ChatGPTでは、ビジネスやプライベートにも役立つ画像生成機能が利用できる。本記事では、画像生成の始め方や具体的な活用例、よくある質問について詳しく解説する。
目次
ChatGPT-4oで利用できる画像生成は、文章生成と同様に、ユーザーの指示に従ってChatGPTがアイデアをビジュアル化する。表現の幅を大きく広げる機能であり、ビジネスや日常における活躍が期待されている。
この記事では、ChatGPTの画像生成方法や活用例、利用における注意点などを初心者にもわかりやすく解説する。
ChatGPTの画像生成でできること
ChatGPTの画像生成は、チャットによる指示を通してイラストや写真風の画像を作成してくれる機能だ。まずはChatGPTで生成できる画像について、詳しく見ていこう。
■ゼロベースからの画像生成
「雨上がりの街の空に虹がかかっている」「二匹の子猫が毛糸の玉で遊んでいる」などのテキストで指示を出すと、ChatGPTがその情報を基に画像を生成してくれる。絵に自信がない人でも理想に近いイラストを描ける、便利な機能だ。
ビジネス用の資料や広告、イメージ図としても活用でき、文章表現だけでは伝わりにくい内容を視覚化できるのは大きな魅力といえる。
■写真や画像の読み込み・イラスト化
ChatGPTは画像の読み込みにも対応しており、アップロードした画像を分析したり、元の画像からスタイルを変えたイラストを再生成したりできる。主な機能は次の通り。
画像認識(何が写っているかを分析・説明)
画像加工(背景やテイストを変更しイラスト化)
画像編集(アイテムの追加・削除をしイラスト化)
■「ジブリ風」「ビックリマンチョコ風」などのイラスト生成
ChatGPTの画像生成が注目されたきっかけの一つ「ジブリ風」イラスト。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏も、Xのプロフィール画像をジブリ風にしたことで話題となった。
実際の写真をジブリ風に加工するのはもちろん、テキストの指示による生成も可能。ちなみに、「20歳のショートカット女性をジブリ風に描いて」とChatGPTに指示すると、次の画像が生成された。

※AI生成画像
優しいタッチの中に爽やかさと純朴さがあり、ジブリアニメに出てきそうな女性に仕上がっている。
ジブリ風の他にも、ビックリマンチョコ風やドラゴンボール風など、さまざまなテイストのイラスト化が流行し、SNSで賑わっている。多くのユーザーがChatGPTの表現力や応用力に驚くと同時に、日常を楽しむ身近なツールとして活用しているのがうかがえる。
ChatGPTの画像生成方法とプロンプト設計のコツ
ChatGPTでの画像生成には、アカウント登録を行いプロンプトと呼ばれる指示を設計する必要がある。ここでは、画像生成の使い方の手順や理想に近い画像を生成するためのコツ、具体的なプロンプト例を紹介する。
■画像生成の方法
事前にChatGPTのアカウント登録をしておけば、PC、スマホどちらでも画像を生成できる。画像生成の手順は、OpenAIの公式サイトにアクセスし、画像にしたい内容をテキストで入力するだけだ。
■理想に近い画像を生成するコツ
より理想的な画像を生成するためには、具体的かつ詳細なプロンプトを設計することが重要。例えば、「20代女性が朝の海沿いの歩道を犬と散歩している、写真風のリアルな描写、犬は白のチワワ」など、人物像・場所・時間帯・イラストのタッチを詳細に指示することで、精度が上がる。

※「女性が海沿いの道を犬の散歩で歩いている様子」のAI生成画像

※「20代女性が天気の良い朝に海沿いの歩道を犬と散歩している、犬は白のチワワで写真風のリアルなタッチ」と指示した際のAI生成画像
■画像生成のプロンプト例
実際のプロンプトと、それによって生成された画像を確認してみよう。
プロンプト:二匹の子猫が毛糸の玉で遊んでいるところをイラストにしてください

プロンプト:ジブリ風のヨーロッパの街並みで、海が見えて木々も少しあり時計台を建てる。空から一望するアングルで

プロンプト:雨上がりの街で空にかかった虹を見上げる女性を描いて

上の画像に、「傘をさす・フェミニンな服装で・全体的に明るく・令和の日本の街並みに変更」といった指示を加えると、次のような画像が生成された。

詳細なプロンプトで、イラストの雰囲気ががらりと変わることがよくわかる。この画像に対して「通行人を配置して」と指示して生成された画像がこちら。

また新たな雰囲気のイラストが生成された。ブラッシュアップされているが、通行人が車道にもいるのが気になるところ。「車道を歩くのは不自然なので、通行人は歩道もしくは横断歩道に」と指示して、最終的に完成したのが次の画像だ。

最初の画像からの経過でわかるように、プロンプト次第で画像のクオリティーは大きく変化する。自分のイメージに近づけるためには、コツを参考にした詳細なプロンプトを意識しよう。
ChatGPTの画像生成で時短・表現力アップ!具体的な活用例
画像生成は単なる娯楽にとどまらず、ビジネスやプライベートおいても高い効果が期待できるツールだ。ここでは、ChatGPT画像生成の活用例を紹介する。
■ビジネスでの活用例
ビジネスにおける画像生成の利用シーンは幅広い。「イラストやデザインを扱わない職種には関係ない」と思うかもしれないが、どんな業種でも意外と活用の場があるものだ。実際の利用シーンと画像生成のメリットを確認し、実務に役立てよう。
商品や装飾のイメージ画像
新商品のアイデアやデザインをビジュアル化するのはもちろん、パッケージ案や展示イメージなども画像生成で具体的なかたちにできる。明確なサンプルがない段階でもアイデアを可視化できるため、クライアントへの迅速な提案が可能になったり、チームで共有して方向性を整えたり、あらゆる場面で活躍するだろう。
また、今まで専用のソフトを利用してイメージ画を作成していた場合、ChatGPTの画像生成を活用することで特別なスキルが不要になる上に、大幅な時間の短縮も見込める。
広告バナーやロゴのデザイン
広告バナーやロゴなど、センスやデザイン性、アイデアが必要なものは画像生成の得意分野だ。企業や商品の詳細、ターゲット、カラー、用途などをプロンプトに組み込めば、ChatGPTがイメージに合わせたデザインを生成してくれる。店内POPやチラシにも活用でき、訴求力アップに役立つ。
社内マニュアルや資料
社内マニュアルやプレゼン資料にChatGPTで生成したイラストを加えることで、より伝わりやすく好印象を与えられる。テキストのみの資料などと比べてクオリティーが向上するため評価も上がり、仕事の成果につながる可能性もあるだろう。
■プライベートでの活用例
ChatGPTの画像生成は、プライベートでもあらゆるシーンで彩りを加えてくれる。日常生活における利用シーンを紹介しよう。
SNSに投稿する画像やイラスト作成
SNSのアイコン用に自分を模したキャラクターを作ったり、投稿用にイラストを生成したりと、ChatGPTの活躍の場は多い。自身の画力に自信がなかった人でも気軽にイラストを自作できるようになり、SNSや友人間でのコミュニケーションもより充実したものになるだろう。
家族写真などをイラスト化
家族写真やペットの写真をイラスト化すると、それだけでグッと芸術性が高まる。インテリアとしても有用だ。「よく見ると映りが悪かった…」といった失敗写真も、ChatGPTでイラスト化すれば自然に修正できる。実際の写真をSNSやブログに公開することに抵抗がある人でも、写真の雰囲気を基にしたイラストであれば気軽に投稿できるだろう。
年賀状やメッセージカード作成
ChatGPTを活用すれば、年賀状やバースデーカード、メッセージカードなどを、送る相手や用途に合わせて生成できる。好きな花やカラー、動物など、市販のカードやフリー素材にはないデザインも自由自在だ。オリジナリティーのあるイラストが、イベントを盛り上げてくれるだろう。
できないことや注意点は?ChatGPT画像生成に関してよくある質問

あらゆるシーンで利用できるChatGPT画像生成だが、利用における注意点や生成できないものをよく理解した上で活用しよう。最後に、ChatGPT画像生成に関するよくある質問について解説する。
■商用利用やSNSにおける注意点は?
OpenAIの利用規約ではChatGPTで生成されたものの権利や利益はユーザーに譲渡すると明記してあり、ChatGPTで生成した画像は自由に利用できる。ただし、既存の著作物と過ぎてしまった場合は著作権侵害になり得るので注意が必要だ。また、SNSへの投稿においても内容によっては混乱を招く可能性があるため、AI生成画像であることを明記しトラブルを回避しよう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部







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