. プロンプトを入力する
Grokのチャット欄に、生成したい画像のイメージをテキストで入力する。ここで入力するプロンプトが画像の仕上がりに大きく影響する。例えば「晴れた日の朝に、海辺のカフェで読書をする女性の横顔を作成して。」のように、誰が、どこで、何をしているかをできるだけ具体的に書くことが重要だ。
また、GrokはXのポストを参照できる。普段からX上に自分の写真を載せている場合は、「過去3か月のポストを参考に、私のイメージ画像を作成して。」などと指示すれば、投稿した写真を参考に画像を生成することも可能だ。
プロンプトを入力して送信ボタンを押すと、数秒から数十秒程度で画像が自動生成され、複数のパターンの画像が表示される。生成結果を確認し気に入った画像があれば、画像の右上のマークからそのまま保存や共有も可能。部分的に調整したい場合は、次のステップで再度指示を加える。
■STEP3. 微調整をする
生成された画像がイメージと合わない場合は、そのままチャット形式で再調整できる。例えば「髪の色を黒に変えて」「背景を都会に変えてほしい」などの指示を追加し、細かな調整を進める。修正のたびに一から生成し直す必要がなく、段階的に修正できる点がGrokの画像生成の大きなメリットだ。やり取りを重ねながら、少しずつイメージに近づけよう。
Grokで理想の画像を生成するためのコツ
Grokの画像生成は直感的に使えるが、ただ指示を入力するだけでは期待通りの仕上がりにならない場合もある。イメージ通りの画像を生成するためには、プロンプトの工夫や細かい調整が必要だ。ここでは、Grokの生成画像を理想に近づけるための具体的なコツを3つ紹介する。
■できるだけ詳細なプロンプトを入力する
Grokに思い通りの画像を生成させるためには、具体性のあるプロンプトが欠かせない。例えば「猫の画像」と入力するよりも、「赤い首輪をつけたグレーの長毛の猫が、夕方の公園で木の下に座っている」と指示するほうが、より的確な画像を提示してくれる。
主語・動作・場所・時間など、想像する情報をできるだけ言葉にして盛り込むことがポイント。プロンプトは短くまとめようとせず、複数の要素を含めた長めの文章で入力すると良い。
■細かなニュアンスも言語化して指示する
画像には色合いや雰囲気など、あらゆる要素が含まれている。なかには言語化しにくいものもあるが、イメージ通りの画像にするために、抽象的な言葉でも積極的に使ってみよう。
AIは「神秘的な雰囲気」「静寂を感じさせる構図」など、 感覚的な表現も認識する。ストーリー性を含めた背景や人物の心情まで伝えることで、より理想に近い画像が生まれやすい。
■英語のプロンプトに変更する
Grokは多言語に対応しているが、画像生成においては英語のプロンプトのほうがより正確に指示内容を理解し、生成する画像の精度が高くなる傾向がある。特に構図や質感などの表現は、英語のほうが再現されやすい。
英語が苦手な場合は、翻訳ツールなどを使って日本語のプロンプトを英訳してみよう。日本語のプロンプトでうまく出力されない場合でも、英訳することでイメージ通りの画像が完成するかもしれない。
Grokで画像生成する際の注意点

Grokの画像生成は高機能で便利な反面、使い方を誤るとトラブルの原因になることも。法的リスクの認識や倫理的な配慮をした上で、適切な範囲で利用することが求められる。ここでは、Grokの活用において意識するべきポイントを紹介する。
■著作権侵害に注意する
Grokで生成された画像はAIが作成したものであっても、Xの投稿を参考にしていた場合、著作権侵害に該当する可能性がある。実在するキャラクターや有名人、ブランドロゴなどに似た画像を生成した場合は、特に注意が必要だ。
個人の趣味やSNS投稿に使う場合でも、意図せず拡散され法的なトラブルに発展するケースもあるため、生成画像の利用には慎重な対応が求められる。著作権に関する基本的なルールを理解し、適切な判断をしよう。
■プライバシー保護や倫理的な配慮が求められる
AIによる画像生成は便利な反面、倫理面での配慮が求められる場面もある。他人の顔写真をベースにした画像の生成などは、本人の同意なしに行うとプライバシー侵害になる可能性も否定できない。
また、暴力的・差別的・性的な表現を含むプロンプトの使用も、Grokの利用規約に違反する。不適切な内容が生成されないよう、入力内容には慎重さと責任感を持つことが必要だ。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部







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