
アップルは「Appleインビテーション」というアプリの配信を2025年2月より行なっている。イベントなどの招待を友人や知人に送れるのはもちろん、イベント当日に撮影した写真を参加者同士で共有したり、Apple Musicの契約者がプレイリストをシェアできたりするのが特徴だ。
Appleインビテーション
アップルユーザーだけが使えるというわけでなく、Appleアカウントやアップル製デバイスを持っていなくても、招待メールやメッセージを受け取れて、参加の可否を伝えることが可能だ。
招待状の作成には「iCloud+」(月額150円~)などの契約が必要。『iPhone』ユーザーからAndroidユーザーに招待が届く一方、Androidを使っているユーザーは参加の可否は伝えられるものの、招待状を作成することができない。
リリース間もない「iOS18.4」へのアップデートで『iPhone』などはRCSというメッセージに対応。Androidと『iPhone』の間で、高画質の画像や動画を無料で送り合えるようになった。そのような中、アップルとしてはAppleインビテーションを広めて「友達と楽しくコミュニケーションするなら『iPhone』で!」というイメージを死守したいようだ。
【DIMEの読み】
『iPhone』の写真&音楽アプリとも連係が可能なAppleインビテーション。友人とのコミュニケーションを円滑にする美点が、Androidからの乗り換えを促すのにどれほど効果があるのかが注目だ。
イベント案内の作成も詳しい場所の連絡もラクラク
案内状には『iPhone』に保存している写真データを使用できるほか、会場までの経路や当日に想定されている天気予報を、招待した相手に対して送信できるのも親切だ。
取材・文/石川 温 編集/田尻健二郎