
ソニーは、フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」を発表した。
発売日は2025年6月上旬以降で、カラーはスレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープルの3色をラインナップ。なお、通信事業者モデルのほか、SIMフリーモデルも用意しており、SIMフリーモデルの市場推定価格は16GB/512GBモデルが235,000円前後、12GB/512GBモデルが219,000円前後、12GB/256GBモデルが205,000円前後となる。
撮影画面から目を離しても安定した構図で動画を撮影できる「AIカメラワーク」と「オートフレーミング」を搭載!
「Xperia 1 VII」は、ソニーのデジタル一眼カメラ「α(Alpha)」やポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」、テレビ「ブラビア」といった専用機に搭載されている最先端の技術と、各領域で培ったAI技術を、Xperia向けに最適化した「Xperia Intelligence」を搭載したフラッグシップスマートフォン。リアルタイムなAI処理によって、被写体を高速・高精度に捉え続ける撮影や、高画質・高音質でコンテンツを楽しめる視聴体験を提供する。
■主な特徴
・撮影画面から目を離しても、安定した構図で撮影できるカメラ機能
カメラ機能では、新機能の「AIカメラワーク」※1と「オートフレーミング」※1を搭載しているのが特徴。被写体を構図内の中央に固定して撮影ができる「AIカメラワーク」※1は、動く被写体を、撮影者も歩きながら撮影するような状況下でも、強力な手ブレ補正と姿勢推定技術によって被写体の位置を一定に保つことが可能※2。一方、「オートフレーミング」は、AIが被写体を認識し、画面中央の配置になるように自動で切り出して撮影※2。動く被写体を撮る際に、画角を気にせずカメラを被写体に向けておくだけで、全体の様子と、被写体を切り出した様子の2つの動画を撮影できる。
なお、アウトカメラは超広角レンズ+広角レンズ+望遠レンズの3眼構成で、16mm※3の新しい超広角レンズは、前機種※4比約2.1倍に大型化した1/1.56インチのセンサーを搭載し、低照度でもクリアに撮影することが可能。ゆがみが少ないうえに、約5cmまで寄った近接撮影もできる。
さらに、広角レンズは24mm/48mm(光学2倍相当)※3で、優れた低照度性能を持つイメージセンサー「Exmor T for mobile(エクスモア ティー フォー モバイル)」を搭載。高画質な映像を撮ることができるため、AIカメラワークやオートフレーミングでも明るく高精細に被写体を切り出すことができる。また、望遠は85mmから170mm※3の光学ズームレンズで、遠くの被写体でも高精細に写し出せる。
・ウォークマンのDNAを受け継いだ、Xperia史上最高の音質
音質にこだわった回路設計に加えて、ウォークマンで実績のある部品を新たに搭載。これにより、有線ヘッドホンを接続した際の音質が飛躍的に向上し、音楽専用機で聴いているかのようなクリアさを実現している。また、有線だけでなくワイヤレス接続でも、AIを用いた高音質化技術の「DSEE Ultimate」により、圧縮されたストリーミング音源であっても臨場感のある高音質で楽しむことが可能。さらに、音質に定評のあるXperiaのフルステージステレオスピーカーは、音質調整をさらに見直し、高音から低音まで一層クリアな音を実現している。
・視聴環境に応じて、ブラビアの高画質を再現するディスプレイ
本体のディスプレイ面に加えて、新たに背面側にも追加配置した照度センサーにより、さらに理想的な明るさや色で画面上のコンテンツを楽しめる。晴天の屋外でも、暗い室内でも、周囲の明るさに応じて視聴環境を正確に認識し、その場に応じた最適な明るさや色域、色温度に調整。屋外では、ピーク輝度が向上したディスプレイパネルと、直射日光下での視認性を上げる「サンライトビジョン」との組み合わせで、快適に視聴できる。
・最新のチップセットによる高性能化と2日間のアクティブな使用を支えるバッテリー
Qualcomm社の最新のチップセットであるSnapdragon 8 Eliteを採用。NPU/CPU/GPUがそれぞれ40%以上高性能化※5し、撮影時の高速なAI処理やハイパフォーマンスなゲーミング環境などを支える一方で、バッテリーの消費量は抑える。さらに、SNSの使用やWebサイトの閲覧、オンラインビデオの視聴などのユースケースにおいては、「処理性能の効率化」機能をONにすることで最大10%バッテリー消費量を改善※6し、2日間のアクティブなスマートフォン使用※6を支える。
なお、本機は最大4回のOSバージョンアップ※7と6年間のセキュリティアップデート※8に対応しているため、長期間、快適に使用し続けることができる。
■主な仕様
サイズ:約74mm×約162mm×約8.2mm
重量:約197g
ディスプレイ:約6.5インチ有機EL(解像度Full HD+)
CPU:Snapdragon 8 Elite Mobile Platform
RAM/ROM:12GB/256GB、12GB/512GB(SIMフリーモデルのみ)、16GB/512GB(SIMフリーモデルのみ)
外部メモリ:microSDXC(最大2TB)
アウトカメラ有効画素数:約4,800万画素(超広角)/約4,800万画素(広角)/約1,200万画素(望遠)
フロントカメラ有効画素数:約1,200万画素
バッテリー容量:5,000mAh
防水性能:IPX5/IPX8
防塵性能:IP6X
※1 超広角・広角レンズで対応。
※2 状況により、意図する被写体以外をロック・フレーミングする場合があり、その際は再び、意図した被写体を指定し直す必要がある。
※3 35mm判換算。
※4 Xperia 1 VI比。
※5 「処理性能の効率化」をONにした場合。消費電力の削減効果はアプリの種類や状態、表示されるコンテンツの内容などにより異なる。
※6 Xperiaユーザーのバッテリー使用プロファイル標準値から、インターネット閲覧・動画閲覧・ゲーム・その他の機能を1日あたり360分利用(1080分の待機時間)することを想定したテストで、48時間利用してもバッテリーが残ることを意味する。実際のバッテリー残量は利用状況や使用環境によって異なる。
※7 発売されたタイミングから起算して最大4回、最新OSへのバージョンアップが適用される。適用回数は購入タイミングによって異なる。
※8 発売されたタイミングから起算して最長6年間、セキュリティアップデートが適用される。対応期間は購入タイミングによって異なる。
製品情報
https://www.sony.jp/xperia/products/xperia1m7/
構成/立原尚子