
テクノロジーを活用してグリーンなエネルギーを低価格で提供するオクトパスエナジー(本社:英国)は、昼間に発電される太陽光由来の電力を有効活用する新しい電気料金プラン「オール電化オクトパス-サンシャイン」の提供を2025年5月12日より開始した。
同社では「昼間に余剰となる再エネ電力を活かした料金設計により、家計と環境の両方に配慮した新たな選択肢を提案します」とコメントしている。その主な特徴は以下のとおり。
オール電化は深夜から 〝昼間が主役〟 へ
「オール電化オクトパス-サンシャイン」は、これまで夜間に動作させていた給湯器を昼間に動作させるよう設定変更(シフト)することで、日中に余りがちな再エネ電力を有効活用できる、次世代型のオール電化プランだ。
電気代の節約と脱炭素社会の実現、その両方に貢献する新しい選択肢として、オール電化住宅に居住する家庭に提案していく。
■夏の電力ピーク前に〝昼間の電気代〟を見直す
これから迎える夏は冷房や洗濯などの稼働が増え、オール電化住宅では日中の電気使用量が一層高まることが想定される。特に在宅勤務世帯や子育て家庭にとっては、「昼間の電気代」は家計の大きな負担になりかねない。
「オール電化オクトパス-サンシャイン」は、そんな家庭に向け、日中の電気をよりおトクに、より賢く使えるよう、時間帯別に最適化された新しい料金設計を採用している。
<プラン概要(東京電力エリアの一例)>
日中(デイタイム:9時~15時)/16.92円/kWh(最安設定)
日中以外(スタンダードタイム)/26.43円/kWh(標準設定)
※燃料費調整単価を除いた電力量料金単価
◎オール電化オクトパス-サンシャインについて詳細はこちら https://octopusenergy.co.jp/all-electric
見直される〝深夜割安〟の常識。〝昼間活用〟で合理的なライフスタイルシフトを
これまでのオール電化住宅では、大量の電力を必要とする給湯器(湯沸かし)の動作時間を、電力需要が下がり電気の価格が割安になる深夜に設定することが常識とされ、実際、夜間の電力が割安になる料金プランも各社から提供されてきた。
しかし、原発の稼働を前提とした夜間電力の発電コストの上昇により、深夜帯の料金単価も見直しの対象となりつつある。
一方、太陽光発電の普及に伴い、昼間に電力が余ってしまう事態に対応する「出力制御」の事例も発生。本来は安価かつ自然の力で発電された再エネが活用されず、社会的・経済的損失が取り沙汰されている状況でもある。
こうした中、「電気をいつ使うか」を見直し、ピークシフトを促す動きがエネルギー事業者(電力供給側)・家庭(電力消費側)の双方で加速。
発電方法ごとの特性に合わせ、最も安い時間に賢く使う”タイムスマート”なライフスタイルが、今、新しい常識として社会に根づき始めている。
オクトパスエナジーは、顧客のライフスタイルに合わせて選べるグリーンな電力プランの選択肢を拡充。
夜間の電力活用に適した「オール電化オクトパス」に加え、昼間の余剰再エネ活用を重視した「オール電化オクトパス-サンシャイン」を提案することで、同社では「オール電化のお客さまにも、それぞれの暮らしにフィットするプランを、自由かつ意識的に選んでいただきたい、と考えています」と述べている。
<参考>比較で分かる〝昼シフト〟の合理性
東京電力エナジーパートナー:29万1224円/年、オクトパスエナジー:28万9249円/年
※年間使用量9869kWh、契約電力10kWと想定。オール電化住宅のお客さまの平均的な1日の電気使用パターンを用いて試算。オクトパスエナジーの試算では、給湯器を日中に稼働させることを想定。
※料金比較(2025年5月時点の燃料費調整額を12か月間適用):東京電力エナジーパートナーのスマートライフLとオクトパスエナジーのオール電化オクトパス-サンシャイン2025-04(試算には割引やポイント等は含んでいません)。
※実際の電気料金やおトク額は、使用量や燃料費調整額等によって異なります。
※再生可能エネルギー発電促進賦課金を含みません。消費税10%を含みます。
関連情報
https://octopusenergy.co.jp/
構成/清水眞希