
マイカーがあれば通勤や週末のレジャーが便利になるのは間違いない。しかし一方で、初期費用や維持費など大きな負担が伴う。そのため、コスパを重視する若年層の間では「クルマ離れ」が起こっているとされているが、実際のところどうなのだろうか?
トータスが運営する「tortoise」はこのほど、20代の男女331名を対象に「20代のクルマの購入費・維持費に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
20代の男女の3割強が自身のクルマを所持している
「クルマを持っているか」と尋ねたところ、「いいえ」が68.0%、「はい」が32.0%という結果になった。20代の男女の3割強が自身のクルマを所持していることがわかった。
自身のクルマを所持していない20代の男女の2割強が、自身のクルマが欲しいと思っている
自身のクルマを持っていないと回答した人に「自身のクルマが欲しいと思うか」と尋ねたところ、「いいえ」が78.2%、「はい」が21.8%となった。自身のクルマを所持していない20代の男女の2割強が、自身のクルマが欲しいと思っていることが明らかになった。
自身のクルマを所持していない20代の男女の多くが、クルマの購入・所有において、費用面で最も大きなハードルだと感じるものは「購入費」
自身のクルマが欲しいと回答した人に「クルマの購入・所有において、費用面で最も大きなハードルだと感じるのはどれか」と尋ねたところ、1位が「購入費用(頭金やローンなど)」(67.4%)、2位が「車検費用」(14.3%)、3位が「駐車場代」(8.2%)となった。この結果から「購入費用」が最も大きなハードルだと感じる人が多いことが判明した。
自身のクルマを所持していない20代の男女の7割弱が、クルマを所有する場合、毎月の負担できると思う維持費は「3万円未満」
自身のクルマが欲しいと回答した人に「クルマを所有する場合、毎月の維持費(ガソリン代・保険料・駐車場代・車検費用)として、どの程度までなら負担できると思うか」と尋ねたところ、1位が「3万円未満」(67.4%)、2位が「3万円以上~4万円未満」(14.3%)、3位が「4万円以上~5万円未満」(12.3%)となった。この結果から、クルマを所有する場合の毎月の維持費は「3万円未満」であれば負担できると思う人が多いことがわかった。
自身のクルマを所持していない20代の男女の6割以上が、クルマの購入時にかかる総費用で負担できる金額は「50万円未満~150万円未満」
自身のクルマが欲しいと回答した人に「クルマの購入時にかかる総費用(車両本体価格+諸経費など)として、どの程度までなら負担できると思うか」と尋ねたところ、1位が「50万円以上~100万円未満」(24.5%)、2位が「100万円以上~150万円未満」(22.5%)、3位が「50万円未満」(16.3%)となった。
1位~3位までの回答を合計すると回答率60%を超える形となり、この結果から自身のクルマを持っていない20代の男女の6割以上は、クルマ購入時にかかる費用で負担できる金額は50万円未満~150万円未満と思っていることが明らかになった。
自身のクルマを所持している20代の男女の多くが、クルマの購入・所有において、費用面で最も大きなハードルだと感じるものも「購入費」
自身のクルマを持っていると回答した人に「クルマの購入・所有において、費用面で最も大きなハードルだと感じるのはどれか」と尋ねたところ、1位が「購入費(頭金やローンなど)」(27.4%)、2位が「ガソリン代」(23.6%)、3位が「車検費用」(21.7%)となった。この結果から、自身のクルマを所持している人も「購入費用」が最も大きなハードルだと感じる人が多いことが判明した。