
ハーマンインターナショナルは、2025年5月15日から5月18日までドイツ・ミュンヘンにて開催された世界最大級のインターナショナルオーディオショウ「HIGH END Munich 2025」に出展。同社が展開するMark Levinsonの新世代アンプ「No.600シリーズ」を発表した。
ブランドが最も大切にしている音の純度を高い次元で体感できる
今回発表となった「No.600」シリーズのアンプリファイアーは、同ブランドが長年追求してきた音楽再生の忠実度をワンランク上に押し上げる、新しい世代を象徴する製品だ。
オーディオコンポーネントにおけるアンプリファイアーの役割とその可能性を再定義すると同時に、マーク・レビンソンの伝統を尊重しながらも、力強さ、精度、そして、ブランドが最も大切にしている純度を高い次元で体感できるという。
本シリーズのラインアップは、デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」、モノラル・パワーアンプ「No.631」、そしてデュアルモノラル・パワーアン「No.632」の3モデルが一挙に登場。これらはすべて米国にて設計、エンジニアリング、製造が行なわれる。
ハーマンインターナショナル・ラグジュアリーオーディオ、シニアディレクターJim Garrett氏は、今回の発表に際して以下のように述べている。
「Mark Levinson No.600シリーズは、50年以上にわたる同ブランドの音楽性と音響科学への探求を反映しています。これは単に技術的卓越性にとどまりません。音楽再生を息を吞むほどの明瞭さで、力強さ、ニュアンス、そして感情までも捉えることが重要です。
一切の妥協を排したNo.600シリーズはこれらの再現を目指して開発・製造されています。私たちは過去の伝統に敬意を表し、世界中の音楽愛好家、オーディオ愛好家の期待に応えることを目標としています」
「No.600シリーズ」の主な特徴
■3モデル共通
新しいNo.600シリーズは、マーク・レビンソンの伝統でもある独自のPure Path回路設計を踏襲。また、アルミニウム削り出しの筐体、本体から隔離することで不要な振動を排除するフット構造に至るまで、あらゆるディティールが性能、サウンドへのこだわりを物語っている。
その外観デザインも、同ブランド50周年記念モデル「ML-50」でも採用されたカスタムガラストップデザインと赤いシグネチャーライトがアクセントとなっており、オーディオコンポーネントは聴くだけでなく、見るもの、体感するものであるというブランド・フィロソフィに則っている。
■デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」
オールアナログのシグナル回路と高解像度のデジタルコアを高次元で融合させ、音楽信号の忠実性と純度を追求したデュアルモノラル構成のプリアンプ。
アナログ部には独自のフルバランス構造Pure Path回路設計を採用したほか、MM/MCフォノアンプ、Class Aヘッドホンアンプを搭載している。
デジタル部には次世代のPrecision Link III DACを搭載、6つのデジタル入力を介して最大32ビット/384kHzのPCMおよびネイティブDSDの再生が可能となり、あらゆるソースに対応する。
■モノラル・パワーアンプ「No.631」、デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」
Class A/AB動作、独自のフルバランス構造Pure Path回路設計、そして専用のモジュラーシャーシに収められた堅牢なトロイダル・トランスを搭載したパワーアンプ。
シングルチャンネルにおいて妥協のないパフォーマンスを発揮するNo.631、そして、ステレオの柔軟性とデュアルモノラルの分離性能を備えたNo.632は圧倒的なインパクト、音色の深み、そしてホログラフィックなイメージングで音楽を解き放つ。
モノラル・パワーアンプ「No.631」
デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」
「No.600シリーズ」のイメージ動画はこちらから
※仕様は予告なく変更する場合があります。
※日本での導入時期、価格などは未定です。
関連情報
https://www.harman.com/japan
構成/清水眞希