
ソニーのEマウント用大口径標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」が、1年間(2024年4月1日~2025年3月31日)に日本国内で新発売された交換レンズの中から最も優れた1本として、「カメラグランプリ2025 レンズ賞」を受賞した。
ズーム全域で開放絞りF2を実現した初のEマウント標準ズームレンズ
1984年に始まった「カメラグランプリ」は、写真・カメラ専門の雑誌・Web媒体の担当者で構成されるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、現在7媒体が加盟)が主催する権威ある賞。前年度1年間(2024年4月1日~2025年3月31日)に日本国内で発売された新製品から各賞が選考される。なお、レンズ賞を含むカメラグランプリの各賞は、57名の専門家で構成される選考委員の投票によって、最も優れた商品が選考される。
ソニーがレンズ賞を受賞するのは、2019年の大口径広角単焦点レンズ「FE 24mm F1.4 GM」、2020年の超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」、2022年の大口径標準単焦点レンズ「FE 50mm F1.2 GM」に続き、4回目。同社では「今後も、最先端技術を用いたデジタルイメージング製品の開発・提供を通じて写真・映像表現の可能性を広げ、プロフェッショナルや写真愛好家、映像クリエイターなど、幅広いユーザーの創造性に応えていきます」とコメントしている。
■「レンズ賞」選考理由: カメラグランプリ 2025実行委員会のコメント
ズーム全域で開放絞りF2を実現した初のEマウント標準ズームレンズ。AF駆動には4基のXDリニアモーターを搭載し、高速かつ静音なオートフォーカスを実現する。14群20枚のレンズ構成には、超高度非球面XAレンズやスーパーEDガラスなどを採用することで効率よく諸収差を抑制。また防塵防滴に配慮した設計やズームリングの操作感を切り替えられるスイッチなど、プロフェッショナルの要求に応える機能を備える。革新的な性能と高い完成度が評価され、「カメラグランプリ2025レンズ賞」に決定した。
関連情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL2870GM/
構成/立原尚子