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撮影現場がまるでハマスタの外野席!ベイファン必見のシーズン連動ドラマ「神様、おねがい」の熱狂現場に潜入

2025.05.19

2024年、セ・リーグ3位で終わるものの、クライマックスシリーズを劇的に勝ち上がり、日本シリーズを制覇した横浜DeNAベイスターズ(以下、ベイスターズ)。同チームの公式TikTokを開くと、ショート動画のリストに何やら見慣れぬドラマが公開されていることをご存じだろうか。

撮影現場がまるでハマスタの外野席!

これは、球団史上初となるシーズンと連動した縦型連続ショートドラマ『神様、おねがい』のコンテンツ。チームのリアルな成績が主人公の運命を左右する予測不能なストーリー展開で、元球団選手やベイスターズ芸人が出演する、ベイファン必見のドラマなのである。横浜で行なわれた同ドラマの撮影現場を取材してみると、まるで横浜スタジアム(以下、ハマスタ)の外野席にいるかのような熱気が充満していた!

 

【ショートドラマ内容】

『神様、おねがい』は、死神と遭遇した主人公きららが、ベイスターズのリーグ優勝に、自分の魂を賭けることになってしまう物語。きららは自分の魂が抜かれることを回避すべく「どうすればベイスターズはリーグ優勝できるの?」と、スポーツバーに集う〝ベイファン〟や先輩たちに問いかけるなど、自分なりの『横浜奪首』計画を実行しはじめる。ショートドラマは各話3分程度。球団公式SNSのTikTokやYouTubeなどにショート動画として公開することを前提に、スマホの画面で見やすい縦長の画角になっている。本日5月19日(月)に4話が配信されたばかり。補足情報は記事の最後に!

【主要キャスト】

(左)主人公 浜辺きらら/栗林藍希
(中)主人公の先輩 青野充/中山翔貴
(右)死神/ ぎぃ子

縦向きの映像を前提に様々なアングルからの撮影が進む

4月某日。朝7時にハマスタ周辺の撮影現場に入ると、すでに撮影クルーはもちろん、エキストラ、主要キャストまで勢揃い! 公式Webサイトに掲載するプロフィール写真の撮影や、本番に向けての打ち合わせが進められていた。

確認用のモニターを覗くと、縦長の画角の見え方が常にチェックできるようになっている。なお、各話3分程度ではあるものの、同じシーンを実に様々なアングルから撮影。そのようにして収めた映像を、取捨選択しつつ巧みにつなぎ合わせることで、軽快で見やすいテンポ感になっているというわけ。

撮影現場はスポーツバー。店内にある大きなモニターには、今シーズンの試合のうち、佐野恵太選手が対広島戦で放った逆転タイムリーヒットや、負け試合のゲームセットの瞬間が映し出される。主要キャストやエキストラの一喜一憂するリアクションが実にリアルなのはそのためだ(※リアルタイム性を重視し、第4話で画面に表示されるのは、5月に行なわれた試合のものに差し変わっている!)。

ベイスターズファンとして知られるお笑い芸人のふたりもドラマに出演!

この日は、ベイスターズ芸人として有名な、ダーリンハニー・吉川正洋さんと金の国・渡部おにぎりさんもドラマ撮影に参加していた。

「どうすればベイスターズはリーグ優勝できるの?」という、主人公きららからの問いかけに対し、吉川さんのマシンガン打線ならぬマシンガントークが炸裂。監督から「カット!」の声がかかるまで〝ベイスターズ愛〟に満ちた話が止まらなかった。さすがは、横浜ファン歴40年の吉川さん!

一方のおにぎりさんが演じたのは、推しのチームの勝ち負けがファンの心情を大きく左右することについて、激しく共感するというシーン。おにぎりさん自身、野球経験者ということもあり、ベイファンのエキストラはもちろん、野球経験者である青野先輩役の中山翔貴さんとの息もピッタリだった!

選手&監督としてファンに愛されたアレックス・ラミレスさんが登場!

朝9時半。2012年、2013年には選手として在籍し、2016年から2020年まで監督を務めたアレックス・ラミレスさんが、撮影に参加するために現場入り。胸板の厚いガッシリした肉体で、漂うオーラがハンパない! シャツの上に羽織ったのは、現役時代に背負っていた背番号「3」!

ラミレスさんが演じるのは、負け試合に落ち込むベイファンを励ますという役回り。「Tomorrow is Another Day!」(明日は明日の風が吹くよ!)と、優しく語りかける。撮影は、少々の演技指導を受けただけで、ほぼイッパツOKに! ラミレスさんの「ここぞ!」という時の勝負強さは、俳優としてもまだまだ健在だった。

吉川さん&おにぎりさんから見たショートドラマとベイスターズの魅力は!?

撮影を終えたばかりの吉川さんとおにぎりさんに直撃! 今回のショートドラマ企画について話を聞いた時、どのように思ったのだろうか。

吉川 僕はこれまでに様々なベイスターズの企画に関わらせていただいてるんですけど、ショートドラマの企画はすごい発想だなと。話を聞いた時はビックリしましたね。野球の試合自体も、いわば〝ドラマ〟ですからね。そこに掛け合わせているのも素晴らしいと思いました。

おにぎり 僕もマネージャーさんから出演依頼の連絡をもらった時に「え!? ドラマ!?」って驚きましたよ(笑)。でも、そうやって新しいことにチャレンジしようとすることは、すごく素敵だなと思いました。

そんなショートドラマに出演された感想は?

おにぎり 普段はコントの中で演技をすることが多いわけですが、それを大好きなベイスターズのお仕事としてやらせていただくのは、本当にありがたい話で、とても光栄です! それと、やっぱり印象に残ったのは、共演したラミレスさん! 野球場ではもちろん何回も見たことがあるんですけど、こうやって実際にお会いするのは初めてのこと。「こんなに大きいのか!」と思うくらいの体格で、とにかくオーラがすごかった! 感無量ですね。 

吉川 すごいといえば、この撮影現場ですよ! カメラの台数が想像をはるかに超えていて、こんなに本格的とは思いませんでした。それとエキストラの皆さんが〝ベイファン〟ということで、熱気はまるでハマスタの外野席のよう。「ベイスターズを愛していらっしゃるんだな」ということがひしひしと伝わってきて、撮影が進むにつれて仲間意識が深まっていったように感じます。皆さんが〝ベイファン〟じゃなければ、あそこまでのリアルな雰囲気は出なかったでしょうね。撮影が終わる頃には「これからみんなでハマスタに行こうぜ!」と、誰かが言わんばかりの熱量で、ベイスターズ愛にあふれる現場でした。

ショートドラマの演技で気を付けたことは?

吉川 大洋ホエールズの時代から数えると、40年以上もチームを応援しているわけですが「大好きだ!」というそのままの気持ちを前面に出そうと心がけました。演技についての小細工は使わず、自分が普段から持っているベイスターズへの〝熱〟を、ストレートに出せたのではないかと思います。

おにぎり 吉川さんが言うように、今回のドラマでは、セリフとか演技とかの技術よりも、〝熱〟の入れ方が大事なのかなと。収録中は、そこを一番意識していましたね。それと、隣にいるファン歴40年以上の吉川さんに、ちょっとでもついていけるように頑張りました!

吉川さんとおにぎりさんが感じているベイスターズの魅力は?

おにぎり 選手のひとりひとりもそうだし、チーム全体がとにかく明るい! 勝ったらメチャメチャ盛り上がりますし、負けても「また明日頑張ろう!」っていう切り替えができているように感じます。いい雰囲気を作るのがすごく上手なチームだと、ファンのひとりとして誇りに思います。

吉川 おにぎり君が言うように、僕は、やっぱり選手の皆さんのそういう明るいところや笑顔を守れるように、応援したいなと思っています。それと、僕は40年以上もベイスターズのことを見てきて、本当に苦しい時期もあったんですけど、最近は戦力も整っていて本当に強い! 勝ってくれることで、ファンの皆さんの熱がどんどん高くなっていますよね。あとは、いい意味で「予想を裏切る」ことも魅力のひとつ。昨年のクライマックスシリーズなんて、巨人を相手に3連勝して「これはいけるぞ!」と思ったら、そのあとに2連敗したものの、最後には勝って日本シリーズの進出を決めましたから! さらに、あの強敵ソフトバンクを倒して日本一になりましたから! レギュラーシーズン中には、7点差をひっくり返したり、筒香選手が復帰した試合でホームランを打ったりと、誰も予想できないドラマチックな展開がとにかく多い! ミラクルを起こすチームなので、球場へ応援に行ったら最後まで席を立つことができません。そこが大きな魅力ですね!

ドラマのような試合を見せてくれるベイスターズとともに、シーズンと連動したショートドラマの予想不可能な展開を〝ベイファン〟ならずとも、ぜひチェックしてみてほしい!

【ショートドラマの補足情報】
『神様、おねがい』の公開頻度は2週間に1作品程度の予定。企画・脚本は、数々の広告キャンペーンを手がけ、2023年のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)の共同脚本を務めたクリエイティブ・ディレクターの高崎卓馬氏が担当。主題歌は、日本のみならず海外のロックファンの心を掴んでいるLucie,Too(ルーシー・トゥー)。代表曲「Lucky」は約500万再生を記録し、アジアやヨーロッパの海外フェスにも多数出演している。

【配信先】
球団公式TikTok
球団公式YouTube
ほか

取材・文・撮影/田尻健二郎

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