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日本のネットユーザーは詐欺リンクへの警戒心が世界トップレベル、それでも過去2年以内に3割の人が詐欺に遭遇

2025.05.15

スマホの普及やAIの発展などによって、ネット利用者にとってネット犯罪に関する情報と対策は、日を追うごとに重要になっている。

世界中で何百万人のユーザーを持つ個人向けセキュリティサービスを提供するNordVPNは、インターネットユーザーの詐欺に対する警戒心やテクノロジーに関する意識について、7か国で調査してその結果を発表した。そこでは日本のネットユーザーの約7割が詐欺リンクへの警戒心があると回答。これは世界トップクラスの数字だという。

日本のネットユーザーは約7割が詐欺リンクに警戒

サイバー詐欺リンクをクリックする頻度は国によって異なるが、日本ではインターネットユーザーの71%が過去1年間に一度もオンライン詐欺のリンクをクリックしなかったと回答。ちなみに1年間で1度もクリックしていないと回答した人は、米国は26%、ドイツでも46%と日本がいかに警戒しているかわかる。

日本では過去2年で約3割が詐欺に遭遇していた

過去2年間で遭遇した詐欺についての質問では、遭遇したと回答した日本のネットユーザーは32%で68%は詐欺に遭遇していないと回答している。詐欺に遭遇したと回答した人の中で多かった手口は、偽ウェブサイトのリンクへのアクセス、配達詐欺、偽のサポートセンターからのフィッシングだった。詐欺に遭遇していない人の割合も突出して日本が高い結果となったという。

日本はオンラインプライバシーを重要視する比率では最下位

オンラインのプライバシーの重要性に対する認識は国によって大きく異なるが、イタリアでは82%が「オンラインプライバシーは非常に重要である」と回答。多くのイタリア人はオンラインプライバシーを重要視していることがわかる。一方の日本は59%と調査国で最下位だった。プライバシーに関しては、ほかの国と比較して日本人は意識が低いようだ。

オンラインセキュリティを重要視するイタリア

オンラインセキュリティに対する認識もオンラインプライバシーと似たような傾向があるようだ。イタリアでは86%が「オンラインセキュリティは非常に重要である」と回答しているのに対して、日本では62%しか重要と思っていないという結果になった。日本人は、詐欺リンクなどはクリックしない対応をしている一方で、オンラインセキュリティに対する認識が低い傾向にあることがわかった。

NordVPN日本代表が教える詐欺から身を守るポイント!

今回の調査を実施したNordVPNの日本代表である小原拓郎さんは、フィッシング詐欺や偽装メッセージから身を守るための7つのポイントを推奨しているので、ここで紹介しよう。

1)銀行のパスワードや暗証番号は絶対に共有しない

「銀行の全パスワード、PINコード、一時的な認証コードなどのセキュリティ情報は、銀行職員を名乗る相手であっても教えないようにしましょう。本物の銀行や企業が電話やメールでこれらをたずねることはありません」

2)メッセージの信憑性を鵜呑みにしない

「SMS、電話、メールが本物のように見えても、すぐに信じてはいけません。相手があなたの名前や基本情報を知っていても、それが信用できる証拠にはなりません。詐欺師は発信者番号を偽装することも可能です」

3)送信元のメールアドレスを確認する

「信頼できる企業を装ったメールでも、アドレスに微妙な違い(例:「paypal.com」ではなく「paypall.com」)があることがあります。必ずメールアドレスを注意深く確認しましょう」

4)一般的な挨拶文には注意する

「「お客様各位」などの汎用的な挨拶を使うメールは、大量に送信されるフィッシング詐欺の可能性があります。個人名が書かれていない場合は特に注意が必要です」

5)「急いで対応を求める」メッセージに警戒する

「「アカウントが停止されます」や「注文がキャンセルされます」といった緊急性をあおる内容は詐欺の典型例です。信頼できる企業は、急な判断を迫るような連絡はしません」

6)文法やスペルミスをチェックする

「詐欺メールには英語や日本語の誤字脱字、文法の誤りが多く見られます。こうした細かいミスも詐欺の手がかりになります。

7)ギフトや金銭をエサにしたメールに注意

「クリックすればギフトがもらえる」「賞金が当たった」など、あまりにも都合の良い内容のメールは詐欺の可能性が高いです。リンクのクリックや添付ファイルの開封は避けましょう。

オンライン上の詐欺行為や犯罪への誘導は、どんどん巧妙になっているので、常に警戒心を持って冷静に対応することが大切だ。

「オンライン詐欺とテクノロジーに関する意識調査」概要

調査国:日本、アメリカ、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、イタリアの7か国
調査期間 : 2024年11月18日~2024年11月28日
調査人数 : 各国約1000人(日本は1005人)
調査対象 : 18歳~74歳のインターネットユーザー
調査機関 : NordVPN (調査実施はCint社に委託)

https://nordvpn.com/ja/blog/scams-and-opinions-about-technology-in-japan-research/

構成/KUMU

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