
100円均一と無印良品には時々、“買わねば!”と心が叫ぶアイテムがある。
先日無印良品をぶらりと訪れ、目に入った「ポリプロピレン スマホスタンド付きケーブル収納」(190円)はまさにそれだった。正直なところ、スマホスタンドもケーブルを収納する用のケースも欲していなかったのだが、気づけばレジ。我に帰ったときには家でケーブルを仕込んでいた。
というのは冗談として、こうした本能的にビビッときたアイテムは当たりなことが多い。そして今回も例外ではなかった。極めてシンプルな製品だが、その魅力をお届けしよう。
あると便利なスマホスタンド。一家に一台置いておきたい
この製品が持つ機能は、名前のとおりスマホスタンドとケーブル収納だ。
ケーブルをコンパクトにまとめつつ、スマホスタンドにもなる優れもの。
前者は、日常生活で意外と重宝する。動画などを観る際、いつも手でスマホを持っているという人は、一度スタンドの素晴らしさを体感してみてほしい。
単純な話だが、手で持たなくていいというのはとにかく楽。コンテンツにも集中できる。筆者の趣味であるNBA観戦時は、スマホスタンドにiPhoneを横向きにセットし、両手はぐっと握りしめたり手を叩いたり、ときに小躍りをしたりするスタイルだ。熱の入った応援をするには、両手を開けておく必要がある。
なおスマホスタンドには、ただ溝が掘られた板のようなタイプもあれば、高さや角度を細かく調整できるリッチなタイプもあるし、スマホの背面に貼り付け、スマホリングを兼ねるタイプもある。
筆者はいずれも試したことがあり、一番気に入っているのは当然“リッチなタイプ”だ。スマホの背面に貼り付けるタイプは、手汗が多いせいですぐに汚らしくなってしまって使うのをやめた。その点今回の製品は、“リッチなタイプ”と比べるとスタンドとしての機能性は劣る一方、コンパクトで取り回しがいい。出先でちょっと使いたいとき、には最適だ。
ケースの下面をスライドすると、スタンドとして利用できる。スマホを縦置きしても安定した。なお、筆者が使っているのはiPhone 15 Proである。
持ち出し用のケーブルに最適。クルクル巻いて収納しちゃおう
さて、もう一つの機能がケーブル収納。筆者は日頃、ガジェットポーチに2~3本のケーブルを入れて持ち運んでいるのだが、バンドなどでまとめるのが下手なこともあり、かなりのスペースを占有していた。
ここで巻取り機能の魅力が光る。のたうち回っていたケーブルがコンパクトに収まり、一気にガジェットポーチの中の優等生に。しかも、どんな不器用であっても簡単に扱えるのが素晴らしい。
軽い力で回すだけで巻取りができた。バンド付のケーブルだったが、これさえあれば取ってしまってよさそう。
ケーブルを使いたいときは、左右から引っ張るだけ。また収納したければ中央のパーツをクルクルすればいい。とにかく簡単だ。ちなみに、例として収納したケーブルの長さは1.8m。ケース内にはまだ余裕があるので、もう少し長いケーブルとも使えるだろう。
後ろから見るとこんな感じ。ケーブルのコネクタ部分は露出するが、決して雑然とした印象はない。
文/関口大起(https://x.com/t_sekiguchi_)